薬王院から筑波山に登る

八ヶ岳遠征を中止したので、ぽっかり空いた連休中日の今日、半年ぶりに筑波山に登ってきました。

コースは比較的人の少ない薬王院コースをチョイス・・・。
薬王院の登山者専用駐車場には6時半に到着しましたが、既に7割ほどの埋まり具合です。
今日はKeenのブーツを履いて出発です。

こちらから登山道に入ります。

鬼ヶ作林道を越えると本格的な登りの始まりです。

小腹が空いたのでバナナでエネルギー補給しました。
気温は低めですが、既に大汗です。

薬王院コース名物激階段道も大詰めです。

階段道が終わって平坦な山道になるこの辺りはなかなか好ましい雰囲気です。
春には山桜が綺麗なんですよね・・・。

今日も自然研究路南回りで男体山へ向かいます。

男体山頂に到着です。関東平野の眺望はまずまず。

男体山神社御本殿。伊弉諾尊が御祭神です。

宝篋山の頭越しには霞ケ浦が…。

御幸ヶ原に下りてきました。昨年から今年にかけて山頂トイレは大改修工事が行われていましたが、工事完了した模様です。

御幸ヶ原からは八郷盆地の眺めがいいんですが、今日は北風が抜けて寒い。

加波山から続く北筑波の峰々、そしてその奥には難台山と吾国山が・・・。

いつもの休日だとケーブルカーとロープウエイの運行前から御幸ヶ原は多くのハイカーで賑わっていることが多いのですが、今日は閑散としています。

女体山神社御本殿。伊弉冉尊が御祭神です。

山頂です。今年4度目です。

ハイカーは少なめです。

大鳥居と駐車場を見下ろします。

高曇りなので霞ケ浦は比較的クリアーに見えています。

下山はキャンプ場を経由します。

こちらのコースはいつも静かなハイキングが楽しめます。

イヌブナでしょうか・・・。

お名前は後ほど・・・。

アザミですが詳細なお名前は調査中。

いつものキャンプ場のベンチをお借りして小休止。

今日のザックはオスプレー。

筑波高原キャンプ場も老朽化が進んでいます。

ノコンギク?リュウノウギク?

今年4月にこちらを通った時には「進入禁止」プレートが出ていましたが、今日はなくなっています。とりあえず良かった。

伐採地は眺望に優れますね・・・。

八郷盆地をアップしてみました。

男の川も進入禁止が解除になっていると良いのですが・・・。

あらー!。進入禁止のプレートは出されたままになっていました。残念です。

林道沿いには栗の木がちらほらと・・・

栗の毬が落ちていましたが、中身は?

出発から3時間20分余りで駐車場に戻りました。
今日のブーツのKeenは大変快適でした。
日帰りで荷物が軽めの時には最高の相棒です。

筑波山は4月以来でしたが、やはり地元の山は登っていてホッとするような気がします。
今までに何度登ったか残念ながら定かでないのですが、今日のコースが一番楽しい気がします。
ただ、年始だけは筑波山神社に詣でて男体山神社と女体山神社にも参拝しないといけません。
今年ももう10月です。あっという間に初詣登山の時期になりますね・・・。

※ 本日のヤマレコの記録

将棋頭山・木曽駒ケ岳・宝剣岳に登る②(R4.9.11)

二日目の日の出は5時20分頃と昨夜管理人氏がアナウンスしていました。
測量士チームの方が5時過ぎに起きだして階下に降りて行きました。
私も後に続きます。
山荘前の小高いピークに登ると、まず目に入ったのが木曽駒ケ岳、中岳、宝剣岳のピークです。写真には写っていませんが、木曽駒ケ岳の山頂付近でヘッドランプがちらちらとしているのがわかります。
ご来光目的に登頂した皆さんでしょう。

