尾瀬,  山歩きの記録

至仏山フラワートレッキング(R5.7.22)

一昨日の金曜日の22時20分に東京駅八重洲口を出発する夜行ツアーバス利用で、尾瀬・至仏山にフラワートレッキングに行ってきました。
至仏山に登るのは11年ぶり2回目です(前回の記録はこちら。)。
ツアー会社は「サンシャインツアー」で料金は鳩待峠までの乗り換えなしの往復運賃と帰りの日帰り入浴代込みで8,900円と大変リーズナブルです。
ただ、鳩待峠直通という事情もあるんだと思いますが、バスは足元も狭く荷物の置き場もなく、快適とは言い難いものでした。
それからオプションになりますが、特製舞茸弁当(1,000円)をお願いしました。こちらはお茶付きで味も良くお勧めです。

そんなわけで5時半前には鳩待峠バス乗り場(11年前にはなかった。)でバスを降車して鳩待山荘に向かいます。
山荘の食堂をお借りして弁当で腹ごしらえしました。山荘の食堂は早朝から開放されています。

食事を終えて出発です。ガスガスですね…。気温は標高の割に低くありません。
ロングパンツにハーフスリーブのウール混シャツ(下にはファイントラック製のアンダー)で快適です。

解説板をパチリ。ネットでおなじみの「尾瀬」という看板があるのですが、写真撮影の列ができていたのでこちらをチョイス…(^^♪。

ここから山の鼻まで下り基調の登山道が続きます。

いかにもクマが登場しそうな感じです。

木道の板には東電の刻印が…。初期の木道は電信柱だったとか…。

標識類は充実しています。

鐘を鳴らしてから進みます。

ビジターセンター前通過。ビジターセンター裏の公衆トイレをお借りしました。この後は鳩待峠に下山するまでトイレはありません。

特別研究見本園を一周する当初計画だったのですが、

閉鎖中でした。

正面が至仏山ですが、雲の中です。緑が美しい。

尾瀬の夏を代表するキンコウカ

ネジバナでしょうか?

サギソウでしょうか?

コバギボウシ

同じく。

コバギボウシ

今年の秋は草紅葉の尾瀬を歩いてみたくなりました。正面には燧ケ岳が姿を見せてくれています。

「午前9時以降の入山は自粛してください。」…結構重たい注意点です。

ミネウスユキソウ

ニッコウキスゲ

クルマユリだと思うのですが…。コオニユリ?

オオバギボウシ

クルマユリorコオニユリ

やっと森林限界 大汗で既にバテバテ。持病の坐骨神経痛が出て左足が重い。

燧ケ岳と尾瀬ヶ原の展望が開ける。

素晴らしい。

木道上には多くの登山者が…。

こちらも歩いてみたくなりました。

オオバギボウシ

シナノオトギリ

コメツツジ

ニッコウキスゲ

こちらの標高も上がってきました。見える景色が微妙に変わってきます。

イワシモツケ

イブキジャコウ

タカネナデシコ

タカネナデシコの群落

コメツツジ

イワシモツケ

山頂にかなり近づいてきました。

こちらはホシガラス君がハイマツの実を食べた跡です。去年の9月に西駒山荘の御主人に教えていただきました。

イブキジャコウ

ハナニガナ

蛇紋岩とコバイケイソウ

山頂到着です。バテバテです。時刻は9時42分です。鳩待峠から4時間かかりました。

鳩待峠を遠望します。左が鳩待山荘。右がバス乗降所です。
坐骨神経痛が出ているので下りもスローペースで…。

左奥に小至仏が見えています。

燧ケ岳も間もなくガスに巻かれそうな感じです。

数えきれないくらいのトンボ君たちが飛び回っています。

トンボ君小休止中。

居合わせた若者に撮ってもらいました。

ホソバナヒナウスユキソウ
今回の一番のお目当てです。

ネバリノギラン。この花も多く咲いていました。

ハクサンシャクナゲ

可憐な高山植物の中ではひときわ目を引きます。

タカネシオガマとイブキジャコウ
パープル同盟?

ホソバツメクサ

イブキジャコウ

イワシモツケ
蛇紋岩とのコーディネートが素晴らしい。

タカネナデシコ

至仏山らしい景観が広がっています。

ホソバナヒナウスユキソウです。

花々のコラボ

今日一番の株

ネバリノギラン

お花畑です。

至仏山を振り返ります。

小至仏山を目指します。足が痛い。

タカネナデシコ

イワシモツケ

タカネナデシコ

ホソバツメクサ

ハクサンシャクナゲ ゴージャス。

小至仏山到着

写真だけ撮って下ります。

コバイケイソウ
下りの途中の蛇紋岩の岩場でスリップして派手に転びましたが幸い無傷でした。

ウラジロヨウラク

ウサギギク

テガタチドリ?ハクサンチドリ?

ハクサンフウロ

ウラジロヨウラク

笠ヶ岳分岐 いつか行ってみたい。

シナノオトギリ

オヤマ沢田代 ワタスゲが…。

鹿棚の門扉はその都度閉めなくてはなりませんね。

モミジカラマツ

さああと一時間半くらいですかね…。

トリアシショウマ

原見岩
名前のとおり岩の上からは尾瀬ヶ原が良く見えます。

ここを過ぎたあたりからポツポツ雨が落ちて来ました。
私は鳩待峠まで折りたたみ傘で凌ぎました。

キンコウカの大群落

オオヤマフスマ?

キンコウカ

ミヤマダイモンジソウ

この後は雨に濡れるのを避けてカメラをザックにしまったので、道中の写真はありません。
鳩待山荘に無事に帰還しました。正直なところ坐骨神経痛で結構辛い道中になってしまいましたが無事下山できて何よりです。
到着が13時でしたので、帰りのバスまで3時間ほど時間を潰す必要があります。
当初は横田代までのピストンを考えていましたが、本降りになった雨と足の痛みで当然のことながら見合わせました。

そんなわけで一人で祝杯をあげました(^^♪。

今回は昨年同時期に計画して天候不順のためキャンセルした至仏山フラワートレッキングのリベンジでした。
結果は本記事掲載のとおり多くの花々に接することが叶い、また、燧ケ岳と尾瀬ヶ原の眺望も堪能できて大変満足のいくものとなりました。
ただ、坐骨神経痛はいかんともし難く、道中がある意味苦行となりました。
しばらくストレッチを入念に行いつつ養生したいと思います。

この夏は昨年同様小屋泊まりでできればアルプスに登ってみたいと思っているのですが…。

※ ヤマレコの記録

若い頃から山が好きで、いろいろなところに出掛けてきましたが、社会人になってからはかなりのブランクがありました。 それでも40代過ぎから自転車を始め、組み立てまで自分でこなすほどののめりこみようでしたが、現在は再び山へと回帰しています。 ただ、キャンプも好きで細君と年に数回関東甲信越のキャンプ場を訪れています。 もう還暦も過ぎたので「今のうちに行きたいところへ行っておこう」と自分に言い聞かせているのですが、ここ数年はコロナ禍で山もキャンプも自粛ムードでした。 新しいブログを出発点に野外活動を一層充実させていきたいと思っています。

2件のコメント

  • 会長

    写真が素晴しい!まるで図鑑の様です。実物はもっと美しいのでしょうね。

    私の坐骨神経痛は、いよいよ鍼治療に入りました。おしりの筋肉の硬いポイント3~4cmの深さまで10本位の鍼を刺して、そこに電気を通すんです。正直ビビリました!でも痛くないですよ~

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