会津駒ケ岳山開き(R6.7.6)

昨日は午前4時に起床して、洗面を済ませ、準備してきた菓子パンと栄養ゼリー で軽めの食事を取りました。
身支度をして5時過ぎに階下に降りて清算を済ませます。
流石に登山者の利用の多い民宿だけあって、前夜の説明では朝食は5時半から可能ということでしたが、私は早めに出発したかったのでお弁当にしてもらいました。

5時15分発で、宿の女将さん運転の車で滝沢登山口直下まで送ってもらいます。
短い時間でしたが、ちょっとお話させていただきました。
駒ヶ岳のお客さんのピークは梅雨明けからお盆までの高山植物開花最盛期と秋の紅葉期ということです。
また、下山して荷物を取りに寄ったら温泉の割引券(半額になる)を販売しているので、バスの時間を見て利用できるようだったら利用してくださいとのことでした。
さらには下山時のショートカットルートも丁寧に教えてもらいました。

さあ、女将さんにお礼を言って出発です。
まずはこちらの階段下で村のスタッフが登って来るのを待ちます。
5時40分過ぎにはスタッフが到着し、記念バッジとミニ赤飯の配布が始まります。

バッジは別稿で紹介記事を書きます。お赤飯は一昨年より小振りになったような…(^^)/。

過去2回の経験から序盤オーバーペースにならないことが、元気に下山するためのポイントであると会得したので、スロースタートします。
最初の登りが特にきついんですよね…。

ブナの新緑が素晴らしい。

まずまずのペースで水場到着です。コンディションも良好です。

辺りはうっそうとした森です。この辺は私の好きな場所なんです。

水場からは傾斜はさほどでもなくなりますが、登りが続きます。

アカモノ登場

ガスに巻かれた山も絵になります。

マイヅルソウ

ツマトリソウ

アカモノ

マイヅルソウ

ゴゼンタチバナ

イワカガミ

霧でフィルターが曇っていますがご容赦を。

まったく展望が得られません。

展望デッキも御覧のとおり。

この辺りは木道が新しくなっています。

池塘とワタスゲ

カエルが鳴いています。

ササラドウダンツツジ

ワタスゲ

イワイチョウ

同じく。

味のある文字のメッセージ板

ワタスゲ

駒の小屋到着
ガスガスで晴れる気配はない…。

トイレをお借りしました。協力金を払いましょう。

キリンテへと続く道も一度歩いてみたい。

駒ノ大池から駒の小屋を振り返る。
かろうじて小屋が見えています。

待ってました。ハクサンコザクラ。

チングルマ

イワイチョウ

ハクサンコザクラ

ミツバオウレン

イワカガミ

中門岳へのトラバースルートから駒ヶ岳山頂への分岐点にザックをデポして空身で山頂に向かいます。

山頂手前にはシャクナゲが…。

会津駒ケ岳山頂到着です。
残念ですが視界ゼロ。
居合わせた方にスマホカメラで写真を撮ってもらってさっさと下山します。
帰りは中門岳へ向かう道を途中まで辿ります。

シャクナゲです。
ハクサンシャクナゲかアズマシャクナゲか私には判別しかねます。

蕾もあるのでしばらく楽しめそうですね。

ワタスゲの群生

それにしても濃いガスです。

イワイチョウが今は一番の盛りでしょうか?

ザックデポ地点まで戻ってきました。
この視界です。中門岳ピストンはあっけなく中止しました。

チングルマ

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラの群生

駒ノ大池近くには小さな雪渓が残ります。

駒の小屋下のベンチは満員御礼中でしたので、そのまま下山することにします。

ガスも雰囲気があります。

サラサドウダンツツジ

こちらもフィルターが曇っていますね…。

ガスは濃くなるばかり…。

ゴゼンタチバナ

マイヅルソウとのコラボ

気になる樹

サンカヨウの葉っぱかな?

マイヅルソウの小群落

ギンリョウソウ

標高が下がると多少視界が広がってきます。

水場で最後の休憩。
ハッカ水の虫除けを首回りと腕にスプレーし、足攣り予防の漢方薬を飲みます。
もちろん水分補給も…。

ブナの巨木を見上げる…。

ハナニガナ
朝は気が付きませんでしたが、結構咲いています。

ブナの幹にナイフで悪戯をした下手人たちはこれを見て何を思うのでしょうか…。

さあもう一息…。

階段です。

ここまで来れば無事下山と言ってもいいかと…。

今朝はこちらで車を降りました。

女将さんに教えてもらったショートカットルートで下りてきました。

国道手前の公衆トイレの水道で靴の汚れを落とします。
写真は撮りませんでしたが、ブラシまで用意されています。

民宿「こまどり」に帰還しました。
声をかけても応答がないのでとりあえず玄関先のベンチで今朝準備してもらったお弁当をいただきます。

この大きなおにぎりを1個頬張ったらお腹一杯になりました。

そうこうするうちにご主人(女将さんの息子さん?)が軽トラで帰ってきました。
預けていた荷物を受け取り、入浴券を400円で購入します。
その後お礼を言って「こまどり」を後にして、アルザ尾瀬の郷に徒歩で向かいます。
歩いても10分もかからないのですが、後ろからご主人の軽トラが追いかけてきて、下の写真の温泉まで送っていただきました。
重ね重ねありがとうございます。

入浴後はこちらの案内所を見学した後、「山人家(やもーどや)」でお土産を買いソフトクリームでクールダウンしてバスの到着を待ちます。

13時34分のバスに乗ります。が…バスが来たのは13時40分くらいでした。

バス料金は1.770円でした。

こちらの駅は有人駅です。
北千住までの特急券と乗車券を購入します。

長閑な山間の駅です。ホッとする気持ちになるのは何故でしょうか?

こちらの列車に乗車して、北千住着が8分程度遅れたものの当初の予定時間よりかなり早く帰宅することができました。

こうして会津駒ケ岳の3回目の山開き登山は無事に終了です。
それなりに高山植物も見ることができたので良かったのですが、やはり池塘や高山植物は青空の下でこそ一層輝くものだと思います。

来年こそは駒の小屋泊まりで高気圧をうまく捉まえて、高山植物鑑賞を目的に登ってみたいものだと思います。

次回の山行は8月上旬に仙丈小屋に一泊しての45年ぶりの仙丈ケ岳を予定しています。藪沢カールで多くの高山植物に出会うのが目的です。

※ 今日のヤマレコの記録

会津駒ケ岳山開き・前泊編(R6.7.5)

一昨日から一泊で会津駒ケ岳の山開きに行ってきました。
この山開きには2021年(その時の記録はこちら)、2022年(その時の記録はこちら)と連続で参加していたのですが、昨年は悪天候のためキャンセルしました。
ですので今回は二年ぶり三回目の参加ということになります。

さて、一泊と言っても宿は桧枝岐村の駒ヶ岳登山口バス停直近にある民宿「こまどり」にしましたので、初日は列車とバスで移動するだけの行程です。
過去二回は東武の尾瀬夜行で終点・会津高原尾瀬口駅まで行き、これに接続する臨時バスを利用していましたので結構ハードスケジュールでした。
暑くなり始める今のシーズンの睡眠不足は登山の大敵なので、今回は登山口で一泊する無理のない行程にしたわけです。

所用で東京に行く細君と一緒に北千住まで常磐線で行き11時12分発の特急リバティ会津119号に乗り換えます。

お昼は細君に作ってもらったおにぎりを車内でいただきました。ご馳走様です。

新藤原を通過して野岩鉄道の区間に入ると車掌氏が検札に来たので乗車券を買い求めます。北千住ではSuicaで入場したのですが、新藤原までの区間の運賃は精算表をもらって後刻東武の駅で清算処理することになります。
(帰りに北千住で清算しましたがスムースに処理できました。)