こちらは南アルプス北部の山並み。ビラミタルなピークは甲斐駒だと思われます。右へ目を転じると白根三山が連なっています。

南アルプスの奥に富士山が見えています。ピンボケご容赦!。
ここまでで、既に大感激です。

昨日は十五夜でしたが、その残照が・・・。

左は八ヶ岳。赤岳、権現、編笠と連なります。右端には奥秩父連山が・・・。三宝山や甲武信岳が見えています。

硫黄岳から編笠山までクリアーに見えています。

伊那前岳の右手に宝剣岳が・・・。

西駒山荘を見下ろします。奥は将棋頭山です。

こちらは北アルプス。槍ヶ岳から穂高までがハッキリ見えています。

だいぶ明るくなってきました。

奥秩父連山が焼けてきました。

行者岩のピークの奥には乗鞍岳が・・・。

さらに焼けてきます。

八ヶ岳のシルエットが濃くなってきます。

こちらは浅間山です。

出ました(^^)/。

滝雲のおまけまで付きました。

いやあ素晴らしい朝になりました。

笠ヶ岳が端正な姿を見せています。

槍穂も素晴らしい。

さて5時半から朝食です。山荘の食堂の窓からの展望を楽しみながら美味しくいただきました。

すっかり明るくなりました。

このとおり・・・。

食後は寝場所にてパッキングです。無事に終えてから階下に降りて外で山靴を履きます。
山荘もたっぷりの朝日を浴びています。
6時半には山荘を後にしました。

山荘下の水場で給水中の皆さん。

将棋頭山分岐通過。

こんな素晴らしい展望に恵まれて本当に来て良かった。

御嶽山も素晴らしい。

このコースの眺望はなかなか秀逸です。
実は「聖職の碑」をスルーしてしまったのですが、この岩辺りがひょっとして・・・。

蓼科山から編笠山までの八ヶ岳連峰です。

南アルプス北部のジャイアント達です。

山座同定は難しいです。

荒川三山辺りでしょうか・・・。

木曽駒ケ岳が近づいてきます。

御嶽山が美しい。

ホシガラス君のお食事跡です。

木曽駒ケ岳はでかい。

昨日の疲れが抜け切ってませんね・・・。

濃が池分岐です。次回は是非訪れてみたい。

伊那前岳から続く立派な尾根筋です。

ハイマツの向こうに槍穂が・・・。

濃が池を見下ろします。

濃が池と宝剣岳。

御嶽山の存在は格別です。

雷鳥君登場です。濃が池から来られたと思しき先行者の男性に教えてもらいました。雛もいたようですが、私には見つけられませんでした。

近いようでなかなか近づかない木曽駒ケ岳。

山頂には登山者の姿が見えています。

木曽駒ケ岳山頂到着です。コースタイム以上に時間がかかりました。
こちらは伊那側に立つ伊那駒ケ岳神社。

山頂標識も年季が入っていますね・・・。

木曽側に立つ木曽駒ケ岳神社奥宮です。

伊那駒ケ岳神社の石積みの裏でザックを下ろして小休止しました。
宝剣岳をアップしてみました。

駒ヶ岳頂上山荘です。

木曽駒ケ岳に登っている時には結構なテントの数が確認できましたが、皆さんデッパツされたようで今は一張のみになっています。

中岳の登りから駒ケ岳を振り返ります。多くの登山者が行き交っています。

中岳山頂は花崗岩が積みあがっています。

宝剣山荘まで来ました。

ヘルメットを被ってスリングで簡易ハーネスを作って着装します。
安全第一ですから・・・。
なぜか自撮りの写真に靄が・・・(‘_’)

宝剣のピークは格好いいですね!
山頂の岩塔に人が立っています。
さあ、行きましょう。

登りの途中で宝剣山荘を見下ろします。

空木岳のビラミタルな姿は百名山に相応しい。

宝剣山頂に到着。岩塔登りのために行列ができています。私は岩塔登りはせずに、山頂の一角に到達したことに満足して大人しく戻りました。

こちらは親子連れ。男の子は5年生だそうです。忘れ得ない思い出になるでしょうね・・・。

宝剣から無事宝剣山荘に戻り、木曽駒ケ岳と宝剣岳の山バッジを購入。
後は千畳敷へと下るだけです。
乗越浄土から将棋頭山方面を望みます。

乗越浄土からの下りは登ってくる登山者が多くなかなか難儀しました。重いザックが下半身の負担になります。

千畳敷まで下りてくるとすっかりガスに巻かれてしまいました。

ザックを下ろすこともなくロープウエイ&バスのセットチケットを購入し一本ロープウエイを見送って次の便で無事にしらび平駅に下山完了です。
続いて臨時バスに乗り、菅の台バスセンターで駒ケ根行きのバスに乗り継いで駅へと出ます。

