越中富山の旅④(R6.8.21)

今回の旅もいよいよ最終日となりました。
5時頃目覚めてカーテンを開けて立山方面を見てみましたが、雲に覆われているようです。残念…。
30分ほどして再度見てみると剱も立山も見えているではありませんか(^^♪

こちらは剱岳

そして立山三山と浄土山

今日は良い天気になるかもしれませんね。

6時半に1階レストランでバイキングの朝食をいただきます。
今日はもう完全に復調しているので和食中心の食材を美味しくいただくことができました。
こちらのホテルの朝食バイキングはなかなかの充実ぶりです。

さて朝食後に荷物のパッキングをして先に駐車場のフリードに積み込みを行います。
その後城址公園に出かけて来ました。
震災の影響であちらこちらに立入禁止区域が設けられていました。
富山城は模擬天守(もともとあった天守閣とは違う形で再建したり、天守閣は無かったが、他の城に模して築城したような場合「模擬天守」と言うそうです。どうやら富山城は後者らしい。)なんだそうです。
それでも市の中心に天守閣があるのは素晴らしいと思います。

城は郷土博物館になっていますが、開館時間は9時からなので今回は登城?を見送ることとします。

こちらは千歳御門です。
もともと前田利保が隠居するために1849年(嘉永2年)に富山城内に造営した千歳御殿の正門だったそうです。富山城唯一の現存建築遺構とのこと。

まだ8時前なのに気温はぐんぐん上がりつつあります。
ホテル向かいのセブンイレブンで、帰路の車内のクーラーボックス用の板氷とドリンク等を買い求めてからホテルに戻ってチェックアウト手続きを行います。

最後の宿も快適に過ごせて何よりです。
その後は給油してから富山ICで高速入りしました。

途中にわか雨に降られたものの、順調に走行しました。
小布施PAでは眠気覚ましに栗ソフトをいただきます。美味しかった。

横川SAでは夕食用に釜めしを購入しました。

関越道の高坂PA手前で工事渋滞につかまり少々時間を喰ったほかは、おおむね順調に茨城の自宅に帰宅することができました。

こうしてこの夏の「越中富山の旅」は無事に幕を閉じました。
初日夕方から翌日午前中一杯続いた原因不明の体調不良を除けば、大変充実した旅でした。
もっとも体調不良が大事にならずに何よりでした。

細君と立山の神々に感謝しなくてはなりませんね…。

おしまい。

※フリードの走行距離は1,150kmでした。帰路は富山で給油してから自宅まで無給油で余裕の帰宅です。
全行程の平均燃費は20.3km/ℓとノーマルガソリン車としては上々の燃費でした。

越中富山の旅③(R6.8.20)

おはようございます。
三日目の朝となりました。
昨夜も早く就寝したので、今朝も4時過ぎには目が覚めました。
5時近くなって階下に降りて、まずは館内紹介のための写真を撮ります。

最初は食堂です。
入った正面には天狗のお面が飾られています。

清潔な空間が広がっています。右奥の書棚の右に大画面テレビが置かれています。
昨夜はこちらのテレビでビデオ鑑賞しました。

一階の廊下です。奥の扉が開いているところが男女別の風呂になっています。
その手前がトイレ。
さらに手前右側の戸が開いているところが洗面所です。

こちらが玄関です。

受付にはこんなバンダナが…。
自称、山岳警備隊若しくは山岳遭難救助隊の応援団の私としては見逃せませんでした。

続いて二階の廊下です。
我々の部屋は右から2番目の206号室でした。ピカピカの廊下で気持ちが良い(^^)/。

さて外へ出てみましょう。

まずは昨日は全く見えなかった剱岳が目に飛び込んできます。
念のためフリースを着て出てきましたが、そんなに寒くはありません。
ただ、この直後に私を悲劇が襲います。
一脚に装着していた一眼レフカメラが脱落して、装着していたタムロンの17-50mmF2.8レンズを破損してしまったのです。
このレンズは二代目で(中古購入)標準レンズとして運用していたので極めてショック。
よってこの後はタムロンの70-300mmのフルサイズ用ズーム装着での撮影、若しくはスマホでの撮影画像になりますのでご了承ください。

次に立山三山です。文句なしの姿を見せてくれています。

剱岳の手前左手に見えているのは奥大日岳でしょうか…。

中大日岳に続く稜線です。

素晴らしい天気です。

地獄谷の噴煙が良く見えています。この辺りまで強い硫黄臭がします。

早立ちの人達は起きだしていますね。

再び剱岳。室堂からは見ることのできない剱岳がカッコよく見えるのがオーナーの自慢です。

ズームしてみます。

一の越は天狗平からだとちょっと見えません。

剱沢小屋を早立ちした人たちが別山尾根に取り付いていることでしょう。

剱御前小屋です。

剱には登ったことがありませんが、今後チャンスはあるでしょうか…。

富山市方面を俯瞰します。

ちょっとズームしてみました。

時折ヘッドランプの灯が見えます。

もうこれだけ見れれば満足です。

ヘッドランプの灯がわかりますか?