会津高原尾瀬口駅着です。
こちらの駅を利用するのは三度目です。
「憩いの家」という駅舎から続く連絡階段を降りたところにある土産物店で事前に切符を買っておくと面倒がありません。

約70分のバス旅で「駒ヶ岳登山口」到着です。

バス停から国道を100mほど戻った左手に「こまどり」さんがありました。

部屋はこんな感じです。ほとんど見ませんでしたがTVもあります。
ただ、エアコンはありませんのでご注意を…。
私は窓をずっと全開にしていましたが、夜半にちょっと寒くなって三分の二ほど閉めました。
(翌日知ったのですが、女将さんの話では夜半に結構な雨が降ったそうです。全く気が付きませんでした。)

本当に宿の目の前を国道が走っています。

16時から一番風呂をいただいて、18時から夕食です。
素朴な料理ですが美味しくいただきました。

岩魚です。

ビールをいただきます。
お酒に弱い私は充分酔いました。

この天ぷらの一番上に載っているのは「サンショウウオ」です。
サンショウウオを食べるのは大学時代に朝日連峰のイリソウカ沢を遡行した時以来です。もっともその時は生で飲み込みましたが…(‘_’)。

食後はすることもなく、うつらうつらして、9時には消灯しました。
明日は霧で時折にわか雨との予報になっていますが、どうでしょうか…。

平標山と仙ノ倉山に登る(R6.6.7~6.8)

昨年に続いて今年も平標山にフラワートレッキングに行ってきました。(昨年の記録はこちら。)
昨年は平標山の家の予約を取りそこなったので、今年は是非と思っていたのですが、気が付いた時には既に希望日のすべてが予約で埋まっていました。
そこで今年は毎日アルペン号を利用することにしました。アルペン号の利用は一昨年の北八ヶ岳以来です。
夜行バスはできれば避けたいところではありますが、マイカー以外で一番早い時間に登山口に到着でき、直ちに登山を開始できるというのは大きなメリットだと思います。
また、帰りも同じバス利用なので、帰路に立ち寄る温泉の入浴セット等はバスに置いておけるというのも有難いですね。

前日は仕事を終えて一度帰宅してから、夕食入浴を済ませて、集合場所である竹橋に向かいました。
今日の催行は、尾瀬の御池行きと平標山登山口行きの二本だけです。

我々のバスは中型バスで、竹橋で16人、新宿で12人乗車しました。
幸運なことに私の座席の隣は空席で、往復のバス旅を比較的快適に過ごすことができました。

定刻どおり竹橋を出発し、平標山登山口に到着したのは予定時間より15分早い午前3時45分でした。
出発前に第一駐車場のトイレに立ち寄りましたが、駐車場は既に満車なんじゃないかというくらいの状況です。
皆さん前夜に到着して車中泊されているんでしょうか…。

トイレはチップ式です。大変奇麗で快適です。

準備をして午前4時過ぎには松手山コースで登山開始です。
この登りは昨年と同じコースなので、大体勝手がわかっているので安心です。

のっけから急登ですが、帰りのバスが14時発なので時間はたっぷりあります。
ゆっくりペースを心掛けて登ります(というかゆっくりでしか登れない(‘_’))。
山ツツジが一輪開花しています。

タニウツギですね。

見えている送電鉄塔が4合目です。とりあえずあそこまでは急登が続きます。

まったく私の私見なんですが、今年はツツジ類は下界でも裏年のような気がします。

去年は6月18日に登りましたが、タニウツギは既に満開でした。今年は温かいので花のシーズンも早いかと思って、少し早めに計画したのですが、開花時期は結局昨年と同じタイミングなのかもしれません。

こちらの花は…。調査します。ミツバツチグリでしょうか?

コース中唯一のハシゴです。

蕾と花のコラボ

時間が早いせいか4合目で休憩されている方は一人しかいませんでした。
私は休憩することなく通過しました。

チゴユリですね。

ミヤマニガイチゴ

天気は良好です。
体調は悪くないのですが、右足付け根にやや違和感があります。ゆっくり行きましょう。

序盤の主役はタニウツギですね。

マイヅルソウ

マイヅルソウとアカモノのコラボ

漸く日が射してきました。
ちなみに今日の出で立ちは、マウンテンハードウエアのパンツ、ファイントラックのドライレイヤーと同じくハーフスリーブのベースレイヤーの重ね着+ファイントラックのアームカバーです。
気温が低いせいか、滝汗にはなりませんが、それでも汗で眼鏡が曇る感じです。

オオカメノキ?ノリウツギ?

イワカガミ

松手山到着です。出発から1時間41分、まずまずのペースです。

こちらもミヤマニガイチゴでしょうか…。

アカモノです。

イワカガミです。

イワカガミとマイヅルソウ、そしてミツバオウレンです。

ミツバオウレン、気品がありますね🌝

イワカガミの群落です。

これは何だっけなあ…。

天気は上々です。良かった。

イワカガミは沢山咲いています。

アカモノ

苗場山が見えています。
花のシーズンか草紅葉のシーズンに是非行ってみたい。

7合目です。
結構疲れてます。
それでも去年よりはイイかなと。

イワカガミ

思い出しました。ツマトリソウです。

こちらは…。どなたかご教示を…。

アカモノ

この木段道を越えて行けば…。

ヨツバシオガマ

近いようで遠い山頂

私の好みの稜線です。

9合目到着。最後の踏ん張り。

本日初のハクサンイチゲ。平標山のこの時期の主役です。

規模は小さいですがなかなかのお花畑です。

こちらは…。ミヤマキンバイでしょうか?

黄色い花が一杯…。ミヤマキンバイ?

さあラストです。

一輪だけぽつんと

山頂到着です。
山の家が見えています。

せっかくなので居合わせた同じアルペン号組の方にシャッターをお願いしました。
おや、腹回りが成長したような…。

さて、昨年は人の多さに辟易してカットした仙ノ倉山ですが、今日は向かうことにします。
真ん中のピークですね。

シャクナゲが目を惹きますが、ちょっと遅かったかもです。

可憐なハクサンコザクラ

ハクサンイチゲもまだまだこれからといったところでしょうか…。来週末くらいが見頃かも。

お花畑です。

ミヤマキンバイ

いい雰囲気です。

ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲそしてミヤマキンバイ

ハクサンイチゲ

今年は会津駒の山開きに行くつもりなので、あちらでも見られるでしょうか…ハクサンコザクラ

何だかフレッシュな感じがします。

アップ

こちらはミヤマキンバイ

以下は解説省略🌝

お花畑のベンチにザックをデポして、撥水パーカーとコカ・コーラとカメラとスマホと財布だけ持って仙ノ倉ピストンに向かいます。

シャクナゲは一週間ほど早いとちょうど最盛だったかもしれません。

平標山を振り返ります。お花畑のベンチで留守番中のザックがお判りでしょうか…。

シャクナゲです。そういえば祖父が好きでした。

左から二番目のピークが仙ノ倉山です。結構遠く感じます。

ちょっとフィルターが汚れてるかな…。

山頂到着です。人は数人程度と少ない。
仙ノ倉山には2012年の秋に一度登っています。(その時の記録はこちら。)

主脈縦走路は若い時からの懸案なんですが…行けるかなあ(‘_’)
正面は一ノ倉岳でしょうか?