リーズナブルな高速バスという選択もあったのですが、確実なJRで帰路につきました。

さて、こうして前夜泊山中一泊二日の中央アルプス遠征は無事に終了です。
成果は100点満点でした。
快適な西駒山荘と二日目のご来光&大展望は言うことなしでした。
やはり山中で宿泊すると、同じコースでも得るものが全く異なってきます。
社会人生活の間は、山小屋乃至天泊の登山はほとんどできなかったので、これからは無理をしない範囲で山中泊が楽しめればなと思います。

ところでなんで「西駒」なんだろうと思ったのですが、伊那地方で生活する皆さんにとっては東に見える甲斐駒ヶ岳が「東駒」で、西に見える木曽駒ケ岳が「西駒」だからなんだそうです。一つ勉強になりました。

また、今回の山行で反省するとすれば筋力強化でしょうか・・・。コロナに罹患してからトレーニングもろくろくしていなかったので、行程には格別無理があるわけでもなかったのですが、結構応えました。
おそらく筋力の低下が原因ではないかと・・・。
また、地道に鍛えていきたいと思います。

さて、可能であれば来年も雷鳥君に会いに行きたいなあ・・・。

※ 今回のヤマレコ記録

将棋頭山・木曽駒ケ岳・宝剣岳に登る①(R4.9.10)

中央アルプスに遠征してきました。中央アルプスに足を踏み入れるのは初めてです。

出発したのは先週金曜日。
1日休暇を取って、18時新宿発のあずさで岡谷へ向かい飯田線に乗り換えて伊那市で下車。駅前のリーズナブルなホテルに投宿しました。

翌日は伊那市駅をタクシーで6時に出発。桂小場の駒ヶ岳登山口には6時20分には到着。料金は4,350円でした(ホテル代より高い(‘;’))。

今回の山行では将棋頭山、木曽駒ケ岳、中岳、宝剣岳とピークを踏む予定ですが、将棋頭山を除けば、千畳敷からの往復若しくは濃ヶ池を含む周回コースがメインかと思います。
しかし、それでは味気ない。そこで木曽駒ケ岳登山のクラッシックルートである桂小場ルートを選択しました。
そうです。言わずと知れた新田次郎著「聖職の碑」の舞台となったコースでもあります。

こちらが私の乗ってきたタクシーです。
駐車場は20台は停められそうな感じでしたが、この日は2台のみでした。うち一台は出発準備中でトレランの方のようです。

登山届の提出が呼びかけられています。私はヤマレコを利用しているのでコンパスで提出済みです。

少々老朽化している感じですが、四阿があります。また、簡易トイレもありました。

登山道は大変よく整備されています。地元の中学生の学校登山でも使われているようです。
天気はまずまずで雨の心配はなさそうです。

アップしてみるとなかなか絵になるもんです。

ぶどうの泉です。こんこんと水が出ています。

ここでプラティパスに水を満たしました。2リットルは重たい。

森の中に良く踏まれた道が続いています。

先は長い。まだ標高差1,000メートルある。

野田場の水場は枯れることが多いそうですが、じゃあじゃあと出てますね・・・。

ハクサンボウフウ・・・。

馬返し。結構疲れてます。

白川分岐

大樽避難小屋到着。カリウムを補充して足攣り防止(^^♪。

避難小屋内部は綺麗に整備されています。

水場もあるようなので利用価値は大。トイレは便袋式で清潔。

北八ッを彷彿とさせる苔の森

信大ルートは荒れているそうです。

それにしてもトレランの方3名に抜かされただけで誰にも会いません。熊が出そう・・・。

なかなかいい森です。

6合目は小広く休憩適地です。

津島神社は跡地のようです。

漸く稜線が見えてきた。

行者岩、茶臼山への分岐です。

行者岩のピークはなかなか特徴的。

麦草岳でしょうか・・・。

行く手には越えなければならないピークが・・・。

分水嶺です。

名前調査中。→シラタマノキです。

今宵の宿・西駒山荘に到着です。正直コロナ罹患の病み上がりと2か月ぶりの山ということもあって思いのほかきつかった。次回の山行ではザックの中身の軽量化を図らないといけないなと・・・。