富士ノ折立です。富士山に見えなくもない。

大汝山です。

浄土山です。室堂から見る山姿とは印象が異なります。

だいぶ明るくなってきました。

イイ感じです。

すっかり朝の立山・剱を堪能できました。
一旦部屋に戻ってから、しばらく待機して細君を伴って再度外へ出てみます。
間もなく立山三山の向こう側から日が昇りますね。

剱岳にも間もなく日が当たり始めます。

ただ、この天気はもって数時間という予報のようです。

左から浄土山、右が国見岳でしょうか。

美しいです。
そうそう、オーナーが見せてくれたツキノワグマの写真の舞台はこちらの駐車場です(‘;’)。

もうお腹一杯です。

6時から山荘前でラジオ体操が行われます。
我々も参加しました。
もう何年もやっていませんが、子供のころから体が覚えていることは忘れませんね(^^)/。

体操が終わるとそのまま朝ご飯になります。
パンをお代わりして大変美味しくいただきました。
コーヒーも美味かった。

すっかり明るくなった外でさらに何枚か撮影しました。
快晴ですね。

ナイス剱岳です(*^^)v。

この花は…後ほど調べてみます。
調査結果「イワショウブ」でした。
このブログには色々な花が登場してきましたが、初お目見えです。

その後、部屋でパッキングを済ませてチェックアウト手続きをしました。
朝食時に8時05分発の美女平行定期バスの予約をお願いしたので、時間まで食堂のソファーでまったりと過ごさせてもらいます。

さて、間もなくバスの時間です。
マスターと奥さんに挨拶をして、時間どおりやって来たバスに無事に乗り込みました。
やはりこの頃には剱も立山もガスに巻かれ始めていました。

40分ほどで美女平駅に到着し、9時丁度のケーブルカーに乗車して立山駅まで下りてきました。
わずか1時間ちょっとで標高2,300mの天狗平から標高475mの立山駅まで下りてくるというアルペンルートの機動力に改めて感心した次第です。

続いて立山博物館・展示館の見学です。
あらかじめ予定に組み入れていたミッションです。

親切な受付の女性が色々と説明してくれた上に「何もないので写真くらい撮りましょう」と言って入口で写真を撮ってくれました。
素晴らしい接客(^^)/。

彼女の話では「展示館以外の施設も全部回るとすると最低3時間はみてください。」とのことでした。
我々は
①展示館
②旧宿坊・教算坊
③山岳集古未来館
のみを見学することにしました。

館内は様々な展示があり、私の一番のお目当ては、明治40年に参謀本部陸地測量部員が剱岳山頂に到達した折に山頂で発見された錫杖と鉄剣です。
いずれも奈良時代後半から平安時代初期の作と推定されているというものです。
鎖場や足場が整備された現代でもなかなか困難な登山を強いられる剱岳なのに、奈良・平安の昔にどういうルートから山頂に至り、錫杖を奉納したのか、未だに謎とされています。
そんな錫杖の実物を目にできて何となく背筋が伸びるような不思議な気分になりました。
こちらは写真撮影禁止のため写真はありません。

こちらも写真は無いのですが、立山曼荼羅の展示が一番勉強になった気がします。
下の写真は広葉樹の森に棲むツキノワグマの展示です。

企画展が行われていてこちらも見学しました。
江戸時代に立山、白山、富士山を踏破する「三禅定」なるものが行われていたという事実に少々、いやかなり驚きました。
もちろん、三山巡りの手段はすべて徒歩ですから、信仰心以外に時間とお金がなければできなかったのではないでしょうか。

展示館の資料を通じてかなり立山に関する知識が深まった気がします。

次に「教算坊」に回ります。

宿坊として使われていた建物で、大変立派なものでした。

庭も見事です。

邸宅ですね。

次に「山岳集古未来館」へ…。
山好きは一度見ておくべき施設です。
写真撮影は禁止なのであしからず。

次は展示館の隣にある「雄山神社」を参拝します。

由緒はこちらを…。

うっそうとした杉の巨木を中心する森です。

こちらの注意書きには肝を抜かれました。「まじかっ‼」と思わず声を発しました。

確かにクマが現れても不思議でない参道です。

三つの社殿を順に参拝します。
ただ、別宮を参拝するのを忘れてしまいました。

こちらが言わば拝殿でしょうか…。宮司さんもこちらにおられると展示館受付の女性が言ってました。

こちらは「立山若宮」です。

最後にこちらに参拝しました。

こうして雄山神社参拝も無事終了です。
この後は、高岡市に転進して国宝の二つの寺院を訪ねる予定です。

その前に腹ごしらえしないといけませんね。
マツコ・デラックス出演の番組で取り上げられていた立山町の手作りコンビニ「立山サンダーバード」に立ち寄ることにしました。

お店の外観写真は撮り忘れましたが、サンドウィッチとドリンクとお菓子と缶バッジを購入しました。
お昼ご飯は高岡市へ向かう道中でサンドウィッチをいただきました。
具材は美味しかったけれど、ややパンが堅かった。
頑張ってください「サンダーバード」様(^^)/。

最初の目的地である「瑞龍寺」には一時間かからずに到着です。

拝観料大人一人500円を支払い、受付近くにおられたボランティアガイドさんに案内をお願いしました。

ガイドさんの話では、城郭の機能を持ち合わせた寺として建立されたとのことでした。
今ではもう残っていませんが、寺の敷地は現在の数倍の大きさだった由。

立派な伽藍です。
明治政府になり加賀藩の庇護を受けられなくなったこともあり、一時は住職もいない荒れ放題の状況だったそうです。

この回廊の長さ…。

法堂です。山門、仏殿、法堂が国宝です。

法堂の全景です。

仏殿から法堂を見たところです。

長い回廊です。

国宝に相応しい佇まいです。

芝生の手入れだけでも容易じゃないですよね…。

一回りすると結構な運動になります。

暑い中来た甲斐がありました。

山門です。

加賀百万石の財力を思い知った気がします。

続いて二つ目の国宝寺院「勝興寺」に向かいます。
詳細はこちらの説明版に譲ります。
こちらも拝観料は大人一人500円でした。

こちらが国宝の本堂です。

内部は荘厳な雰囲気です。

外周に柱が多いのと、この広縁が特徴でしょうか…。

本堂のほか「大広間及び式台」が国宝となっています。
左が大広間、右が式台です。

こちらは式台玄関です。

内部はこのようになっています。

こちらが大広間です。

欄間の彫刻です。

この角度で見るとやはり本堂には国宝に相応しい風格があります。

しかし、高岡市恐るべしですね!
国宝の寺院が二院もあるとは…。
やはり加賀藩の力が大きい。

さて寺院巡りを終えて今宵の宿「ANAクラウンプラザホテル富山」に向かいます。
40分程度でホテル隣の国際会議場の地下駐車場にフリードを入庫できました。
こちらの駐車場はホテルと地下で繋がっていて、駐車場としては大変使い勝手が良いと感じました。

