昨日は、今月初めの玉原高原スノーシューに続いて、みなかみ山岳ガイド協会・松田ガイド(ハッピースノーシュー代表)主催の上州武尊山ツアーに参加してきました。
今回は細君はお休みで私のみの参加です。
実はこのガイドツアーには昨年も申し込みをしたのですが、当日、常磐線が列車事故で不通となってしまい泣く泣くキャンセルした経緯があります(その時の記事はこちら。)。
ですから今回は昨年のリベンジなんです。
交通手段は始発電車で上野に出て、同所から新幹線に乗り換えて上毛高原まで行き、現地で松田さんのガイド車に拾ってもらうというものです。
今日のお客さんは、ご夫婦が一組(帰路の車中の会話で判明しましたが、ご主人は私と同い年で学年も一緒でした。)、ソロの女性がお二人で私を入れて総勢5名でした。
川場スキー場までは順調でしたが、既に屋内駐車場は満車で、屋外に誘導されました。
スキープラザの7階で諸手続き(登山者にはココヘリの携帯が義務付けられています。持ってない方にはレンタルがあります。)をして、リフト二基を乗り継いでゲレンデトップまで上がって登山スタートとなります。
リフトの威力は凄い。
ゲレンデトップで身支度をします。
剣ヶ峰山東面の岩壁。
リフトで高度を稼げるのは大変ありがたいのですが、のっけから急登になります。
この祠まで登ると一気に展望が広がります。
左に見えるのが赤城山、右に見えるのが榛名山です。
谷川岳の岩壁群が素晴らしいですね。
今日は松田さんの指示で私はしんがりを務めることになったので、時折我がパーティーの後ろ姿をパチリ…。
霧氷が美しい。今朝の放射冷却の産物ですね。
こちらは浅間山です。
昨日の新雪で真っ白です。
浅間山の左には頭だけ白い八ヶ岳連峰の北端にある蓼科山が見えます。
さらに浅間山と蓼科山の間には遠く御嶽山も…。
浅間山の右の白い山は白根山でしょうか…。
とにかく素晴らしい展望が広がっています。
こちらは志賀高原方面でしょうか…。いや、妙高かな…。とするとその左奥に見えているのは白馬岳か…。
と思いきや、松田ガイドから指摘があり、白い峰々は南八ヶ岳で、その左手に見えるのは甲斐駒、千丈方面だと…。
失礼しました。
再び谷川岳。
剣ヶ峰山のピークに人が見えます。
絶景の中を登っていきます。
なかなか絵になります。
剣ヶ峰山山頂です。痩せて両側が切れ落ちています。
ただ、あまり高度感はありません。
山頂標識です。
松田さんの話では、標高が2,020mなので2020年にはこの山だけを目的に登る人も少なくなかったとか…・
剣ヶ峰山北面の気の抜けないポイントを無事通過…。
振り返るとやはりすごい迫力です。
山頂からの下りで最も気を遣うのは、山頂直下の10mほどでしょうか…。
剣ヶ峰山を下りきったところからも振り返ってみます。
なかなかのイケメンですね(^^)/。
剣ヶ峰北面はかなりの強風でした。
私も久々にソフトシェルのフードを被りました。
ところで下の写真をよく見ると剣ヶ峰山の東面をトラバースするトレースが付いています。
おまけに今まさにトラバース中の人影が…。雪崩れた跡のデブリも…。怖くないんでしょうか…。私にはとても真似できません(‘_’)。
松田ガイドを先頭に沖武尊との最低鞍部目指して下っていきます。
こちらも素晴らしい。
武尊ブルーに尖がった剣ヶ峰山が良く映えます。
遠くに見えているのは北アでしょうか…。
正面は乗鞍でした。
乗鞍を挟んで右が四阿山、根子岳。その右奥に見えているのが奥穂、北穂、大キレットから槍ヶ岳に続く稜線です。
左が湯ノ丸山、篭ノ登山ですね。
松田さんからの指摘でもう一度ネットで資料を探して映像を当てはめてみました(^^)/。
もう一枚剣ヶ峰山を…。
沖武尊手前で記念撮影。
武尊山山頂到着です。
こちらは尾瀬の至仏山。
左が至仏山。右が燧岳です。
山座同定中の皆さん。
北アルプスが見えているのがお判りでしょうか…。
先ほどの写真より大キレットが良く見えます。
山頂標識です。
真ん中の山の形の板が壊れていますね。
山頂付近もやはり風が強い…。
可愛らしい祠がありました。
こちらは越後駒ケ岳方面です。
ちょっとピンボケですが巻機山です。
中ノ岳(一番手前の大きく見えるピーク)と越後駒ケ岳(中ノ岳の右のピーク)です。
中ノ岳の左奥に見えている岩肌の露出の目立つ山は八海山ですね…。おそらく…。
と思いきや松田さんの指摘で八海山は中ノ岳から左に稜線を辿った最初の割と尖った明瞭なピークがそれと判明…。
テーブルマウンテン苗場山です。これも実は平ヶ岳でした。
日光白根山です。
皇海山です。
左から中ノ岳、家ノ串山、剣ヶ峰と続きます。
武尊には剣ヶ峰が二峰あって、今日我々が登ったのは「剣ヶ峰山」、こちらは「山」の付かない「剣ヶ峰」です。
至仏山と燧ケ岳を指し示したところを松田さんがパチリ(^^)/。
風を避けられる場所で若干の昼食休憩後、下山開始です。
往路を忠実に戻ります。
下ってきた武尊山を振り返る。
それにしても素晴らしい天気です。
一日快晴です。
こんな雪のオブジェ?が。
剣ヶ峰山は近い。
イイですね…。
剣ヶ峰山山頂に出たところで松田さんがパチリ。
剣ヶ峰を下って振り返ります。
左が剣ヶ峰山、右が沖武尊(武尊山)です。
午後の谷川連峰です。
迫力の岩壁。
間もなくリフト乗り場です。
かくして今回のガイド山行は無事に終了しました。
武尊山は日本百名山ですが、無雪期はどのコースから登っても相応のアルバイトを強いられます。
ですが積雪期に川場スキー場からリフトを使ってアプローチすると標高1,900m近くまで労せずして達することができるので、年々積雪期の登山者が増加しているようです。
それにしても今回は風こそ強かったものの、大展望が得られて非常に満足度の高いガイドツアーとなりました。
松田ガイドに感謝します。
次回は山友のI君とМ君を誘って再訪したいところです。
今回のヤマレコの記録です。