管理人氏「お疲れ様でした。この後どこか行かれますか?」
私   「将棋頭山だけ行って来ようと思ってます。」
管理人氏「行ってきちゃって下さい。帰ってきてから受付しましょう。」
とのこと。

縦走路ではイワツメクサ

とチングルマを見つけました。

ナナカマドが赤い実を付けています。

将棋頭山への分岐です。

少し登って木曽駒ケ岳方面を振り返ります。ちょうどガスに覆われてしまいました。

将棋頭山山頂です。山名標識が残念なことになっています。

木曽駒へと続く尾根道です。明日歩く予定です。

花崗岩があちこちに出ているのが、この辺りの特徴でしょうか・・・。

なかなか快適そうな尾根道が続いています。

西駒山荘が眼下に望めます。まっすぐ下りると近いのですが、植生保護のため通れないようになっています。

松ぼっくりが所々に集められたかのように落ちていますが、西駒山荘の管理人氏の話では犯人は「ホシガラス」とのこと・・・。一生懸命一か所に松ぼっくりを集めて食事を楽しんだ跡とのことです。

ウラシマツツジです。色付きが綺麗ですね・・・。

花崗岩が特徴的な景観を作り出しています。

白骨の森・・・(^^♪。

山荘に戻ってきました。

こちらが大正二年に発生をした悲惨な遭難事故を教訓に地元の皆さんが建設した石室です。登録有形文化財に指定されています。
100年以上登山者の安全を守ってきたということです。

こちらは8年前に新築された本館です。小ぶりですが明るく清潔な施設になっています。

 

味のある看板です。

カップラーメンで昼食にします。石室内でバーナーを使わせてもらいました。

こちらが石室内部の様子。梁や屋根板は建設当時のものだということです。
屋根板には炭で大正時代の登山の記念と思われる「落書き」がたくさん残っています。
薪ストーブの上に掛かっている大鍋の中身は今宵の「西駒ンカレー」です。

到着された皆さんが思い思いに過ごしています。
一組測量会社の方々が一生懸命お仕事をされています。
翌朝聞いてみたところ、山荘周辺の地形を3D化した立体図を作成しているそうです。

一番右に天狗荘の屋根が見えていますね。

夏山さながらの積乱雲です。

山荘前の小高い山から将棋頭山山頂を遠望しています。こちらのパーティーの皆さんはつくば市の方々でした。言わばご近所さんです。ビックリ。

おっと宝剣山荘も見えるようになりました。

ズームしてみるとこんな感じです。明日はあそこに向かうわけです。

西駒山荘全景。可愛らしい山小屋です。

こちらは管理人氏のご愛嬌です。

一息ついてビールで乾杯。缶はお持ち帰りとなりますのであしからず。

時刻は午後3時を少し回ったところですが、気温はこんな感じです。陽射しがあって風がほとんどないので寒くはありません。

一生懸命お食事中のホシガラス君です。

山荘前には立派な展望図が・・・。今日はまったく遠望はダメですが・・・。

こちらが私の寝場所です。簡易個室のような感じです。

2階の様子です。ピカピカです。

こちらは食堂。こちらもピカピカ。

玄関です。洋式簡易便器のようなものがありますが、これは便袋式トイレの使用方法を管理人氏が宿泊者や利用者にレクチャーするために使っているものです。

再び外に出てみると宝剣岳がばっちり見えています。

歩いてきたトラバース道が見えていますが、最後は結構しんどかった。

イワツメクサです。

夏山らしい1枚が撮れました。

こちらも。測量中です。

こちらは午後4時過ぎから始まった管理人氏による高山植物講座です。

ヤマハハコ もう終盤ですね。

山荘前でも・・・。作業服の方は測量士さんです。

名前を教えてもらったんですが???(^^♪。後ほど再調査を・・・。

将棋の頭です。伊那スキーリゾートまで登山道が続いています。

こちらは・・・。

今日の同宿者は測量会社の方々が4名、つくば市のグループの方が6名、男性パーティーが一組2名、そして私の13名です。
夕食は6時と6時半の二組に分かれていただきます。私は6時半の組でした。

