山の雑記帳

山岳遭難防止講習会受講(R5.6.20)

今週火曜日の19時から日比谷図書文化館で開かれた「山岳遭難防止講習会」を受講してきました。
主催は東京都山岳連盟・遭難防止対策委員会です。

私は事前にネットで開催情報を知り、申し込みをしました。
ちなみに受講料は500円です。

日比谷図書文化館には18時過ぎに着いてしまったので、一階PRONTOでコーヒーとパウンドケーキで腹ごしらえします。
こちらは文具店と書店が併設された大変居心地の良い空間でした。

今日の講師は長野県警察山岳遭難救助隊の岸本隊長です。
信州大学山岳会のOBです。

配布されたレジメの表面のみ参考に貼っておきます。
私のメモ書きがありますがご容赦ください。
岸本隊長のお話の中で特に印象に残ったのは、現在長野県警察が運用しているヘリコプターの名称「やまびこ」の由来です。
一つは、やまびこ本来の「こだま」という意味。
二つは、まさに「こだま」は必ず戻ってくるという意味。
つまりは危険な現場に出動しても必ず無事に帰ってくるという願いを込めて命名されたものだそうです。
常に危険を伴う救助活動を無事に完遂しようという意気込みも込められているのではないかと…。

講義はここ十年来の山岳遭難事故の統計及び近年の遭難者の傾向を踏まえ、登山者の意識がいかにあるべきかという話から装備や行動食に至るまで実に幅広いもので、大変勉強になりました。
私が高校や大学で学んだことと基本においてはほぼ同じですが、ヘルメットの着装やGPSの活用はここ十年くらいで急速にスタンダード化してきたものだと改めて認識しました。

受講者は40人ほどで大変盛況で、最後の質疑も活発に行われました。
講師の岸本隊長は本講義終了後、本日中に長野に帰られるそうで、日常の救助活動のご労苦に改めて敬意と感謝を表する次第です。

大変ありがとうございました。
合わせて貴重な機会を設けていただいた都岳連のスタッフの皆様にも御礼申し上げます。

若い頃から山が好きで、いろいろなところに出掛けてきましたが、社会人になってからはかなりのブランクがありました。 それでも40代過ぎから自転車を始め、組み立てまで自分でこなすほどののめりこみようでしたが、現在は再び山へと回帰しています。 ただ、キャンプも好きで細君と年に数回関東甲信越のキャンプ場を訪れています。 もう還暦も過ぎたので「今のうちに行きたいところへ行っておこう」と自分に言い聞かせているのですが、ここ数年はコロナ禍で山もキャンプも自粛ムードでした。 新しいブログを出発点に野外活動を一層充実させていきたいと思っています。

2件のコメント

  • 会長

    山岳遭難防止講習会の受講ご苦労様でした。プロの講習会は凄いですね!また、ご熱心なメモ書きも大変参考になりました!

    • tatsunoko

      久しぶりに座学を受けました。
      プロのお話は奥行と広がりがあって流石だな感心しました。
      長野県の救助隊の皆さんには昨年八ヶ岳でもお会いしましたが、実力に裏打ちされた頼もしさが滲み出ているような気がします。

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