部屋は初日に泊まったJALシティホテルの方が広くて快適でしたが、こちらも悪くないと思います。
部屋でくつろいだ後、17時に市電に乗って富山駅に向かいます。

目的は夕食+土産物の購入です。

まずは夕食です。
せっかくですので寿司をいただくことにします。

細君はホタルイカが苦手と言っていたのですが、「だまされたと思って食べてみな」と勧めてみました。
口に入れた細君曰く「美味しい」と…。良かった良かった。
この店は一応回転ずしとなってはいますが、すべてカウンター越しか席の後ろから目の前に出してくれます。もちろん価格はいわゆる「○○寿司」系の回転ずしよりずっと割高です。
ただ、時間帯のせいなのか、マグロやのどぐろが本日完売や準備中となっていたことが大変残念…。
それでもビールも飲んでお腹いっぱい美味しく食べることができました。

食後に土産物を買いまわりました。

外に出るとまだまだ明るい。
JR富山駅と電鉄富山駅はくっついていますが、繋がってはいません(‘_’)。

細君がこちらのお店でデザートにプリンを買い求めました。

帰りも市電でホテルまで戻りました。何せ暑くてとても歩く気にならないものですから…。

ホテルに戻ってからはシャワーを浴びてまったりと過ごし明日の長距離運転に備えて早めに就寝しました。

今日は標高2,300mの天狗平から立山・剱の絶景を堪能した後、立山博物館で見識を高め、雄山神社で立山の神々にご挨拶。
そして国宝二寺院に詣でるという極めて中身の濃い一日を過ごしました。

さあ、明日は朝食後に富山城址公園を散策し、その後はまっすぐ安全運転で帰宅するつもりです。

越中富山の旅②『室堂ハイキング』(R6.8.19)      

さて二日目の朝を迎えました。
体調はやはり芳しくありません。
ただ、昨日と同じく、熱もなければ咳も出ません。
昨夜半から何度かトイレに行ったせいで少々脱水気味です。

朝食はホテルのバイキングで品数豊富でしたが、りんごジュース一杯とカレーを少々とソーセージ一本を食べるのがやっとでした。
細君が「帰る?」と心配してくれましたが、発熱も咳もないので「とりあえず室堂までは行ってみるよ」と応えました。
本来立山駅9時発のケーブルカー乗車の往復切符をウェブで購入していたのですが、昨日キャンセルしました。
予定を遅らせて10時のケーブルカー乗車を目途に出発することにします。

午前8時半にホテルを後にしました。

立山駅には1時間かからずに到着しました。
平日なので駐車場には余裕があるかと思いきや、結構駐車車両が多くちよっと心配になりましたが、駅から離れた第三駐車場になんとか停めることができ一安心です。
切符売り場で当日券を購入します。
往復券は大人一人7,380円でした。

10時のケーブルカーに乗車しましたが、車内満員かつ蒸し蒸しで美女平駅に着くまでに大汗をかきました。
細君は、「もう夏の旅行は絶対しない」と思ったそうです。

このケーブルカーには御覧の貨車が付いているのが特徴です。黒部ダム建設工事の際の資材運搬に使われ、今でも物資輸送や登山者の荷物運びに活躍しているとの説明がありました。

美女平ではスムースにバスに乗り換えることができました。
バスは座席の数の客しか乗せないので、全員がちゃんと座れます。
何せ室堂まで小一時間かかる上に急カーブの連続ですので当然と言えば当然です。

こちらは名瀑「称名の滝」で、バスがゆっくり進んで車内からの滝見物を楽しませてくれます。

ピンボケですが、車内から見た弥陀ヶ原の風景です。

室堂バスターミナルには予定よりちょっと早めに到着しました。
50ℓのモンベルのアルパインザックから雨具等の必要装備をサブザックに移して、デカザックはコインロッカーに預けました。
ターミナルのフロアは人でごった返していたので写真は撮りませんでした。

予定どおりみくりが池一周の散策に出発です。
写真はヤマハハコです。
夏の終わりに咲く花ですね…。

富山県警室堂警備派出所の入る「立山センター総合活動拠点施設」です。立派な建物ですね。

チングルマの綿毛です。

ネバリノギランでしょうか。

タテヤマリンドウでしょうか。ミヤマリンドウかも…。

オンタデか?