これが噂の西駒ンカレーです。最高でした(^^)/。

今宵は十五夜ということで管理人氏がお月見だんごを出してくれました。素晴らしいサービス。
蛇足ですが、カレー皿は食後にキッチンペーパーで念入りに拭き上げます。キッチンペーパーも1枚しか渡されません。環境への配慮が徹底されていることに感心しました。

すっかり暗くなりました。

食後の7時過ぎから西駒山荘のDVD鑑賞会があり、過去にNHKの小さな旅で取材された時の番組も見せていただきました。
そしてその後番組の中で取り上げられていた、石室の屋根板の「落書き」を管理人氏の案内で見学しました。
また、石室は大正4年の完成ですが、当時の人がどんな思いで建設工事に当たったかというとを管理人氏は熱く語っておられました。
そして「皆さんにもこの施設をよく知っていただき、山での遭難は絶対に起こしてはいけないという決意を新たにしていただけるとありがたい。」という最後の締めくくりが印象的でした。

2022会津駒ケ岳山開き

昨年に続いて今年も「会津駒ケ岳山開き」に参加してきました。
参加したと言っても早朝滝沢登山口で主催者である桧枝岐村のスタッフから記念バッジとお赤飯をいただくというだけなのですが・・・・。

アクセスは昨年同様「尾瀬夜行2345」のお世話になりました。私鉄唯一の夜行列車なんだそうです。去年はほとんど眠れなかったので今年は・耳栓・アイマスク・スリッパと万全の準備をして乗換駅の北千住で浅草からの特別列車到着を待ちます。

おかげで比較的よく眠ることができました。
電車自体は三時間ちょっとで野岩鉄道「会津高原尾瀬口駅」に到着します。車内では3:50まで待機することができます。私はすっかり眠りこけ、目が覚めると3:35になっていました。
向かって右側が尾瀬夜行2345です。

駅は高台にあり、バスの発着場所まで通路で下りてくるとこちらに出ます。清潔なトイレがあります。

昨年は接続バスは2台でしたが、今年は登山者が増えた模様で午前4時には3台のバスがやってきました。
このバスは「沼山峠」まで直通で行きますが、私は事前にドライバー氏に申告して駒ヶ岳登山口で降車します。バスの出発は4:20です。

バスを降りると国道の向かい側が「会津駒ケ岳滝沢登山口入口」です。到着は5:25でした。
下の写真の車道を100mほど進んだところに立派なトイレがあります。そこに立ち寄って出発です。
昨年は前半オーバーペースだったので、今年は意識してやっくりと歩き出します。この林道は谷を縫うように付けられていて沢の流れが近いせいもあって涼しいのが救いです。天気は快晴の様子で、今日の気温が気になるところです。

SNS等に必ず登場するこの階段が滝沢登山口です。
左の黒シャツの皆さんは桧枝岐村&観光協会のスタッフさんで記念バッジと一口サイズの赤飯おにぎりを配布しています。

バッジとおにぎりを受け取って、空き地にザックを下ろして早速おにぎりをいただきました。今日は十分な水(ナルゲンボトル1ℓ+0.5ℓ、ザックのショルダーに付けるモンベルのドリンクボトル0.75ℓ)、他に麦茶0.6ℓと水分だけで3ℓ持参しています。これだけ約で3㎏・・・。重さでバテないか・・・(‘_’)
初っ端から急登が続きますが、コンスタントなペース維持を心掛けます。新緑が美しいですね・・・。

あたりはブナの森になっています。

マイヅルソウです。ややピンが甘いのはご容赦を・・・。
途中の水場で一休みしようかと思っていたのですが、ベンチも一杯で座るところもなかったのでパスします。

ショウジョウバカマ

さらに登って、見晴らしの利くようになったところにあるウッドデッキとベンチに空きがあったのでザックを背負ったまま水分補給と塩分補給を行います。

小休止の後出発すると駒の小屋が見えてきます。5月にかつての職場の仲間と会津駒を計画したのですが、悪天で見送りました。来年は残雪の会津駒を駒の小屋泊まりで是非リベンジしたい。

