山の道具たち

皮革製登山靴にインソールを入れてみた

上州武尊山に出掛ける前にトップ靴店の皮革製登山靴に新規にインソールを入れてみました。
この登山靴は中敷きに一枚皮が敷いてあるだけで、靴そのものにはショックアブソーバー機能はまったくありません。
もともとウールのソックス二枚履きを前提にオーダーメイドしたものなので、クッションの役割はソックスが担うことが作り手のコンセプトになっていると言えます。
しかしながら、20年近いブランクの後、彼に再登板してもらう際にはクッション性を高める適当なインソールがないものかとずいぶん探したものです。
しかし、今時の妙に厚みのあるインソールを入れると靴そのもののフィット感が損なわれるので、結局ずっとインソールは入れずじまいで今日に至りました。

そんな中、先日あるサイトを見ていたら
「スペンコRXコンフォートインソール」
という製品を皮革製の軽登山靴に入れている記事が目に留まりました。
このソールは2mmほどの厚みの真っ平らなもので、これなら我が家の相棒にもフィットするのではないかと…。
早速ネットでオーダーして手元に届いたのが下の写真のインソールです。

トップ靴店のこの登山靴で出動?する際には、通常インナーにメリノウールの中厚手の5本指ソックスを、アウターにはウールの厚手ソックスを履いています。もともとオーダーメイドした際には厚手のウールソックス二枚履きで合わせてあるので靴の中には若干の余裕があるはずです。
それならば、この2mm厚のインソールは本来のフィット感を損なわないはずと判断して購入に至りました。

こちらが表側…

こちらが裏側になります。
武尊山で使用済みのため少々汚れが目立ちますかね(^^)。

実戦投入結果はどうだったかというと、途中踵が擦れるような感触があり、今までよりもインソール分踵の位置が高くなったので、靴との相性が悪くなったのかも知れないと思ったのですが、歩き終わっても靴擦れ等には全く至らずほとんど問題ありませんでした。
薄いインソールではありますが、足裏への衝撃も多少緩和されたのではないでしょうか。

今回は全行程5時間弱の山行でしたが、この調子であれば十分実用に耐えてくれそうです。

インソール1組(ちなみに税込み1,399円でした。)のお話ですが、今後の山歩きの楽しみが増えたようで、ちょっと幸せな気持ちになれました。
今後、履き込んでみた感想を折を見てまたレポートしたいと思います。

若い頃から山が好きで、いろいろなところに出掛けてきましたが、社会人になってからはかなりのブランクがありました。 それでも40代過ぎから自転車を始め、組み立てまで自分でこなすほどののめりこみようでしたが、現在は再び山へと回帰しています。 ただ、キャンプも好きで細君と年に数回関東甲信越のキャンプ場を訪れています。 もう還暦も過ぎたので「今のうちに行きたいところへ行っておこう」と自分に言い聞かせているのですが、ここ数年はコロナ禍で山もキャンプも自粛ムードでした。 新しいブログを出発点に野外活動を一層充実させていきたいと思っています。

2件のコメント

    • tatsunoko

      今時の登山靴は例外なくインソールがありますが、会長が所有していたザンバランのフジヤマにもインソールはなかったのではないでしょうか…。
      ピムラムソールと紐通しの金具以外がすべてレザーで構成されていた三~四昔前の登山靴はインソールを入れて履くという発想自体がなかったと思います。
      今はピムラムソールそのものにショックアブソーバー機能があるものも存在しています。
      そんな中で今回のインソール導入はある意味冒険でもあります。
      値段が値段ですし耐久性はあまり期待できませんが、取りあえずしばらく付き合っていこうと思っています。

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