今日は谷川岳にも大勢登ってるでしょうね…。正面奥の双耳峰が谷川岳です。

アップダウンの激しい縦走路です。
このなかなかの面構えのピークはエビス大黒の頭ですね。

さて戻りましょう。右から二番目の三角形のピークが平標山です。

縦走路にもところどころにハクサンイチゲが咲いています。

目の前のピークは「前仙ノ倉山」です。

帰路にこの小さなプレートを見つけて山名が判明しました。

だんだん人が増えてきました。
アルペン号の早着き早立ち正解です。

空身で来て良かった(^^)/

シャクナゲですが、たいぶ茶色に変色してます。

ミツバオウレンでしょうか。

雪渓は何月くらいまで残るんでしょう…。

なかなか見事ですね。

シャクナゲと平標山

ちょっと残念

ミツバオウレン

ミヤマキンバイ

シャクナゲ、遠目だとまだいけますね…。

ハクサンコザクラとミツバオウレン

ミヤマキンバイ

ベンチで行動食をとり、ザックを背負って平標山山頂まで写真を撮りつつ登ります。

目に染みるような黄色

イワカガミ

戻ってきた平標山頂は大賑わい。

さあ山の家まで下りてお昼ご飯にしましょう。

ショウジョウバカマ

主稜線を行き交う人々をズーム

仙ノ倉方面のたおやかな尾根を仰ぎ見ます。

左から二番目のピークが仙ノ倉山です。

シャクナゲ 比較的キレイ

この階段は登りはもとより下りもきつい。

山の家に泊まれば三国峠方面の花探しもできそうですね。

だいぶ近づいてきました。

山頂から山の家までにはイワカガミが多い。

タテヤマリンドウ

ワタスゲが…。

イワカガミ一杯(^^♪

山の家到着。立ち寄りは三回目です。

カップラーメンでお昼にしました。
今日はちよっと右足に違和感を感じていたのですが、食後に立ち上がろうとした時に思いもよらずに反対の左足モモの内側が攣りかかりました(‘_’)
直ちに「ツラレス」という足攣り予防の漢方薬を服用しました。
薬の効能か以降の行動にはまったく影響なしです。良かった(^^)/

平標の鐘 鳴らす人もいましたが、なかなか高めの良い音がします。

左のピークが平標山です。

こちらは仙ノ倉方面

下りてくる人、これから登る人が行き交います。

この白い花はミヤマニガイチゴでしょうか…。

さて、名残惜しいですが下山しますかね。

この登山道 なかなか単調なんです(‘_’)

ということで途中写真を撮ることもなく林道まで下りてきました。

これまた単調な林道歩きが続きます。

見えているゲートを過ぎると、別荘地を避けて沢沿いの山道に下ります。

出発点に戻りました。

時刻は12時半です。
バスはおそらく13時半位に来るんじゃないかと思われるので、第一駐車場に出ていたこちらのお店でレモネードをいただきました。
疲れた体に沁みわたるようで美味しかった。
下山してきた登山者で賑わっていました。

バスは13時半前にやってきました。
予定時刻の14時ちょうどに出発し、猿ヶ京温泉まんてん星の湯に立ち寄って入浴タイムです。
さっぱりしました。

帰りの新宿帰着予定は19時半でしたが、土曜日ですから当然渋滞に捕まるだろうなと思っていました。
ところがどういうわけか、ほとんど渋滞は発生しておらず予定時刻より小一時間早く新宿に到着し、同乗の皆さんも大喜びです。
その後も電車を一度乗り換えて茨城県南の自宅まで順調に帰ることができました。

こうしてやや強行軍でもある毎日アルペン号利用の平標山フラワートレッキングは無事に終了しました。
稜線部のハクサンイチゲやハクサンコザクラの開花状況は五分から七分咲きくらいで、一週間ほど最盛期には早かったかなと…。
来年は是非とも平標山の家に泊まって思う存分花達の写真撮影をしてみたいと改めて思いました。

また、この一年で増えた体重はそのまま登山活動の負荷増になっていることを実感した一日でもありました。
コンスタントにトレーニングして次回の会津駒ケ岳山開きに備えるつもりです。

今回は平標山の家で手ぬぐいを記念に購入しました。
濃紺のシンプルなデザインですが大事に使いたいなと…。

※ヤマレコの記録

つくし湖から筑波山に登る

今日は筑波山に登ってきました。
ただ、いつもの筑波山登山とは異なり、今日はトレーニング目的です。
日帰り登山用の装備を入れたザックにプラティパスに入れた水4.5ℓをプラスして、計測はしていませんがザックの重量は10㎏超だったかと…。

何故そんなことを思い立ったかというと、次の週末に夜行日帰りで谷川連峰の平標山に登るのでそのためのトレーニング目的なんです。
何せ昨年夏に至仏山に登った以降、そこそこの荷物を背負った山歩きをしていないもんですから(‘_’)。

というわけで今日は5時前に自宅を出発し、筑波山西麓のつくし湖無料駐車場に向かいました。
下の写真はつくば市内で信号待ちの時に撮影した筑波山です。

こちらはつくし湖畔の無料駐車場です。
まだ6時前なのにそこそこの埋まり具合です。

登山靴に履き替えて出発です。

薬王院下の林道に出ました。

薬王院です。

安全登山の祈願をします。
今日はfoxfire製のウール混の半袖シャツを着用してますが、既に汗をかいています。

朝日が射し込んできました。美しい。

薬王院コース名物の階段登りです。
ここの登りでその日の体調がわかります。
今日は水を余計に背負っているのでいつも以上にきつい(‘_’)。

もうすぐ階段道も終了です。
バテ気味(‘_’)。

美しい樹です。

男体山頂には出発から約2時間で到着です。
ガスに巻かれてしまって眺望は無しです。

男体山頂から御幸ヶ原に下り立ち、山頂を振り返ります。

早出のハイカーがちらほらといった感じです。

女体山頂下です。

女体山神社御本殿に参拝

山頂です。
クリアーな眺望は得られません。

下りは筑波高原キャンプ場を経由します。
緑濃い登山道

防火帯の登山道。春にはカタクリで一杯になります。

コアジサイ

コゴメウツギ

コアジサイ
色が美しい。

コアジサイの群落

キャンプ場まで下りてきました。

コアジサイ

女の川の立入規制看板も無くなったままです。

ヒメウツギ

ニガナ

タツナミソウ

伐採地から見下ろす八郷盆地

スイカズラ

昨日温帯低気圧に変わった台風一号の影響か、水量豊富な男の川

ヒメウツギ

薬王院分岐まで戻ってきました。

朝露に濡れるシダは美しいですね。
この後、濡れた岩に足を取られて派手に転びました。
左下肢を打撲しましたが歩くのに支障はありません。

無事に?出発点のつくし湖畔の無料駐車場に帰還しました。

今日は4時間半の短い時間でしたが、トレーニングの目的は果たせたのではないかと思います。
登りの階段道は流石にキツカッタですが、その後は割と調子よく歩けました。

初夏の山野草のいくつかにも出会うことができ満足です。

さて平標山はバテずに登れるでしょうか?

※今日のヤマレコの記録

宝篋山に登る

今日は細君が東京での友人達との集まりに出席するので、最寄り駅までの送迎任務を仰せつかりました。
そこでその隙間時間を利用して、今年二回目の宝篋山に登ってきました。

宝篋山麓の小田に到着したのは10時前でした。上々の天気です。
小田休憩所の駐車場は、この時間では経験則上到底駐車不可なので、市営小田駐車場へ向かいます。
すると何とこちらも満車です。
「うーん困った」こんなことは初めてです。
一度は山口コースの取り付きにある、つくば体育館の駐車場に転進しようかとも思いましたが、「そうだ、小田城の資料館の駐車場なら空いているんじゃない?」と思いつき、転進してみるとやはり空いていました。
こちらは正式には「小田城跡歴史ひろば案内所」という施設になっています。
付帯設備として駐車場が整備されています。
私は舗装されている駐車スペースに停めさせてもらいましたが、道路を挟んだ反対側には「臨時駐車場」も用意されていました。下の写真は臨時駐車場のものです。
ただ、いずれも「小田城跡歴史ひろば」来場者向けの駐車場ですので停める場所等は配慮しなければなりませんね…。

さて出発です。
市営小田駐車場前を通過します。

ぎっしりですね(‘_’)。

小田十字路を渡り

小田休憩所の駐車場を通過します。こちらもぎっしりです。

山肌は緑一色になっています。季節の移ろいは早い…。

ニワゼキショウです。

田植えも済んでいますね。

下りてきた人が駐車場に向かっています。

ノアザミです。

極楽寺コースは序盤沢筋を辿るので涼やかに感じます。
こちらは白滝ですね。

シダの写真を撮ってみました。

オオタツナミソウです。

クサイチゴでしょうか?

