41年ぶりの「蝶ヶ岳」リベンジ①(R7.8.31)
蝶ヶ岳に登ったのは。社会人になって2年目の昭和59年9月19日でした。
当時所属していた職場山岳会の涸沢秋合宿打ち上げ後の個人山行で、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳を周回して横尾まで下りて幕営し、翌日に蝶ヶ岳から常念岳まで縦走するつもりで道中の最初の目的地として登りました。
天気は下り坂で曇天覚悟でしたが、稜線に出てみるとガスガスで視界も20~30m程度で展望ゼロでした。
これでモチベーションはダダ下がりで、あっけなく縦走は断念して長塀尾根を徳沢へと下山しました。
救いと言えば、蝶ヶ岳山頂付近で雷鳥に出会えたことでしょうか…。
高校、大学と登山を続けてきて雷鳥に出会ったのは初めてでした。
以来、蝶ヶ岳から見た屏風のような槍穂連峰の写真を目にする度に、いつかはリベンジしたいと思い続けて早41年が経ってしまったというわけです。
さて、今回のリベンジ山行は、毎日アルペン号を利用して三股から蝶ヶ岳をピストンするという計画です。
8月30日(土)の夜に竹橋の毎日新聞社に向かいます。
バスの出発は11時、受付は10時45分開始です。
私の席は最前列から2列目の通路側でした。

前回の会津駒ケ岳の時にはよく眠れたのですが、今回はバスが談合坂SAで一回目の休憩をするまでほとんど眠れませんでした。

談合坂SAを出てから次の休憩場所の諏訪湖SAまでは何とか眠ることができました。
同所でトイレ休憩後は、タクシーへの乗り換え場所である安曇野合同庁舎向かいのセブンイレブン駐車場までうつらうつらしているうちに到着しました。
セブンイレブン駐車場で待っていた南安タクシーに乗り換えます。時刻は3時45分です。
バスには20人くらい乗っていましたが、三股登山口に向かうのは3人だけでした。
やはり、燕岳登山口へ向かう人が多かったようです。

三股登山口駐車場には4時半前には到着しました。まだ、真っ暗です。
やはりタクシー車内でもほとんど眠れませんでした。
三股登山口駐車場でサンダルから山靴に履き替えて、パッキングを確認してトイレを済ませて、ヘッドランプを点けて4時50分前には出発です。

ゲートを通過し、しばらく林道を歩きます。

空が白々としてきましたね。

三股登山指導所通過です。

ここから登山道に入ります。

少々登ると常念岳の分岐です。
三股サーキットと呼んで前常念から常念、蝶をぐるっと周回するコースにチャレンジする御仁も結構いるようです。
私は左へと進みます。

こちらのつり橋は結構揺れました。

ひと頑張りで「力水」です。
冷たい美味しい水が豊富に出ています。
残念なのは周囲に休憩スペースがほとんどないことでしょうか…。

陽が射してきました。

このコースはとにかく階段が多かった(‘_’)。

SNSですっかり有名になった「ゴジラみたいな木」です。

確かにゴジラだ(^^♪。

ここにはベンチがあったので、バナナで栄養補給しました。

ここからしばらくは傾斜も緩くなって歩きやすい登山道が続きます。


まめうち平のちょっと手前で小休止。
この頃「緊急地震速報」が鳴りましたが、どうやら訓練だったようです。

まめうち平のベンチには先行者がいたので通過です。

トウヒの森でしょうか?

カニコウモリ

ゴゼンタチバナの実

サラシナショウマ

抜けるような青空だあ…。

ようやく半分登ったというところ。
ただ、急登本番はこれから…。

蝶沢は涸れ沢になっていますが、辺りの空気はひんやりしていて気持ちいい。

ハクサンボウフウ

マユミ

トリカブト

呼吸を整えて最後の登りへ…。

オオヒョウタンボク

ナナカマド

ナナカマド

ようやく森林限界が近くなってきた。

大滝山荘分岐通過

頂稜部に到着
梓川の谷を挟んで西側には大展望が広がっています。
登りの苦労が報われる瞬間です。
こちらは焼岳

左から明神岳、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳と続きます。
これが見れただけでリベンジ成功です。

前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳です。

さらに北穂高岳から大キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳と続きます。

槍ヶ岳から右へは北鎌尾根が伸びています。

手前が東鎌尾根でしょうか…。

こちらの三つの山も41年前に涸沢を出発し南稜を経て北穂高に登り、涸沢岳、奥穂高と周回してザイテングラートを下って涸沢に戻る周回コースでそれぞれの山頂を踏んでいます。
当時の私は20代の前半で、難易度高めをとされるこの周回コースを極端な話ひょいひょいと回ったような気がします。
天気が高曇りで風が強く、かつ寒くて各ピークに長居ができなかったことだけが妙に記憶に残っています。
現在の私は、目が悪く、こうした岩稜は苦手としているので、こうやって眺めて思い出に浸るのが一番かなと思っています。