ガスが取れて一の越山荘が見えます。

こちらは浄土山です。

立山室堂山荘です。
室堂平には泊まってみたい山荘ばかりがあるんですよね(^^♪。

久し振りに見るアルプスの山肌に胸の高鳴りを感じましたが、細君に言わせると「歩き姿を見るとホントに具合の悪いお爺さんみたいだけど大丈夫?」とのことです(‘;’)。
本調子には遠い感じでゆっくりしか歩けないのは事実です。

チングルマの群落です。綿毛も素晴らしいですが、次回は白い花の咲く時期に訪れたいものです。

みくりが池の縁に辿り着きました。

不思議ですが浄土山だけはずっと見えている気がします。
室堂周辺の気温は高そうで当初ウィンドブレーカーを着用しましたが、途中からTシャツ姿で歩きました。

みくりが池に到着です。これで水深は15mほどあるそうです。
左端に見えているのが「みくりが池温泉」です。

ミヤマキオン

ハクサンボウフウ? オオハナウド?
どうやら「オオハナウド」のようです。

ガスって来た。

目まぐるしくガスが流れている。

ミヤマアキノキリンソウ

アザミちゃん

こんな池塘もあります。これが立山曼荼羅に登場する「血の池」なんだそうです。

見えている山小屋は、別山乗越の剣御前小舎です。
室堂から仰ぎ見ると結構な標高差に見えます。
雷鳥沢の野営場から標高差500mといったところですね。

ヘリが浄土山の肩を越えていきました。

ズームしてみると一の越山荘はでかいですね。

チングルマの綿毛をアップ。

これもミヤマアキノキリンソウかな。

肉眼で見ると雄山へ向かう登山者が見えるのですが、写真だとどうでしょう?

雄山から大汝山に続く稜線が見えてきました。

結構いい感じです。

浄土山です。

3,000m峰はスケールが違いますね。

みくりが池からの帰りは立山室堂山荘を経由します。

こちらは立山室堂山荘に隣接して建つ日本最古の山小屋「立山室堂」です。

さてホテル立山前まで戻ってきました。
こちらの湧水を飲んで喉を潤すと同時に、ペットボトル3本分を給水しました(^^)/。

結局室堂ターミナルに着いてもあまり食欲が湧かず、宿に着いたらパンでも食べようということで売店であんパンと味噌パンを購入します。
細君も何点か土産物を買い求めました。

当初の計画では天狗平山荘までは歩いて下ることにしていたのですが、体調不良のため無理は禁物との判断で定期バスで下りました。
天狗平山荘には14時前には到着しましたが、チェックインさせてもらえました。
「もうお風呂も沸いてますからどうぞ」とのことでしたので、細君も私もそれぞれ一番風呂をいただきます。
熱々のお湯だったので我慢して入れるくらいに水を足します。生き返りました。
風呂上りに昼寝をするとかなり体の調子が回復し食欲も出てきてパンをいただきます。良かった良かった。

ひと眠りしたら元気が出て、山荘前に出て写真撮影をします。
見えている建物は立山高原ホテルです。
天狗平のバス停には登りも下りも登山者がバス待ちです。

遊歩道を少々歩くとウメバチソウが咲いています。
この花は盛夏から秋にかけて咲く花です。
山はお盆過ぎればもう秋ですね。

山荘の裏手には美松坂コースが伸びています。「クマに気をつけて」の朱文字が目立ってますね…。
おそらく辺りはクマ君にとっても楽園でしょう。

この群落の花は何でしょうか?
「ゴマナ」ですね。

こちらは? 降参か?
いやいやこれは「ハクサンボウフウ」でしょう。

天狗平のバス停。山荘の目の前です。
こちらから乗車するバスの予約も山荘でしてくれます。

標高2,300mに建つ山荘です。
私がオーナーに「春にスノーシューを楽しみに来てみたいですね」と言うと「スノーシューもレンタルしてるよ」とのことでした。

こちらが山荘の全景です。立派な建物です。
我々の部屋は反対側の二階になります。

ホテル立山が見えていますね。

こちらがお待ちかねの夕食です。
体調はすっかり回復して完食した上に、ご飯はお代わりまでしてしまいました。
昨夜からの今日午前中にかけての体調不良はいったい何だったのでしょうか?
メニューはどれもこれも大変美味しかった。
細君曰く「正直なところ、山小屋だって言うからあまり期待していなかったんだけど、すごく美味しかった」とのこと。
夫婦共々大満足です。細君も私の体調と食欲が戻って安心してくれました。

食事中、オーナーがテーブルを回ってきてスマホに保存してあるいくつかの写真を見せてくれました。
一番驚いたのは山荘前の除雪車が停まっている駐車場に春先にツキノワグマが現れた時のもの…。
オーナー曰く「良くクマはいるんですか?と聞かれるけれど、もともとクマの生活圏に人間が道路を作ったり、小屋を建てたりしているわけだから、当然クマはいるんだよ!」と…ごもっともです。
二番目に驚いたのは先日K2で遭難した中島健郎氏とのツーショット写真。中島氏はこの山荘がお気に入りで良く利用されていたそうです。オーナーは「親しい友達を失くすのは辛い。」と言われていました。合掌。

19時半からは食堂の大型テレビでアルペンルートの除雪隊のビデオ上映会です。
10人ほどのお客さんが集まりました。
アルペンルート開通日の二カ月以上も前から除雪作業に取り組む男たちの物語で大変見ごたえがありました。
私と細君はコーヒーをオーダーしてすっかりくつろいで見させていただきました。
オーナーありがとうございました。

部屋は夜は冷えるかなと思ったのですが、フカフカの羽根布団でしたのでTシャツ一枚で快眠できました😭。

※ 室堂からバス乗車時にヤマレコを終了し忘れたため、天狗平まで軌跡が続いていますが参考までに記録を貼っておきます。

越中富山の旅①(R6.8.18)

8月18日(日)から今日までの三泊四日の日程で、今まで一度も足を踏み入れたことのない越中富山を訪れる夏旅に出かけて来ました。
初日と三日目は富山市内のホテルに宿泊し、中日は立山の天狗平に所在する天狗平山荘に泊まるという贅沢な旅程です。
交通手段は愛車・フリード…(^^♪

初日は六時半近くに自宅を出発、途中給油と若干の買い出しをします。
高速入りしてすぐに細君が「大事なもの忘れた‼」と…敢え無くいったん自宅に戻りました。
でも早めに気付いて何よりでした。