常願寺コースの分岐です。
ここから急登になります。

グリーンのトンネルです。

山頂到着です。ちょっと汗をかきました。
ツツジが咲いていますが、もうお終いですね。

筑波山が割とクリアーに見えています。

霞ケ浦も見えます。

忍性菩薩もお変わりありませんね。

宝篋印塔です。

今日は手を合わせてお参りしました。

方位盤のところでエネルギーを補給します。

ニガナです。

小田城コース・下浅間神社のところの日陰のベンチでランチタイムにしました。
日陰は涼しく、時折抜ける風が気持ちいい。
お湯が沸くまでの間、魚肉ソーセージをかじりました。

ファミマオリジナルですが、なかなかイケました。

スカイツリーはちょっと見えませんね。

堂平を通過します。ほんとに平らなんです。この辺りは…。

八幡様のところで国道に出て、駐車場を目指します。

この道を歩いて小田休憩所に戻るのもいいかもしれません。ただし、小田休憩所の駐車場を起点にした場合に限りますけど…。

間もなく「歴史ひろば案内所」です。振り返ると宝篋山が「ご苦労さん」と言ってくれているような…。

「歴史ひろば」案内所駐車場に帰還しました。
こちらの五輪塔は私の背丈よりもデカい。
鎌倉時代の墓石だと思うのですが、どなたのものなのか…。

こちらは旧筑波鉄道・常陸小田駅のホームです。
茶色の建物が「案内所」の建物です。
そして舗装道路はかつてレールが引かれていた場所で、現在は「つくばりんりんロード」になっています。
私も自転車にはまっていた時期には何度も走りました。特に春の桜のシーズンが素晴らしいんです。

さて、本日のショートハイクもこれにて終了です。
宝篋山は標高460.7mの低山です。ベストシーズンは秋から初夏までで、7月から9月までは私の中ではオフシーズンとなります。
したがって次回の訪問はおそらく10月以降になろうかと思います。

しかし、アクセス良好で本当に良い山です(^^♪。

※今日のヤマレコの記録です。
アップデートがあったようで(前回の上高地二日目は、android版のアップデートに障害が発生したために、ログが取れなかった模様です。)音声案内が懇切丁寧になりました。

上高地遊山②(R6.5.18)

二日目の朝です。
5時半にホテルの玄関がオープンになるので、5時半過ぎにカメラ片手に河童橋まで行ってみました。(細君は留守番です。)
冷え込みが予想されたので持参のフリースを着込んでいます。
それでも寒いくらいです。

空は快晴で雲一つなく、河童橋から仰ぐ穂高連峰も御覧のとおりです。

最高です。

西穂も…。

これぞ上高地です。

振り返れば焼岳も…。

この時間の河童橋にいる人達は周辺の宿泊者と始発のシャトルバス利用者でしょうか…。

この景観を堪能できるのは宿泊者の特権ですね(^^♪。

ホテルに戻ります。

我々は3階に宿泊しました。

7時からの朝食をお腹一杯頂いて清算を先に済ませて部屋に戻ります。

その後パッキングをしてフロントに荷物を預けてチェックアウトしました。
再び河童橋です。
絵はがきのようです。

まだ8時だというのに結構な人出です。
我々はバスターミナルから大正池まで8時15分発のシャトルバスで移動して、大正池からホテルまでハイキングで戻る予定です。

大正池です。
既にこの人出です(‘_’)

ただ、天気が抜群なだけに景観が素晴らしい。

焼岳のビューポイントで…。

惚れ惚れします。

原宿並みの人出です。

田代湿原です。素晴らしい。文句なし。

田代池です。今朝は霞沢岳も霧氷はありません。

チェアーを持ち込んでゆっくり過ごしたい(^^♪

田代湿原に戻ります。

初めて訪れた人は何を思ったのでしょう…。

ニリンソウ発見です。
開花しています。

今日は梓川コースで田代橋に向かいます。

色鮮やか‼

ホテルに戻って預けていたザックを受け取って河童橋の白樺荘と五千尺ホテルの売店で細君が土産物を調達している間、私は五千尺ホテル売店前のベンチで留守番します。

人だらけだ(‘_’)

直射日光下では何と30℃あります。

買い物を済ませた細君と合流し、いよいよ上高地ともお別れです。
「また来よう」

バスターミナル発10時45分のシャトルバスで「さわんど大橋」まで帰還しました。

かくして今回の「上高地遊山」も無事に終了です。

今回は穂高の景観と可憐なニリンソウの姿に恵まれて思い出深い二日間にすることができました。

今年中にあと一度くらい出かけられるでしょうか…?

※ 今回のヤマレコの記録(android版の不具合で二日目のログは無し)

上高地遊山①(R6.5.17)

松本市内で前泊した我々はホテルで朝食を済ませて7時半過ぎには沢渡駐車場に向けて出発しました。
昨夜はゴーゴーという風の音がしていましたが、今日も強めの風か吹いています。

駐車場はいつもの「ひぐちドライブイン」さんを利用します。
さわんど大橋9時03分発のバスに乗車します。
バスはほぼ満席でした。

毎度おなじみの「ひぐちドライブイン」さんです。

当初は終点のパスターミナルまで乗車して徳沢までピストンするつもりだったのですが、大正池で下車しました。この時点で徳沢行は見送りです(^^)/。

大正池池畔に降り立ちます。
焼岳の山頂は雲の中ですね…。
日本人よりも外国人観光客の方が多い感じです。

穂高も見えそうで見えない。

これはこれで趣があります。

この辺も私の好きなポイントです。

カモのつがいが仲良く餌をついばんでいます。

両岸のケショウヤナギの新緑が素晴らしい。

水の美しさに感動です。

田代湿原に向かいます。
平日というのに何と人が多いことか…。

田代湿原に到着です。
穂高はやはりまだ雲に巻かれています。

前穂から吊尾根は何とか見えている感じです。

こちらは田代池です。
ずっと居たくなる場所です。
この奥まで船を浮かべて行ってみたいと思うのは私だけでしょうか…。

霞沢岳は霧氷でしょうか…白くお化粧しています。

イワナ君が遊泳中です。

結構な白さです。

今日は林間コースを通って田代橋に向かいます。
ツキノワグマの生息エリアといった感じです。

本日初めてのニリンソウです。
まだ、お眠ですね☺。

梓川コースと合流です。

雪解けの今の時期は水量豊富です。

田代橋から穂高連峰を仰ぎます。だいぶ雲が取れました。

まさに山岳リゾート地ですね。

こちらの新芽は何でしょうか…?

ちよっとアップしてみました。

左から六百山、三本槍、霞沢岳です。

オーッ! 前穂と明神はくっきり。

久々に背負う50ℓザックはそこそこ重い(‘_’)

ウエストンレリーフ。

ここもクマ君が好きな場所のようです。

六百山を見上げます。

新緑の遊歩道を歩きます。
ウグイスがうるさいくらいに囀っています。
顔が見えませんが姿を捉えました。

さて今宵の宿泊地「上高地アルペンホテル」に到着です。
松本市営のホテルで、今回が初めての利用になります。

瀟洒な佇まいです。

ホテルに荷物を預けるためにフロントにて宿帳の記載をします。
すると対応してくれた女性スタッフが住所地の記載を見て「茨城のR市ですか?私も日立市の出身なんです。」と…。
春から秋までこちらのホテルで働いておられるそうです。
茨城県や日立市の話ですっかり盛り上がりました。旅先での出会いは本当に不思議ですね…。それが旅の魅力かもしれません。

その後、荷物をまとめてサブザックに必要品をパッキングして明神までのハイキングに出発しました。
こちらは河童橋付近からの穂高連峰の眺め…。また雲がかかってしまいました。

それでも上高地らしい景観です。

スミレが咲いています。オオタチツボスミレでしょうか?