再びショウジョウバカマです。

ツマトリソウかな・・・。違っていたらご指摘ください。

たどり着いた駒の小屋も多くの登山者で賑わっています。トイレをお借りして会津駒ケ岳&中門岳ピストンに向かいます。去年に比べて雪が多い。

登りの途中で振り返ると絶景が待っていました。スタイリッシュな尾瀬・燧ケ岳と駒の小屋が絵になります。

ゴゼンタチバナです。 会津駒のシンボルフラワーとも言うべきハクサンコザクラは、雪解けが遅かった影響か全く見かけませんでした。

山頂到着です。記念撮影の順番待ちになっていたので山頂標柱だけカメラに収めて分岐に戻ります。中門岳には会津駒山頂からも向かうことができます。

中門岳へのルートはなかなか楽しい稜線散歩です。右が荒沢岳かしらん・・・左は・・・。

何れにしろ越後三山方面か・・・。どなたかご教示を・・・。

尾瀬の盟主燧ケ岳(左の双耳峰)と至仏山(右奥の若干残雪がある山)です。7月中旬に至仏山にフラワーハイキングを計画中なんですが天気が・・・。

中門岳への天上ハイキング。ただ、中途半端な残雪が歩きにくさを助長してますな・・・。

なかなか絵になります。天上の楽園か(^^)/。

素晴らしい・・・。

湿原は雪解けで現れたばかりという感じで花はこれからのようですね。

イワイチョウの葉だと思われます。

中門大池に建つ中門岳標柱。本当の山頂はもう少し先のようですが、今日はここで良しとしましょう。それにしてもこの標柱の表記「(この一帯を云う)」が何ともゆるくほっこりさせられます。
本当の山頂を訪問するのはフラワーシーズンの盛りに取っておこうかと・・・(^^)/。

見えているのは平が岳でしょうか・・・。

木道の先のコメツガのある森が中門岳のピークのようです。

さあ、戻りましょう。正面が会津駒ケ岳です。実は駒ヶ岳のトラバースルートの分岐から少々中門岳方面に下ったところにザックをデポしてきました(‘_’)。

デポ地点で細君お手製のおにぎりをいただきます。

時刻は11時に近づいています。まだまだ中門岳に向かう登山者が続きますね。

直進すると駒ヶ岳山頂。残雪が右側に出っ張っているところにトラバースルートの入口があります。改めてこの写真を見ていると残雪が犬の顔に・・・。

駒の小屋まであと一息です。

こちらは奥日光の盟主白根山です。だいぶ積乱雲が湧いてきてますね。

駒の小屋で中門岳の山バッジとTシャツ、そしてコカ・コーラを買い求めました。
何とコーラは冷え冷えです。駒の池の残雪を使って冷やしているんですね・・・。

最後にトイレを拝借です。このトイレは協力金を入れるシステムです。

さあ帰りましょう。絶景も樹林帯に入るまでです。名残惜しい。昨年に比べると体力的には余裕がありましたが、駒の小屋に着いた後、見事に足が攣りました。なんでだろう・・・。

快晴の下楽しい山歩きができました。

ウッドデッキのある休憩所から会津駒を振り返る。

イワカガミ

午後からの雷雨の心配も若干ありましたが、この分だと下山するまでは全く大丈夫でしょう。

お別れです。

イワカガミ写真集です。

オオカメノキ

この後は強烈な陽射しとの闘いでかなりきついものがありました。そんなわけでいきなり最後の階段となります。

無事下山です。良かった良かった。登りから違和感があったのですが左の膝をちょっと痛めたようです。

安全第一ですね。

駒ヶ岳登山口バス停まで出ると13:32のバスを待つ山ガールが一人。「32分まだ来てないんですか?」と聞いてみると「まだ来てないんです。」との答え。
本来アルザ尾瀬の郷で入浴をしてのんびり帰るつもりだったのですが、「このバスでまっすぐ帰ろう」と・・・。
そんなわけで10分ほど遅れてきたバスに乗り、会津高原尾瀬口駅に出て15:17の特急で北千住経由で無事帰宅しました。