その後は順調に進み、途中妙高SAで昼食をとり流杉スマートICで高速を下り、最初の目的地であるモンベルビレッジ立山に向かいます。
モンベルに立ち寄った目的は「ご当地Tシャツ」の購入にありました。
細君も私も立山のシンボルである雷鳥がデザインされたTシャツを一枚ずつ買い求めたほか、私はウィンドブレーカーを新調しました。

こちらのモンベルは自転車に力を入れているのが特徴のようです。

ホテルのチェックインまではまだ時間があるので、次にこちらを訪問します。

私はもうちょっと郊外にあるのかと思っていましたが、市の中心部繁華街にありました。
企画展として「富山ガラス大賞展」が開催されています。

市立図書館が併設されています。

作品は写真撮影可のものもあったのですが、「SNS等Webサイトには上げないでください。」との注意がありましたのであしからず。
入口掲示の巨大パネル写真の作品などはホントに素晴らしいガラス工芸でした。

美術館の建物には木材とガラスがふんだんに使われていて独特の趣があるように感じました。

ガラス美術館の見学を終えた後に今宵の宿である「JALシティ富山」に向かいチェックインしました。
駐車場がホテル隣接のタワーパーキングで車の入庫に少々手間がかかりましたが、部屋は余裕のある作りで、今まで泊まったこの手のホテルの中ではトップクラスの快適さだと思います。

荷物を整理して17時に駅中の「きときと市場・とやマルシェ」に食事をしに出掛けました。
ホテルから駅までは5分程度と極めて便利な立地です。
富山は市電が走っていて、それだけで旅情をかきたてるものがありますね…。
でも暑さは東京と変わりません(‘_’)。

富山駅はなかなか立派な駅舎です。

夕食は富山名物「ブラックラーメン」をいただきました。

感想としては失礼ながら「しょっぱいだけだ(‘_’)」という感じでした。
ただ、それは私が朝から今一つ本調子でなかったことに原因があるかもしれません。

ホテルに帰ってから、やはりなんとなく熱っぽい感じがして体調不良に陥ってしまいました。
まだ時間は18時ですが、細君に申し訳ないと思いつつ横にならせてもらいます。
その後細君は駅ビルに薬を買いに行ってくれました。

熱っぽいのに検温してもほぼ平熱で若干喉が痛いくらいの症状でしたが、午前二時頃から何度かトイレに行く事態となりました。
昨日の土曜日から細君と同じものを食べているので食中りではないと思うのですが…。

というわけで初日は残念ながらあまり良い日とは言えませんでした。

四国・香川を訪ねる②(R5.12.1)

二日目は午前6時にホテルのロビーで集合しました。
下の写真は、ロビーに飾ってあった高松琴平電気鉄道(ことでん)の模型です。
まさに今朝はそのことでんに乗って目当てのうどん屋さんへ向かいます。

ことでん長尾線の「かたはらまち」から「花園」まで二駅電車に乗って移動します。

目当てのお店はこちらです。
私の住んでいた場所から徒歩5分ほどなので良く通いました。

全員こちらのお店の看板メニュー「釜バター」をオーダーしました。
変わらぬ鉄板の美味しさです。

食後は20分少々歩いてホテルまで戻りました。
今日は、私がこちらで勤務していた時に一緒に仕事をしていたU氏が、一日休暇を取って自ら車を出してガイドしてくれることになっています。
彼は地元の役所ではかなり偉い人なので大変恐縮しています。

ホテルで待ち合わせて最初に向かったのはこちらです。
弘法大師生誕の地「善通寺」のすぐ近くにあります。

U氏の話では、この堅パンは日清戦争の時に兵隊さんの携行食として開発されたということです。
善通寺には現在も陸上自衛隊第14旅団司令部がありますが、明治の頃にも旧軍の第11師団司令部があり、初代師団長は乃木将軍だったのです。
その後日露戦争に従軍されたのは有名な話ですね…。
善通寺はお大師さんの街であるとともに現在では自衛隊の街でもあります。

この堅パン、しばらく口の中で転がしてからでないと、とてもかみ砕くことのできない硬さです。

次に向かったのは「こんぴらさん」です。
全員で758段の階段を上って本宮を参拝しました。

いいもも上げトレーニングになります。

本宮に到着です。

記念撮影…。

無事に参拝を終えて下の参道でこちらを見学します。

 

昼食の時間になりました。丸亀まで転進します。
こちらのお店で昼食休憩です。

「骨付鳥・ひな&とりめし」でそこそこのボリュームですが、女性陣も完食する美味しさでした。

昼食後は丸亀城に登ります。
石垣の美しさは特筆ものです。ただ、現在修復工事が行われています。

紅葉が見事ですね…。

我が国に現存する12の木造天守の一つです。

丸亀市は高松市に次ぐ県内第二の街です。

瀬戸大橋も岡山側まで良く見えています。
ただ、天守付近は強烈な風が吹いていました。

讃岐富士(飯野山)を眺める絶好の展望台でもあります。

さあ戻りましょう(^^♪。

当初は、こんぴら詣で後に「旧金毘羅大芝居・金丸座」を訪ねる予定だったのですが、丸亀の一鶴が込み合う前に食事をしようということで、先に丸亀を訪問しました。
ですのでU氏のご配慮により琴平町まで戻って金丸座を見学させてもらいました。