このブログではおなじみのイチイの巨木です。

風の影響はほとんどありません。
なんて素晴らしい雰囲気でしょう…。

岳沢湿原のウッドデッキに到着です。
細君はここが上高地で一番好きな場所だそうです。

六百山はここから見るのが一番スタイリッシュかもしれません。

キラキラした水面が美しい。

六百山の反対側の明神と穂高の眺望です。

こちらの芽は何でしょうか?

いつも思うのですが、亡き父母を一度でいいから連れてきたかったと…。

言葉は要りませんね。

新緑が目に沁みます。

イワナ君たちにとっても天国なんでしょうね…。

コケが可愛らしい。「アラハヒツジゴケ」ですかね…。

頭上には若葉が…。

河童橋から明神の間のトレイルは流石に人も減り、なかなか良い雰囲気です。

振り返ると焼岳が見えています。雲が取れましたね。

体が緑に染まっていくようです。

コケ君再び(^^♪。
コケの名前は難しい。

ニリンソウ

イイ感じです。

明神は近い。

明神・奥穂高神社に到着です。

まずは嘉門次小屋で食事を取ります。

細君はおでんを…。

私はざるそばを…。

そして嘉門次小屋名物「岩魚の塩焼き」をいただきます。
私の知る限り、ここの岩魚の塩焼きがナンバーワンです。

明神池を参観します。

明神岳がクリアーにそそり立っています。

訪れるたびに違う表情を見せてくれます。

カモ君が泳いでいるのがお判りでしょうか…。

グリーンの味わいが何とも言えない。

こちらは二之池です。

細君も岩に上がって一休み。

参拝を終えて梓川の左岸に渡ります。

明神橋を渡って振り返る明神岳

橋から明神館まではニリンソウの群落が続きます。

ちょうど良いタイミングだったかもしれません。
今日前半の写真はPENTAX・K70にタムロンの17~50mmズームの組み合わせで撮影しています。

明神館でカメラのレンズをマクロレンズに交換。

徳沢まで行くにはちょっと時間的余裕がないので、徳本峠の分岐までニリンソウ見物に行くことにします。

今回マクロ撮影用に一脚を準備していたのですが、見事に忘れてきました。

コケもマクロレンズで…。

こちらはシロバナエンレイソウですかね。

去年は「サンカヨウ」をたくさん見かけたのですが、今日はさっぱり。
もっとも明神と徳沢の間に多く自生しているようです。

徳本峠の分岐まで足を延ばしました。

スミレちゃん。タチツボスミレですね。

ニリンソウ

細君はグリーンのニリンソウを探しています。

新緑を愛でつつ明神館まで戻ります。

徳沢まで行かずとも十分楽しめます。

グリーンのニリンソウ発見です。「原始ニリンソウ」と言うそうです。

明神館からは梓川左岸の遊歩道で河童橋まで戻ります。
明神からもところどころにニリンソウの群生が見られます。

見えているのは蝶ヶ岳でしょうか…。

明神岳も大迫力。

こちらは西穂の稜線でしょうか…。

大袈裟に言うと命の躍動を感じます。

この小さな花は…

「コミヤマカタバミ」です。

こちらは綺麗に撮れました。

子ザル君が新芽を夢中で食べていました。

小梨平まで戻ってきました。

キャンプ場から見上げる奥穂高の稜線。

こちらは西穂の稜線です。

小梨平キャンプ場に一週間も連泊するキャンパーの気持ちがわかるような気がします。

こちらは…調査中です。「ハクサンハタザオ」でしょうか?

コナシの樹には蕾がたくさんついていました。

キジムシロ

清水川の清流

芸術作品のよう(^^♪

ムシカリ

今回もやはり「来てよかった」と思えて何より。

ホテルに帰る前にこちらでコーヒーブレイク

名物アップルパイを細君とシェアします。

こちらの窓側のカウンター席からは居ながらにして穂高連峰を望めます。

その後河童橋を渡って無事にホテルに帰還しました。

冒頭でも書いたように当初は徳沢まで行くつもりでしたが、病み上がりということもあり明神までの無理のないコース取りにしたことで、時間的にも余裕ができて写真撮影も十分に楽しめました。

ホテルにチェックイン後はまずは入浴です。
そして18時からお待ちかねの夕食となりました。

細君は信州牛のしゃぶしゃぶが一番美味しかったそうです。

最後に鰆の焼き物でご飯をいただきます。

そしてデザートわらび餅です。

満腹です。ご馳走様でした。
一階ホールはこんな感じです。

フロントです。

お洒落な雰囲気が漂っています。

明日は8時台のバスで大正池まで行き、朝の大正池と田代池を楽しんでホテルに戻るつもりです。

筑波山・お中道一周+α

四月になってからまだ山歩きをしていないので、手近な筑波山のお中道(私の勝手な命名)を一周してきました(前回の記録はこちら)。
ただ、折しもニリンソウとカタクリの開花時期なので途中これらの群生地に寄り道します。
そのため表題に「+α」を付けました(^^♪。
(コースはヤマレコの記録を参照してください。)

自宅を5時20分に出発し、つくば市営第三駐車場には一時間余りで到着しました。
駐車場は2割程度の埋まり具合です。
身支度をして同所を6時32分に出発しました。

駐車場からは筑波山の中腹を時計回りで歩き始めます。
最初につくば梅林に向かったのですが、カメラとSDカードの相性が悪く、まったく写真が記録されていませんでした。

写真は林道途中からのものになります。

これは何でしょうか…要調査です。
どうやら「キブシ」のようです。

シロバナノヘビイチゴです。

山桜ですね。

こちらも要調査かと…。
「ニワトコ(接骨木)」のようです。へんちくりんな名前です。

こちらが歩いている林道の正式名称です。

みかん園付近の分岐です。直進すると薬王院に向かいます。
私はここを右折します。

正面に男体山頂が見えます。

こちらも要調査
「クロモジ」のようです。

こちらは私の好きなポイントです。
立ち枯れの雰囲気が良いんです。

時刻は8時ですが、この気温です。カメラ寄せ過ぎてピンボケですが…。
今日は暑くなる予報です。

山桜

親切な指導標です。

薬王院コースの分岐です。

ランナーに追い抜かれました。

新芽が美しい。

先行者に追いつきました。

途中から林道鬼ヶ作線を歩いてきました。

男の川のトレイル入り口です。
数年前に筑波山神社のクレジットの入った進入禁止掲示板が設置されたのですが、今日確認するとなくなっています。
また、県の自然環境課が出していた進入禁止掲示板もなくなっていました。
そんな経緯を知ってか知らずか登っていくハイカーが見受けられます。
進入禁止措置が解除されたものと理解して良いなら嬉しいことですが…。
南面の梅林あたりから立身石近くの登山道に突き上げる古道の入口には「進入禁止」の掲示板が未だに出ていたので、解除になったというわけではないような…。何か判然としません(-_-)。