駅のホームで一人打ち上げ・・・。

自宅には予定より3時間ほど早く帰り着くことができました。

今回の山行は昨年山開きのタイミングに初めて登った会津駒ケ岳が大変素敵な山であったことと、お隣の中門岳ピストンを予定していながら体調不良のため果たせなかったので是非再訪したいと計画したものです。
体調の方は、往路の夜行列車の過ごし方を見直したりもして、ある程度睡眠が取れたためかまずまずでした。昨年は脱水気味だったので水分補給、塩分補給にも特に気を遣いました。にもかかわらずやはり足が攣ったのはなぜだろう・・・。
残念だったのは湿原周りの高山植物の開花にはまだ早かったようで、ハクサンコザクラにお目にかかることができなかったこと・・・。
これは近いうちに駒の小屋泊まりで花のシーズンに余裕のある山旅を計画してリベンジしたいと思っています。

次回は尾瀬・至仏山にこれまた夜行日帰りで出かける予定です。

※今回のルートと高低図

宝篋山と小田城跡を歩く

今日(6月18日)は細君が東京で友人達とランチ会をするというので車で彼女を駅へ送り届けた後、久しぶりに(前回の記録はこちら。)宝篋山に登るべく小田駐車場を目指します。

同所には10時近くに到着しました。こちらの駐車場は初めての利用でしたが、簡易トイレもある広々としたもので100台は停められそうです。

今日はサロモンのローカットシューズですので、ザックを背負って即出発です。
小田の街中から仰いだ宝篋山です。

小田休憩所の駐車場はやはりほぼ満車で、早朝登山で既に下山してきた人達が帰りの準備をしているところです。結果として駐車場のチョイスは正解でした。

今日の登りは沢沿いの極楽寺コースにします。気温高めですから少しでも涼を求めようという算段です。

一番最初に目にした花はこちらです。「オカトラノオ」

「地蔵菩薩立像」です。鎌倉の昔には、辺りは「極楽寺」の大伽藍が広がっていたと考えられているそうです。中世史のロマンですね。

「ミヤマハコベ」でしょうか・・・。

「ムラサキツユクサ」でしょうか・・・。ことごとく自信なし(‘_’)。

「ウマノアシガタ」

「ドクダミ」

沢を何度か渡ります。水は奇麗です。

朝ご飯は細君と一緒に食べて来たのですが、早くも小腹がすきました。

この大きな口のような岩は何度見ても印象的です。

先行パーティーに追いつきます。 今日は土曜日なのでハイカーも多いですね。

山頂の一角に到着です。もう一息。

山頂の宝篋印塔です。今まで気が付かなかったんですが、欠けてますね・・・。

霞ケ浦もぼんやり見えている程度です。

筑波山もうっすら見えていますが、写真ではわかりませんね。山頂も風がなくて蒸し暑い。

ノアザミにハチ君が来ています。

こちらも「ウマノアシガタ」ですね。

下りは小田城コースをとりました。
ほとんど駆け下ったので汗びっしょりです。
あっという間にお地蔵さんまで下りてきました。前回通った時にはお地蔵さん達の前掛けが新しくなっていましたが、早くも色落ちしてしまってますね。
トレランの男性が追い越していきます。

この花の名前分かる方いらっしゃいますか・・・。調査の結果、どうやら「ムラサキカタバミ」のようです。

小田休憩所は素通りしてランチ目当ての「TAMARIBAR」に向かいます。

こちらです。土日祝日のみの営業です。

シンプルなメニューです。「玉子かけご飯定食」をオーダーしました。

お茶とサービスのパンです。自宅で食べましたが美味しかった。

大変ボリュームのある定食で全部は食べられませんでした。ごめんなさい。

食後に車に戻りシャツを着替えてカメラだけ持って国の指定史跡「小田城跡」へ行ってみました。
立派な「案内所」を見学後本丸跡に向かいます。
こちらの石塔は小田城跡の発掘調査の際に本丸跡にあったものを集めたものだそうです。

こちらが小田城跡です。宝篋山に抱かれた平城という感じでしょうか。

宝篋山を眺めるベストポジションでもありました。

40代の頃ロードバイクでリンリンロードを何度も走りましたが、当時は小田城の発掘調査で中に入ることはできませんでした。こんな立派な遺構は、つくば市民のみならず茨城県民にとっても貴重な歴史遺産だと思います。

今回はわずか2時間強の山歩きと城跡散歩でしたが、なかなか貴重な体験ができました(^^)/。

※ ヤマレコの記録はこちら