こちらでもガイドしてもらいました。

天井が格子になっていますね。これは「ブドウ棚」というそうで、この隙間から花吹雪や雪を降らしたりするという仕掛けなんだそうです。

来春は「第37回四国こんぴら歌舞伎大芝居」(令和2年から中止)の開催に向けて準備中ということです。
一度は観てみたいものです。

その後は途中一か所だけ寄り道(U氏が全員にお土産として「もち麦」を手配してくれていました。)をして高松空港まで送り届けていただきました。
すっかりお世話になったU氏とはこちらでお別れです。
彼とは私の四国在勤期間二年の前半一年でご一緒したのですが、もともと香川県の出身で言わばよそ者の私にも大変よくしてくれて、以来今日までのお付き合いになっているわけです。
今回も軽いつもりで四国訪問の連絡をしたところ、こんな「お接待」をしていただいて本当に恐縮しています。

その後は空港内の軽食レストランでコーヒータイムとして旅程を振り返りました。
私以外はの参加者は、四国初めて組が三人、上陸したことがある組が二人でしたが、それぞれ楽しい思い出が作れたようです。

こちらは空港内にある讃岐うどん出汁の無料サービスコーナーです。

羽田行きのJAL便の出発も20分程度遅延しましたが、無事に羽田に帰ってくることができました。
空港で解散です。
参加の皆さん大変お疲れ様でした。

私としては、二年間居住した香川県はもとより他の三県も仕事や余暇で足しげく通ったので、四国は第二の故郷「山形」に続く第三の故郷なのです。
今後もいろんな形で微力ながら四国のPRに協力していきたいと思います。

来年は今回同行できなかった細君と連れ立って再訪するつもりです。

四国・香川を訪ねる①(R5.11.30)

一昨日から一泊二日で職場の仲間と休暇を取って四国・香川を訪ねる旅に出かけてきました。
私は、平成28年の4月から平成30年の2月まで香川県高松市に所在する行政機関に在勤していました。
任期を終えて東京に戻ってから2年後に退職したのですが、その直後に細君と退職記念に高松市と丸亀市、琴平町を訪れ、高松市宿泊の夜に四国在勤時の職場のメンバーに盛大な卒業祝いをしてもらっています。
今回はそれ以来、4年2か月ぶりの四国上陸となります。

羽田から午前7時45分発のJALで高松に向かいました。
ちなみに同行者は5人で、T課長、N補佐、O補佐、N係長、K主任といったメンバーです。

ただ、出発準備の遅れと滑走路閉鎖の影響で、高松空港には30分強遅れの9時半過ぎに着陸しました。

第一日目はレンタカーでの移動となります。
最初に向かったのはこちらです。

全員基本のかけうどんをいただきます。
私も4年ぶりに食べましたが、大変美味しかった(^^♪。

続いて向かったのは上原屋本店からすぐの「栗林公園」です。
今日はガイドさんをお願いしました。
四国在勤時には何度も来ていますが、ガイドさんをお願いしたのは初めてです。
やはり高松市が、いや香川県が誇る名所です。
ガイドさん曰く「今年は紅葉がいまひとつ」とのことでしたが、それでもこの美しさです。

背後は「紫雲山」です。在勤時には朝のトレーニングで何度も登りました。

次に向かったのは「屋島寺」です。四国八十八ヶ所霊場八十四番札所です。

屋島から見下ろす高松港を始めとした瀬戸内の眺めは変わらぬ絶景です。

この天空の回廊のような展望台ができたとは全く知りませんでした。
と同時にこの場所にあった茶店はすべて無くなっていました…。本当はここにあった茶店であんもち雑煮をいただく予定でした(‘_’)。

五剣山の姿は変わらない。

お昼のお雑煮を食べ損ねたので、本日二軒目のうどん屋に向かいました。
「わら家」さんです。
こちらも建物がすっかりリニューアルされていて驚きです。

こちらでは全員ぶっかけをいただきました。

飛行機が遅れたのと栗林公園で思いのほか時間がかかったため、時間が押しています。
本当は高松城址の玉藻公園で和船に乗船するつもりだったのですが、最終出航の15時半にタッチの差で間に合いませんでした。
こちらは天守台跡の石垣です。

かなり寒くなってきました。

玉藻公園を一巡して、車に戻ってホテルにチェックインします。
レンタカーは二人のN君が返却に行ってくれました。

夕方6時に在勤時の元同僚が手配してくれた兵庫町の鮨屋さんで夕食をいただきます。

その後向かったのがカレーうどんが絶品のこちらのお店です。
20時過ぎの行列です(^^)/。

こちらも変わらぬ味わいでした。

こうして4年ぶりに訪問した高松の夜は更けていきました。
明日はこんぴらさん詣でに向かいます。

墓参と郷愁の旅in東北④(R5.8.7)

さて、今回の東北の旅も本日が最終日となりました。
まずは美味しい朝食をいただきます。
不思議とこういう宿に泊まった翌朝は、非常に食欲旺盛になるんですね…。

9時過ぎにはチェックアウトしました。
今日は約40年ぶりに蔵王の御釜を見物してから帰路につく予定です。

エコーライン、ハイラインを通って刈田岳山頂駐車場を目指します。
駐車場は7割ほどの埋まり具合でした。
もう少し寒いかと思ったのですが、ショートパンツで全く問題ありません。

車で走っている時はガスに巻かれていたので、お目当ての御釜が見えるかどうか心配されましたが、御覧のとおりです。

素晴らしいですね…。この近辺から見る御釜が一番見栄えがするかもしれません。
私は大学4年間を山形で生活しました。蔵王は最も身近な山だったのですが、数えるほどしか登っていません。
なぜなら当時の私にとって、ロープウエイの架かる蔵王は観光の山という先入観があり、あまり登ろうという気になれなかったんだと思います。
ただ、この御釜の存在感は特別ですね…。