キャンプ場分岐です。

途中の伐採地からは素晴らしい展望が得られます。
山桜の咲く山肌がパッチワークのようです。
正に山笑う季節です。

女の川の進入禁止掲示板もやはりなくなっています。

でも撤去されたというか、むしり取られたようにも見受けられます。

キャンプ場に向かう林道沿いにはニリンソウが…。

キャンプ場下の水洗トイレはオープンしていました。

モミジイチゴです。

ここから登山道になります。

つつじケ丘の分岐です。
ここは一旦見送って護摩壇への登山道をニリンソウとカタクリの群生地まで進みます。

群生地到着です。

今年はカタクリの当たり年かも知れません。

素晴らしい。

今日一番のショットでしょうか…。

来てよかった。

カタクリとニリンソウは甲乙付け難いですね。

ピントが甘い…。

十分に花を楽しんで、先ほどの分岐点まで戻ってつつじが丘へ向かいます。
途中には立派な案内標識が設置されています。

沢の渡渉点がちょっとわかりにくいかもしれませんが、赤テープ等があるので周囲をよく見れば迷うことはありません。

再び林道に出ます。

要所には指導標もあります。

林道沿いにもニリンソウが…。

たんぽぽも…。

つつじが丘まであとわずかです。

到着しました。

駐車場はほぼ満車状態でしょうか…。

さてあとは「迎場コース」で下山するだけです。

無事に下山しました。

気温は20℃ほどあります。
春霞でしょうか…。
まったく遠望は利きません。

筑波山神社の大杉です。
天狗が住んでいると言われても不思議でないような巨木です。

本殿に一礼して石段を下りました。

女体山頂が見えています。

市営第三駐車場には11時前には無事に帰還しました。

お中道コース(非公式名称)はほとんどが舗装路という欠点はあるものの、なかなか楽しめる良い周回コースだと思います。
何よりも迎場コース以外は会う人もまばらで静かなハイキングが楽しめます。

また、今頃の時期はカタクリとニリンソウが楽しめるので護摩壇コースを少し登ってみることをお薦めしたいと思います。
ただ、冷え込みの強い朝等は早い時間だと花が開いていないこともあるのでタイミングの見極めも重要かと…。

次の山歩きはどうするか…。

※今日のヤマレコの記録

宝篋山に登る

今日は、東京で友人達とのランチ会に出席する細君を駅へ送り届け、その足で宝篋山に登るべく筑波山麓小田駐車場に転進しました。
高速を利用せずに行ったので結構時間がかかってしまい、駐車場に到着したのは10時50分でした。11時前には駐車場を後にします。
宝篋山に登るのは昨年の11月(その時の記録はこちら)以来です。

早朝登山の時に利用する小田休憩所の駐車場まで歩いて7~8分といったところでしょうか。

筑波山麓小田駐車場にも下の写真のように結構な台数の車が停まっています。
実は最初に小田休憩所の駐車場に向かったのですが、やはり満車でした(‘_’)。

小田休憩所に立ち寄りトイレをお借りして出発です。

宝篋山頂をズームします。快晴ですね…。

小田城コースの分岐にこんな看板が…。地元の有志が古道の整備をしているようです。

鎌倉時代の作とされる湯地蔵です。

宝篋山頂まで小一時間といったところでしょうか…。

紅梅でしょうか…。

ガマ岩(私が勝手にそう呼んでいます。)通過。

沢を流れる水量が多いような気がします。昨日の降雪の影響でしょうか…。

この時間ですと下山してくる人も多い。

明るい山道を進みます。

純平歩道の分岐を過ぎると山頂へはもうひと頑張りです。

元禄こぶしの開花時期に一度は訪れたい。

山桜の森です。

好ましい雰囲気ですね。

ここもお花見に来たいですね…。

ところどころに雪が残っています。

山頂下のトイレの広場に到着です。

山頂です。

ハンセン病の子供を背にした忍性菩薩が関東平野を見下ろされています。
毎回この像を見るたびに胸が熱くなります。

筑波山は雪がかなり残っていそうです。

今日は風が強いせいか、霞ケ浦もすっきりです。
ただ、不思議なことに山頂は比較的穏やかです。

駐車場に車が沢山停まっていた割には登山者が少ないような…。

一昨日から昨日にかけての降雪が融けて、一部ぬかるんでいます。
山頂ではザックを下ろすことなく下山します。
下山は定番の小田城コースです。

リズミカルに下っていきます。

登山道のあちこちをイノシシが掘り起こしています。

なぜ登山道の両脇を掘り起こしているんだろう…。

下浅間神社の休憩所でカップそばをいただきます。

お湯を沸かします。
この「鴨だしそば」はカップ麺らしからぬ蕎麦で結構イケました。

小田休憩所と駐車場を見下ろします。

あとはひたすら下るだけです。

牛久大仏だ‼

お地蔵様前…。

新しい前掛けですね(^^)/。

小田休憩所まで下りてきました。駐車車両がかなり減っています。

筑波山麓小田駐車場に無事帰還です。
こちらも台数が減りました。

今年に入ってから何とか月一ペースで山歩きをしています。
ただ、今回の宝篋山はいわゆるハイキングで、ちょっと登山とは違った感じですかね。
昨年は持病の坐骨神経痛が悪化してしまい、夏のメイン山行として山小屋まで予約していた「立山」の計画を泣く泣くキャンセルしました。
今年は是非とも再チャレンジしようと思っているので、月一登山は何とか続けたいところなんです。

それにしても宝篋山の人気は凄い。
私が初めて行った20年前には篠竹の密生する薮山の風情だったのが嘘のようです。
地元の方々の尽力に感謝。
ただ、一方で多くの登山者がマイカーでどっと押し寄せて地元にお金を落とすこともなく下山するとさっさと帰ってしまう。
私も含めてそれでいいんだろうかと思うこともなくはないのですが…。
せめて小田にある「TAMARIBAR」くらいにはたまに寄りたいものですね。

※今日のヤマレコの記録

御岩神社参拝と高鈴山、助川山に登る

前回山歩きに出掛けたのは1月6日の筑波山初詣登山ですから、かれこれ一ヶ月半以上山行をさぼっていることになります。
そこでこの三連休の中日の晴天に狙いをつけて、すっかりご無沙汰している日立アルプスの高鈴山と助川山に登ってこようと計画を立てました。
ただ、両山とも二度目の訪問になるので、山行にアクセントをつける意味からも、当県屈指のパワースポットである御岩神社参拝を加えることとします。

いつものように細君に駅まで送ってもらい、6時半過ぎの普通列車高萩行きに乗車しました。
日立駅では8時40分に出発する茨城交通・東河内行バスに乗りました。
御岩神社前で下車します。
私の他にもハイカーの方が7人程度降りられたのではないでしょうか。

割と最近まで「おいわじんじゃ」でなく「みいわじんじゃ」と読むんだと思い込んでいました…(‘_’)。

まだ、割と早い時間ですが、結構な人出です。
流石にパワースポット‼

降り積もった雪が樹々からきらきらと落ちる様は、なかなかの美しさです。

山門です。ちょっと深山の趣があります。

御神木の三本杉です。

これは凄い。ちょっと三本目がわかりにくいですがご容赦ください。

静謐な境内です。

こちらの御堂には仏様が祀られています。

霊峯・御岩山

本殿に参拝します。
とある宇宙飛行士が宇宙から地球を見た際に強い光を放っている場所があったそうです。調べてみると御岩神社だったと…。
パワースポットに相応しい逸話です。
※正確には光を発していたのは御岩山山頂付近の石塔だったということですが…。

「賀毗禮の峰」こそが御岩山です。
筑波山と同じで山そのものが御神体なんですね。

ところが…立入禁止看板が設置されています。表参道も同様でした。
帰宅後、御岩神社のHPを見てみると23日の降雪の影響で安全確保のため御岩山への登山道は立入禁止措置を取る旨記載されていました。
山全体が御神体で登山道も御神域の中に付けられているので、やむを得ないとは思いますが一時途方にくれました。

気を取り直して冷静に代替プランを考えます。
いい案を思いつきました。
「きららの里前」バス停までバスで戻り、向陽台の駐車場から林道に取り付き尾根筋を目指すというものです。
御岩神社前バス停まで戻ると日立駅行きのバスは5分後の9時50分です。ナイスタイミング。
こちらでバスを降車しました。前方を走っているのが乗ってきたバスです。

しばらくトンネル方向に車道を歩くと向陽台の駐車場です。
ここが登山口になります。

結構な登山者が入山している模様です。

樹々に付いた雪が美しい。

ドライフラワーに積もった雪

尾根筋に出たようです。

日立アルプスには17年前にMTBで二度ほど入山していますが、現在は乗り入れが規制されているようです。残念ですが仕方ないですね。

立派なトイレがありますが冬期使用禁止とのことです。

結構な積雪ですね。

明るい登山道を進みます。

尾根の北側は雪が多い。

青空に恵まれました。

御岩神社分岐です。こちらは立入禁止措置は取られていませんね…。

勇壮な枝ぶりの樹が目を引きます。

立派な案内標識

賀毗禮の峯が御岩山です。

御岩山到着です。なかなか好展望のピークです。
この下は岩場になっていて、東日本大震災で崩落するまではクライミングに通う人も多かったようです。

曰くありげな巨岩があります。

三角形のピークは奥久慈男体山でしょうか?