梓川をズームしてみます。

41年ぶりの蝶ヶ岳山頂です。バンザーイ!
居合わせたソロの女性の写真を撮ってあげたところ、お返しに撮ってくれました。

こちらはザイテングラートの取り付き付近でしょうか…。
目一杯ズームしてみました。

こちらは北穂高岳の南稜です。

槍ヶ岳もズームしてみました。

槍ヶ岳はまだ未登なので、来年あたり山友を誘って登ってみようかと思っています。

大キレットは遠望する限り穏やかそうにも見えるのですが…。

こちらは大天井岳です。
ドーム状の山容は、明神から徳沢へ向かう間に遠望できます。

小屋のチェックインは11時半過ぎとのことでしたので、先に昼食を取ることにしました。
カレーライスをオーダーしました。1,500円也です。
味は甘めでコクがあり上々でした。ライスも多めでした。
ただ、カレーの具が溶けてしまっているのかあまり見当たらなかった(‘_’)。

食後にチェックイン手続きをします。
一泊二食付き14.000円ですが、私は「やまたん」で予約したので支払いはありません。
案内されたのは「こけもも」の5番です。
半個室タイプの部屋です。
隣とはロールスクリーンでほぼ完全に仕切れるのでプライベート空間を確保できます。
本来、半個室は価格が2,000円増しとなるのですが、今日は幸い満室でないので、半個室が割り当てられたんだと思います。
ザックは廊下か廊下に設置されているラックに置くシステムになっていて、スタッフから説明がありました。

荷物整理の後再び外へ…。
蝶槍をピストンして来ようと思います。
こちらは涸沢岳と奥穂高岳の鞍部に建つ穂高岳山荘をズームしたものです。

こちらは北穂高岳の山頂に建つ北穂高小屋をズームしたものです。

こちらは槍ヶ岳の肩に建つ槍ヶ岳山荘をズームしたものです。
これらの山小屋には泊まったことがありませんが、今後、泊まる機会はあるでしょうか?

眺めていても飽きることがありません。

中岳、大喰岳、槍ヶ岳

大キレット

低木は色付き始めています。

蝶槍へ向かう道中は槍穂展望のプロムナードといったところでしょうか…。

横尾の分岐です。
41年前は横尾からここを目指して登ってきました。
20kg近くあるザックを背負って急登を喘いで登ってきて、漸く稜線に出たのにガスガスで何も見えず、予想していたとは言えかなり落胆したのを覚えています(‘_’)。

大天井岳と蝶槍です。
常念岳はガスに巻かれてしまっています。
10日ほど前にこの周辺で何日か続けてツキノワグマの親子が目撃されています。

大天井岳です。
登ってみたい山の一つです。

当然ながら実際には下の写真のとおり結構な距離感があります。

蝶槍山頂です。
かつてはこちらが蝶ヶ岳の山頂とされていたそうです。

槍というよりはミニ笠ヶ岳といった感じでしょうか(^^♪。
山頂では写真だけ撮って戻ります。
何せドリンクを小屋に置いてきてしまったので、喉がカラカラなんです。

槍穂の展望台としては、やはり一番なんではないでしょうか…。
と言っても常念や大天井には登ったことがないのですが…。

こちらはオンタデです。結構色付いています。

正面が蝶ヶ岳山頂です。
見事な二重山稜になっているのが良くわかりますね…。

横尾の分岐近くは結構登山者の往来があります。

上高地を見下ろします。

蝶ヶ岳ヒュッテに帰還しました。

こちらは談話室です。

こちらは洗面所
反対側にももう少し広いシンクの洗面台がありました。
歯磨き粉、洗剤類の使用は禁止です。

蝶ヶ岳ヒュッテの全景です。後方が蝶ヶ岳山頂です。

今日の行動は終了なので売店で生ビール(ジョッキ)を買おうと思って誤って缶ビールを購入してしまいました。
談話室でくつろぎました。

キャンプ用のリクライニングチェアでも背負ってきて寛ぐのも悪くないかもです…。

来年は燕から常念の縦走もしてみたい。

安曇野の盟主だけのことはあります。

安曇野の街を見下ろします。

ズーム

17時過ぎにもう一度外へ出てみました。

それにしてもいい天気に恵まれました。

常念から前常念に続く尾根です。

山の神様に感謝です。



第一回目の夕食は17時半スタートです。
サバの味噌煮とハンバーグをメインにした夕食で、大変美味しくいただきました。
ご飯とみそ汁とお茶はお代わり自由です。

食後は早めに洗面をして、自分の寝床でまったりしました。

携帯の電波ですが、今回はdocomoのGalaxy S25とpovoのiPhone8の二台体制で行きましたが、docomoは小屋内ではほとんど繋がりません。ただ、私の寝床の頭側には窓があって窓側ではアンテナが立ってLineで自宅の細君とやり取りができましたが、時に繋がらなくなることもあり不安定でした。
povoはau回線ですが、こちらは小屋内でも小屋周辺でも全く不自由なく電波を拾っていました。
auがおすすめです。
今日は、寝不足でヒュッテまでの登りでは苦労しましたが、到着後は蝶槍ピストンを含めて大変心地良い時間を送ることができました。
明日も天気は良さそうなので御来光と槍穂のモルゲンロートが楽しみです。
ではおやすみなさい。