八ヶ岳,  山歩きの記録

「苔の観察会」produced by Seitaisou(R7.6.21~22)②

おはようございます。
二日目の朝になりました。

天気はまずまずの模様です。
夜から朝にかけてもっと冷えるかなと思いましたが、さほどでもありませんでした。
我々が泊まった「もみ」は玄関の真上のカーテンの締まっている部屋です。

白駒池もなかなか良い雰囲気です。

白駒荘も満員なんでしょうね…。

白駒荘のちょうど真後ろのピークが高見石でしょうか…?

さて朝ご飯の時間になりました。
美味しくいただきます。

二日目の観察会スタートです。

もののけの森です。

何度来ても素晴らしい場所です。

不思議な魅力があります。

昨日勉強した苔たちです(^^)/。

この案内看板も「北八ヶ岳苔の会」で設置したものなんだそうです。

道中で青苔荘の山浦社長と話をしました。
この木道整備は、約30年前に社長一人で始められたそうです。
その後、周辺の山小屋や、ボランティア、行政機関、民間企業の協力を得て今日に至っているそうです。
どうりで、大学生の時に訪問した際の記憶を紐解いても、木道のことはまったく残っていないはずです…。

山浦社長曰く、「木道を設置するよりも、傷んだところをメンテナンスする方が難しい」、「木道の板も二本渡しから四本渡しに換えているので、だいぶ歩きやすくなっているでしょ…」とのことでした。

さあ、苔解説は続いていきます。

皆さん撮影に余念がありません。

こちらも昨日勉強しました。

こちらは本日初登場です。

「にゅう」との分岐は左に入ります。

こちらはヒカリゴケです。
先生が観察のためライトを当てています。

正に苔三昧です。

トウヒの幼木でしょうか?

ちょっとお名前がわかりません。

こちらも本日の新顔です。

こちらも

続々と…。

さて本日の最終目的地「白駒湿原」に到着です。

これは「ウマスギゴケ」です。

可愛らしい苔ですね…(^^)/

樋口先生によれば、白駒湿原は高層湿原でも低層湿原でもない中間湿原なんだそうです。

白駒池まで戻ってきました。

池を時計回りに小屋に戻ります。

良く撮れました。
オオスギゴケでしょうか?

白駒荘は大賑わい。
今年の1月に雪上車のツアーで来る予定でしたが、義父が他界して叶いませんでした。

白駒荘前から見る白駒池です。

白駒湿原でパネルで説明できなかったからということで、ここで改めてウマスギゴケについて説明していただきました。
先生の人柄が現れます。

こちらは苔ではないそうです。
名前を教えていただいたのですが、失念してしまいました(‘_’)

さて、青苔荘まで戻ってきました。
これで解散となります。
樋口先生、山浦社長、二日間大変ありがとうございました。
勉強になりました。

さあ、解散になりましたが、我々は昨日車をデポした駐車スペースまで送ってもらわないと帰れません。
11時半を回ったところですが、社長にお願いすると「1時頃まで待ってもらえない?」ということです。
だいぶ時間ができたので、白駒荘まで土産物を見に行くことにしました。

こちらはその道中で見つけた苔です。

白駒荘で二点ほど土産を調達して青苔荘に戻ります。

青苔荘ではアップルパイセットをいただきました。
これがなかなか美味しかった。
味にうるさい細君にも好評でした。

この後、送りを待っていると社長から「樋口先生が乗っけてってくれるそうだから」と…。
大変恐縮なんですが、お言葉に甘えて先生の車に同乗させていただくことにしました。

駐車場までの道すがら、どうしても苔に目が行きます(^^)/

先頭を行くのが先生です。

無事に下山しました。

その後は先生に〇〇番カーブまで送っていただき、フリードに帰還しました。

今回は山歩きというよりも、正に「観察会」で普段とは全く違う山へのアプローチでした。
ただ、二日間、苔研究の第一人者の解説を聞きながら、実際の生態に触れる機会はそうそうないかと思います。
そういう意味で、大変勉強になりました。

また、樋口先生の人柄が素晴らしかった。
研究者というと、もっととっつきにくい人物像を勝手にイメージしていましたが、とんでもない誤認識で、穏やかな語り口で参加者個々人にも配慮を欠かさず、解説も大変わかりやすいものでした。
聞けば今回を最後に、こちらの「苔の観察会」の講師は引退されるとか…。
大変残念な気がします。
私たち夫婦は、今回初めて先生にお目にかかり、今までお名前も存じ上げなかったのに、すっかり先生のファンになってしまいました(車に同乗させていただいたのも大きかったかもです😁。)。

さらに、私にとって良かったのは、青苔荘の山浦社長と話ができたことです。
山小屋のオーナーと親しく話をする機会はなかなかない。
今回は、社長のフレンドリーな人柄のお陰て、木道設置の経緯と苦労や冬の間の食材の補給方法、近年の少雪化の状況等色々な話を聞かせていただけて、大変ありがたかった。

このお二人のお陰で二日間の白駒池滞在の密度がぐーんと深まった気がしています。
お二人に改めて感謝申し上げます。

※今回のヤマレコの記録

(追伸)
青苔荘で「北八ヶ岳コケ図鑑」を買い求めました。
樋口先生にサインをいただきましたので写真を載せておきます。

コケ愛にあふれるサインでした(^^)/。

若い頃から山が好きで、いろいろなところに出掛けてきましたが、社会人になってからはかなりのブランクがありました。 それでも40代過ぎから自転車を始め、組み立てまで自分でこなすほどののめりこみようでしたが、現在は再び山へと回帰しています。 ただ、キャンプも好きで細君と年に数回関東甲信越のキャンプ場を訪れています。 もう還暦も過ぎたので「今のうちに行きたいところへ行っておこう」と自分に言い聞かせているのですが、ここ数年はコロナ禍で山もキャンプも自粛ムードでした。 新しいブログを出発点に野外活動を一層充実させていきたいと思っています。

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