向陽台から高鈴山頂に向かう間に4人の登山者にすれ違いました。
写真奥に一人の登山者が写っているのがわかるでしょうか…。

高鈴山までもう一息です。

この林道に出会うともう山頂です。

初めて見た時にはその巨大さに肝を抜かれました。レーダー雨量観測所です。
やはりデカい。
一般開放とかしないんでしょうか…(^^♪。

山頂標識です。2回目の登頂です。

ちなみに初めて登ったのは2007年(平成19年)1月8日です。
MTBで登りました。ですので今回は17年ぶりということになります。
その時の写真がこちらです。雲ひとつない大快晴です。
山頂標識が真新しい…(^^♪。

遠望が利きますが、高い山が見えないのが残念。

ぴょこんと尖っているのが神峰山ですね。

この施設が無人というのが何となく怖い(‘_’)。

トイレをお借りして、山頂でくつろぐ皆さんをしり目に下山します。

しばらく簡易舗装の道を下ります。泥濘がないので助かります。

山頂を振り返ります。

気温は低い。

簡易舗装路から登山道へ

初めてMTBで来た時は写真正面の林道から上がってきました。

標高は下がっていますが、樹林帯にはまだ積雪が残っています。

こちらは…

金山百観音です。解説板を読むと勉強になります。

助川山が近づいてきました。

おむすび池通過

馬力神です。

助川山到着です。眺望抜群です。
高鈴山のレーダーが見えます。

こちらも前回登頂の写真を貼っておきます。私もまだ40代ですから何となく若い…(^^♪。

高鈴山をズームするとこんな感じです。

海側の眺望も素晴らしい。

山頂から下って池のほとりにベンチのある場所でランチタイムとしました。

今年初めて食べるカップラーメンです。
鳥の写真を撮影しに来られている男性にお会いしました。

奥多摩のような風情です。

海が見えると気分が高揚します。

里は梅が満開でした。

さらに高度を下げていきます。

要所要所には親切な指導標があります。

おかげさまで迷わずにJR常磐線・日立駅に到着しました。時刻は14時05分でした。

これにて本日の日帰りハイキングは終了です。
昨日の雪でなかなかのハプニングがあったものの、初訪問の御岩神社の参拝を果たし、基本当初計画に近い縦走もできたので「よし」としなければいけないかと思います。

今回は昨年の奥久慈・生瀬富士の時と同様に公共交通機関を利用しました。
とりわけ「ときわ路パス」は大人の休日俱楽部会員が購入するとわずか1,670円で大変お得です。
我が家の最寄駅から日立駅までの運賃は1,980円なので往復すると3,960円になります。
その差額実に2,290円です。
利用しない手はありませんね…。

さて次回はどこの山に行きましょうか。

※ヤマレコの記録

筑波山初詣登山(令和六年)

新春恒例(昨年の記事はこちら。)となった筑波山初詣登山に本日行ってきました。
自宅を午前5時前に出発して、途中コンビニで行動食を仕入れて、つくば市営第三駐車場に向かいます。
駐車場には6時ちょうどに到着しました。
外の気温は御覧のとおり氷点下3℃ですが、無茶苦茶寒いという感じではありません。
風がほとんどないせいかもしれません。

身支度をして出発します。
今日は一眼レフを持参したのですが、間抜けなことにSDカードを入れてくるのを忘れました。
カードが入っていないことに、中の茶屋跡四阿を過ぎてしばらくするまで気が付かないというおめでたさです(‘_’)。

さらに…今日の目的は自宅の神棚の「神宮大麻」と「筑波山神社」のお札を納めて新しいお札をいただくことにあるのですが、何と古いお札を持ってくるのをすっかり忘れました。本殿手前のお焚き上げの受付テントを通過した際に気が付きました。
いやはや…。

幸い体のコンディションはまずまずで、あまり汗をかかないように一定のペースで登りました。
男女川(みなのがわ)の解説版通過です。

水場は完全に枯れています。

ここでジャケットを脱いでザックに入れました。
今日は一本締めのシンプルなザックにお供してもらっています。

杉木立の中の急登を登ります。

この長い階段道が直角に右に曲がると御幸ヶ原まで一息です。

御幸ヶ原に到着です。

凍結個所は全くありませんでした。

男体山御本殿到着です。

秀麗な富士山が見えると心が洗われます。

アップしてみますがスマホのレンズの解像度だとこれが限界です。

伊弉諾尊に新年のご挨拶です。

山頂下のベンチでレーションとコーラで小腹を満たします。

御幸ヶ原から見る日光連山です。日光白根山は結構白くなっています。

女体山頂を目指します。

女体山頂下です。

山頂到着です。写真は撮り忘れましたが女体山神社御本殿に参拝し、伊弉冉尊に新年のご挨拶をしました。

霞ケ浦を望みます。

宝篋山を見下ろします。

山頂岩場は木製柵が設置されていて立入禁止になっています。初詣の期間の安全対策ですね…。はじめてこの柵を見た時はてっきり事故があったのかと早合点しました。

下山途中こちらに立ち寄りました。

こちらの社に参拝するのは初めてです。

この岩が屏風岩でしょうか?

この辺りのブナ林は、私の一番好きなポイントなんです。

弁慶の七戻りまで下りてきました。

弁慶茶屋跡の四阿です。

立派です。

私が「天狗の腰掛」と勝手に呼んでいる巨木です。

こちらも素晴らしい枝ぶりです。

白蛇弁天にお参りします。

迎場コース合流点まで下りてきました。
ここでトレラングループに追い越されました。

白雲橋登山口に到着です。

筑波山神社本殿に参拝し、家内安全と安全登山の祈願をします。
お札をいただきました。

これにて本日のミッションは完了です。

登りでは流石に汗をかいたものの、その他はなかなか快適に行動できました。
白雲橋コースの下山では、いつもだいたい尻餅をつくのですが、今日は登山道も岩も乾燥していてスリップすることがなかったせいか、一度もこけることがありませんでした。
これは年始早々縁起がいいかと…いや、二つも忘れ物をしていたんでは縁起が良いどころではないですね(+_+)。

今年も精力的に野外活動の記事をアップしていきたいと思いますのでお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

※ヤマレコの記録

忘年山行 八ヶ岳・硫黄岳(R5.12.29)②

昨日はトイレに一度起きたほかはよく眠れました。
湯たんぽと羽根布団と比較的温かな個室のお陰です。
シュラフにダウンパンツ、ダウンソックスまで準備してきたのですが、まったく必要ありませんでした。

さて朝食は6時スタートです。
大変美味しくいただきました。

こちらは小屋前から見た北アのモルゲンロートです。

身支度を整えて20ℓのアタックザックに最低限の装備品と食料、テルモスをパッキングして7時12分に小屋を後にします。
ゆっくりペースで歩き出します。
出発から50分でオーレン小屋に到着です。こちらは冬季閉鎖中ですね。
ここでジャケットを脱ぎました。