ガスに巻かれるのも神秘的です。

ガスに巻かれるとこの辺りは迷いやすい地形です。

シラネニンジンでしょうか…。

イタドリですかね…。

また、ガスって来ました。

クマも出るようです(+_+)。

ヤマハハコ

刈田嶺神社奥の院を目指します。

アキノキリンソウです。

刈田岳山頂です。学生時代は最高峰・熊野岳には何度か登っていますが、こちらは初めてかもしれません。

奥の院に参拝します。

私は山バッジを、細君は友人にペットのお守りをそれぞれ買い求めました。

結構な観光客に交じって登山者の姿もちらほらと見かけます。

神社を後に駐車場に戻りました。

その後は所々で土産物を物色しつつ、帰路につきます。
月曜の割に各SA、PAは結構な混雑でした。
下の写真は安達太良高原SAから見た安達太良山です。

結局、茨城の自宅に帰着したのは18時です。
走行距離1,600km。我が人生最長のドライブ旅行でした。

当初の旅の目的の以下の4点

①山形と青森の親類訪問とそれぞれの墓参り
②大学生活を送った山形大学小白川キャンパスの訪問
③青森のねぶた祭観覧
④蔵王御釜の訪問

何れも果たすことができました。
私にとっての東北、とりわけ山形と青森は特別な思い入れのある場所なのです。
山形は母の出身地であることはもとより私自身、大学時代の4年間を過ごした第二の故郷とも言える地です。
青森は私を可愛がってくれた亡き叔母の嫁ぎ先で、大学時代には結構長逗留させてもらった思い出の地です。
今回、宿題だった墓参を果たし、プラスアルファの目的を達成できたことは、本当に何よりでした。

また、細君にとってもほぼ初めての東北旅行で、墓参も含めて結構中身の濃いものになったのではないかと思います。
大変お疲れ様でした。

墓参と郷愁の旅in東北③(R5.8.6)

東北の旅も三日目の朝を迎えました。
今日は青森駅近で叔父と一緒に朝食をいただきました。
その後、叔父と別れてアスパム(青森県物産館)で土産物を調達して、本日の目的地である宮城県蔵王町の遠刈田温泉郷を目指します。

朝食は叔父がいつも利用している店に行ってみたところ、ねぶた期間中は午前10時開店とのことで当てが外れてしまいました。仕方なく青森駅ビルの中のコーヒーショップでサンドイッチとコーヒーの朝食を取りました。

食事を終えてから、予定どおり叔父と別れました。
一泊二日でしたが大変お世話になりました。ありがとうございました。

アスパムに向かうと駐車場もほぼ満車の盛況です。
一通りの土産物を調達。特に細君が「津軽塗の夫婦箸」を所望していたのですが、無事に希望の物を手に入れることができました。
せっかくですので展望台に登ってみました。
こちらはベイブリッジと青函連絡船・十和田丸の展示です。
大学時代に青函連絡船に乗って函館の土方歳三最後の地を訪ねました。冬の津軽海峡は寒々としていたのを記憶しています。

こちらは津軽富士・岩木山方面です。岩木山はマンションがちょうど邪魔になってしまっていまひとつです。
もっとも今日は頭が雲の中ですが…。

こちらは八甲田山方面。八甲田山も岩木山も学生時代に登っています。

今晩も盛り上がりますね…。

こちらは下北半島です。陸奥湾は広大です。

左が津軽半島。正面に北海道が見えるはずですが判然としません。

アスパムのステンドグラスです。

ねぶたのステンドグラスです。

これにて青森ともお別れです。

その後、我々は青森、秋田、岩手、宮城と東北自動車道を南下して蔵王山麓の遠刈田温泉郷に16時には投宿しました。

夕食は大変贅沢なものでした。

蔵王の清流に育まれたイワナです。

焼き物です。

トウモロコシご飯でした。

大変美味しくいただきました。

スタッフも大変親切で、非常に好印象の宿でした。

墓参と郷愁の旅in東北②(R5.8.5)

二日目は朝早く目が覚めました。
朝食の希望時間を7時と伝えてあるので、細君と連れ立って早朝の盛岡の街を散歩してみました。
まずはこちらのアーケード街ですが、七夕祭りをやっています。
手作り感の強い商店街の七夕祭りでした(^^)/。

こちらは「旧第九十銀行本店」の瀟洒な建物です。

やはり「旧岩手銀行本店」の赤レンガが一番の存在感を放っています。

盛岡城跡公園内を散策します。
朝から陽射しがありますが、緑豊かな公園内は体感気温が低い気がします。

南部藩の藩庁のあったこの場所には立派な城壁が残っています。

街のど真ん中にお城があるのは、なかなか素敵ですね…。

公園内は周辺より高くなっているので南部富士・岩手山が大変よく見えます。
この山にはまだ登ったことがないんです…。

そろそろ朝ご飯の時間が近づいてきたので、ホテルに戻ることにします。

土曜日の7時前なので人影もまばらですね…。

どうしても写真を撮ってしまいますね…。

私の愛機「PENTAX」のレトロな看板が目を引きました。

ホテルの朝食はなかなか豪華なものでした。

本格的な牛筋カレーをいただきます。コクのある美味しいカレーでした。

こちらかホテルの名称のコンセプト。なかなか個性的です。

食後に荷造りをして、8時にはホテルを後にしました。目指すは青森市内の叔父の家です。
今日も大変良いお天気となりました。
途中何度か休憩します。

花輪SAです。

青森市新城に所在する叔父の家には11時ちょうどに到着しました。
8年前に叔母が亡くなってから、子供たちの手を借りずに一人暮らしを続けている叔父は今年で90歳です。
叔母が亡くなった際に連絡がうまく届かず葬儀に出席することが叶わなかったので、亡くなってから数か月してから細君と長男坊と共に墓参りに伺っています。
亡くなった叔母は亡父の妹で、私のことを大変可愛がってくれました。私もそんな叔母が大好きでしたので、今回叔父が元気なうちにもう一度墓参りをさせてもらおうと訪れることにしたわけです。

近所のスーパーで花を調達して叔父と共に墓参を果たしました。
良かった良かった。
これで山形と青森、両方の墓参りはつつがなく終了しました。最重要ミッション完遂です。
自宅に帰ったら父母の遺影に良い報告ができます。

さて夜は青森市内の叔父の行きつけのカフェ?でビールを飲みながらねぶた見物をすることになりました。
私自身は、41年ぶり3回目のねぶた見物です。
2回目の時は、親類の美容室で着付けをさせてもらって「はねと」として参加しました。
今となっては良い思い出です。
伺ったお店は、ねぶた見物するには特等席でした。場所は県警本部前の交差点に面しています。
御覧の絵が目に飛び込んできます。
6時50分にスタートです。
先頭は「出世大太鼓」です。大迫力でした。

盛り上がりますね…。すごい熱気です。

これぞ「ねぶた」といったところでしょうか…。

絵になります。
細君は初めて見るねぶたに大感動しています。

笛と太鼓の音がしばらくは耳に残りそうです。

私が初めてねぶた祭りを見たのは中学1年の時でした。
東京から娘の嫁ぎ先である青森を訪ねる祖父のカバン持ちとして同行しました。特急「はくつる」で上野から8時間かかった記憶があります。
もちろん叔父、叔母に大変歓迎されました。

店から一階に降りてみると、歩道上はこんな状況になっています。すごい人…。

短い東北の夏を彩る「ねぶた祭」。

正に「日本の夏」を実感しました。
叔父に感謝しかありません。

墓参と郷愁の旅in東北①(R5.8.4)

8月4日(金)から本日まで東北地方を旅行してきました。
旅の目的は四つありました。

①山形と青森の親類訪問とそれぞれの墓参り
②大学生活を送った山形大学小白川キャンパスの訪問
③青森のねぶた祭観覧
④蔵王御釜の訪問

以上です。

8月4日は午前5時15分に自宅近くのG.S.給油&買い出し…そして出発です。

初日の目的地は山形県寒河江市に所在する亡母の実家の訪問と大叔母(亡母の叔母)、叔父二人の墓参です。
その前に一か所どうしても立ち寄りたい場所が…。母校山形大学小白川キャンパスです。
実は12年ほど前に仕事で山形に出張した際に28年ぶりに訪問しています。
今回は細君も亭主の卒業した大学を見てみたいということで再訪しました。

正直なところほとんど変わらぬ佇まいに感じました。
ただ、12年前に28年ぶりに訪問した際には言葉でなかなか表せないほど感動したのですが、今回はその時に比べると空白の期間が短かったせいか、冷静に観察できたような気がします。

正門から学内を見るとこんな感じです。入り口すぐの建物は博物館でしたが当時は無かった。その奥の人文学部3号館も無かったように思います。

人文学部1号館が私が学んだ学舎だと思われます。もしかすると当時のものではなく、建て替えられたものなのかもしれません…。

入口で守衛さんに見学したい旨お話しすると「自由に見学してください。ただ、建物の中には入らないように…」ということでした。

金曜日なのに学生の姿が少ないと思いきや、夏休みでした(‘_’)。

お洒落なフラッグです。

グラウンドまで来ました。
正面に見えているのが市民に愛される千歳山(471.3m)です。
在学中トレーニングで数えきれないくらい登っています。
途中、体育館から出てきた運動部と思しき男子学生が「こんちは~」と挨拶してくれました。

帰りがけに購買部の売店を覗いてみましたが、大学のオリジナルグッズで気に入ったものはありませんでした。残念…。

続いて私が当時住んでいたアパートを訪問します。
こちらはまったく別の建物になっていて、前の道路を進んだところにある神社だけが当時の空気感を伝えてくれていました。
こうして時間の制約の中、何とか母校を訪問することができ、幸せな気分になれました。感謝…。

この後、寒河江市に所在する亡母の実家を訪問し、二人の叔母と久方ぶりに話をして墓参りに行きました。
大叔母、叔父二人の計三人がそれぞれ亡くなった際に、私は仕事のやりくりがつかずに葬儀に出席できませんでした。
ずっと気になっていたので、今回夫婦共々念願の墓参ができ、なんだか本当にホッとしました。

墓参りを終えてから昼食をご馳走になり、今宵の宿泊先である盛岡市のビジネスホテルに向かいます。なぜ盛岡かといいますと、第二の訪問地である青森まで一気に行くには少々遠いので、盛岡を中継点として選んだわけです。
ホテルに到着したのは17時をちょっと回った頃でした。中継作戦は成功です。
ホテルは盛岡バスセンターの三階にあるちょっと風変わりなホテルでした。

荷ほどきをしてから、街に食事に出ました。最初に目を引いたのが旧岩手銀行の本館です。
東京駅と同じ技師による設計とのことで、このドームの雰囲気は東京駅とそっくりな気がします。

これはまったく予期していなかったのですが、盛岡では「さんさ踊り」が開催されていたのです。今日が最終日です。
おかげでどこへ行っても人、人、人です。

前を通ったこのお店で、お兄さんに「中で飲食できますか?」と尋ねると「OKですよ!」とのこと。
迷わず入店しました。

お握りがウリの明るい雰囲気のお店でした。

サッポロSORACHIで乾杯!
初めて飲みましたが、美味しいビールです。

SORACHIの後はこちらをいただきました。岩手のお酒「よえもん」です。
フルーティーな美味しいお酒です。

〆はお握りとみそ汁。最高でした。

帰りはほろ酔いで人ごみの中を縫うようにホテルに戻ります。
シャワーを浴びて早めに休みました。
いよいよ明日は青森です。