オーレン小屋には冬季小屋があります。

こちらのピークは「峰の松目」ですね。雪が少なそうです。

オーレン小屋を後にして、ひと頑張りすると夏沢峠到着です。
風の通り道のような気もするのですが、意外に穏やかです。

硫黄岳を仰ぎ見ます。爆裂火口が大迫力ですね。

ズームしてみました。
上の写真のお二人は峠直前に私に追いつき、私が耐風装備を着装している間に先発して行かれました。

森林限界を抜けると東西の天狗岳が姿を現してくれます。

穂高、槍、常念と続く北アの峰々。

御嶽山です。

空木岳でしょうか…。

デカいザックを背負った大学生と思しき4人パーティーとすれ違いました。
学生時代を思い出します。ただ、我々の頃はザックはキスリングで、ストックなんぞは使っている人間は皆無でした。

ケルンが近づいてきます。

山頂までもう一息ですね。

山頂到着です。

最後に登ったのは、1981年8月18日で前夜の幕営地のオーレン小屋を4時20分に出発し、硫黄のピークを5時35分に踏み、その後赤岳まで縦走して行者小屋経由で美濃戸口に下山しています。
同行者は大学の友人のO君でした。

冬期には二度登っていて、
一度目は1976年12月29日に4泊5日の高校山岳部の冬合宿の四日目に、前夜の幕営地の黒百合平を7時20分に出発し硫黄岳山頂を12時30分に踏んで赤岳鉱泉に下山して幕営、翌最終日に行者小屋経由で赤岳をピストンしてその日のうちに美濃戸口に下山しています。
この時の私は二年生の現役部員でした。

二度目は1979年12月30日に一度目と同じく4泊5日の高校山岳部の冬合宿の最終日に、前夜の幕営地の夏沢峠を7時40分に出発し硫黄岳山頂を8時40分に踏んで美濃戸口に下山しています。この時は現役の高校生を引率するOBとしての参加でした。

今回で通算四度目の登頂になります。実に42年ぶりです。
自身としてはそんなに時が経った気がしないのですが…。

1979年の暮れに登った硫黄のピークも今日と同様にピーカンでした。
ただ、北八ツも南八ツも真っ白けだった記憶があります。
今年はいかにも雪が少ない。
こちらは横岳、赤岳、阿弥陀岳のトリオです。
小粒ですが見栄えがする山容です。

硫黄岳山荘を見下ろします。
花のシーズンにゆっくり泊まってみたいものです。

阿弥陀岳の右肩には北岳が見えています。さらに甲斐駒、仙丈と続きます。

入笠山の向こうには中央アルプスの峰々が見えます。

こちらは存在感満点の御岳山です。

そして乗鞍岳です。

こちらは穂高から大キレットを挟んで槍までの眺望です。

常念から後立山へと続く峰々

再び横岳と赤岳

阿弥陀岳をアップ

赤岳をアップ
赤岳天望荘と赤岳頂上山荘が見えています。

道標に付いたエビのシッポ

山頂ケルンにはこんな案内図が設置されています。

双耳峰の鹿島槍ヶ岳が見えています。

蓼科山の頭にはちょっと雲が巻いています。その左手には白馬三山が見えています。

天狗の吊尾根にもほとんど雪がなさそうな感じです。

浅間山も真っ黒です。

蓼科山までの北八ヶ岳を一望します。

山頂ケルンに付いたエビのシッポ

それにしても良い天気です。ただ、風は強い。
ケルンの周囲はそんなに風を感じませんが、赤岩ノ頭方向にちょっと進んだだけで強い西風に吹かれます。

なかなか去り難いですね。
なお、私が山頂で写真撮影している間にピークにいたのは、山岳写真愛好家と思われる大型一眼レフを所持した男性2名でした。

もう一度見えている主要な山を振り返ります。
まずは木曽の御岳山

乗鞍岳

これは…?。

槍・穂連峰

常念から後立山方面

こちらはちょっとわかりません。どなたかご教示を…。

こちらも…。お願いします。

双耳峰の鹿島槍から五竜、唐松と続きます。

白馬三山ですね。

十分に展望を楽しんで夏沢峠まで下ります。
太陽燦燦になりました。
着込んでいたハードシェルを脱ぎ、厚手のウールグローブとオーバー手を薄手のウインドシェルグローブに換装しました。

オーレン小屋目指して下ります。
本来ならば真っ白な森のはずですよね(‘;’)。

オーレン小屋でレーションを頬張ってテルモスの白湯をすすって一息入れました。
今日は結局ずっとチェーンスパイクです。
ここまで30人ほどの登山者と行き交いましたが、12本爪のアイゼンを着装していたのは5人程度だったのではないでしょうか。

オーレン小屋を振り返ります。

夏沢鉱泉までもう一息です。

無事小屋に帰還しました。
今朝、私が出発する前に地元の遭対協と思われる二人の方が登山補導所を設営されていました。

時刻は11時を回ったところです。
茅野駅までの送迎車は桜平のゲートを14時半に出発するので、14時に小屋を後に徒歩でゲートに向かうとして、まだ二時間半以上の時間があります。

まずは小屋二階にデポ?していたメインザックと硫黄ピストンで使用したアタックザックの中身を整理します。
整理後、風呂をのぞくと生憎満員だったので、先に食事を取ることにしました。

ラーメンをオーダーしました。
食事かできるまでサイン色紙を眺めていました。
仲川希良さんのもの。

湊かなえさんと工藤夕貴さんコンビの山女日記の色紙

このデカい薪ストーブが小屋全体を暖めてくれています。

さあラーメンができました。
新鮮野菜たっぷり&ウインナーが特徴的なラーメンでした。
美味しくいただきました。

その後、鉱泉に浸かります。
先に入った皆さんがかなり水を入れたようで、昨日のように熱々を期待していた私としてはやや残念でした。

風呂から上がってからはドリップコーヒーを注文します。
これまた大変マイルドで美味しいコーヒーでした。

13時45分頃に小屋のスタッフから声掛けがあり、送迎車への荷物の積み込みを行います。
14時に小屋を後に徒歩にてゲートへ向かいます。
大変お世話になりました。

ゲートには20分余りで到着しました。

親切な案内板があります。

駐車場には車が一台だけ見えていました。

我々を追いかけるようにやってきた送迎車に乗り込み、茅野駅に到着したのは15時を少々回ったところでした。
桜平ゲートを出たのが14時20分過ぎでしたから所要40分程度だったでしょうか。
このサーピースは本当に有難い。
おかげて予定のあずさ42号で新宿まで帰ることが叶いました。
下の写真は車中から撮ったビラミタルな甲斐駒ヶ岳の雄姿です。

かくして今回の忘年山行は無事に幕を下ろしました。
今回も「小屋良し、山良し、天気良し」で最高の山行をすることができました。
何と言っても第一功労者は「夏沢鉱泉」さんの至れり尽くせりの「おもてなし」にあったと思います。
訪問者にリピート訪問を決意させるに十分なサービスが普通に行われていました。

来年の忘年山行は天狗岳を夏沢鉱泉泊りで計画してもいいかと…。

さて、これにて本年の山歩きも終了です。
今年は、夏山シーズン開幕とほぼ時を同じくして持病の坐骨神経痛が悪化してしまい、夏のメイン山行として計画していた「立山」行きもキャンセルの憂き目に会ってしまいました。
ただ、ソロ山行がメインの私は山で行動不能になるような要因を抱えつつ山行を強行するわけには当然行きません。
新年は、計画どおりの山行が余裕を持って楽しめるように体調管理と体力維持に努めていきたいと思います。

山好きな読者の皆様、一年間お付き合いいただきましてありがとうございました。
新年もよろしくお願いいたします。

※今回のヤマレコの記録