2022会津駒ケ岳山開き
昨年に続いて今年も「会津駒ケ岳山開き」に参加してきました。
参加したと言っても早朝滝沢登山口で主催者である桧枝岐村のスタッフから記念バッジとお赤飯をいただくというだけなのですが・・・・。
アクセスは昨年同様「尾瀬夜行2345」のお世話になりました。私鉄唯一の夜行列車なんだそうです。去年はほとんど眠れなかったので今年は・耳栓・アイマスク・スリッパと万全の準備をして乗換駅の北千住で浅草からの特別列車到着を待ちます。
おかげで比較的よく眠ることができました。
電車自体は三時間ちょっとで野岩鉄道「会津高原尾瀬口駅」に到着します。車内では3:50まで待機することができます。私はすっかり眠りこけ、目が覚めると3:35になっていました。
向かって右側が尾瀬夜行2345です。
駅は高台にあり、バスの発着場所まで通路で下りてくるとこちらに出ます。清潔なトイレがあります。
昨年は接続バスは2台でしたが、今年は登山者が増えた模様で午前4時には3台のバスがやってきました。
このバスは「沼山峠」まで直通で行きますが、私は事前にドライバー氏に申告して駒ヶ岳登山口で降車します。バスの出発は4:20です。
バスを降りると国道の向かい側が「会津駒ケ岳滝沢登山口入口」です。到着は5:25でした。
下の写真の車道を100mほど進んだところに立派なトイレがあります。そこに立ち寄って出発です。
昨年は前半オーバーペースだったので、今年は意識してやっくりと歩き出します。この林道は谷を縫うように付けられていて沢の流れが近いせいもあって涼しいのが救いです。天気は快晴の様子で、今日の気温が気になるところです。
SNS等に必ず登場するこの階段が滝沢登山口です。
左の黒シャツの皆さんは桧枝岐村&観光協会のスタッフさんで記念バッジと一口サイズの赤飯おにぎりを配布しています。
バッジとおにぎりを受け取って、空き地にザックを下ろして早速おにぎりをいただきました。今日は十分な水(ナルゲンボトル1ℓ+0.5ℓ、ザックのショルダーに付けるモンベルのドリンクボトル0.75ℓ)、他に麦茶0.6ℓと水分だけで3ℓ持参しています。これだけ約で3㎏・・・。重さでバテないか・・・(‘_’)
初っ端から急登が続きますが、コンスタントなペース維持を心掛けます。新緑が美しいですね・・・。
あたりはブナの森になっています。
マイヅルソウです。ややピンが甘いのはご容赦を・・・。
途中の水場で一休みしようかと思っていたのですが、ベンチも一杯で座るところもなかったのでパスします。
ショウジョウバカマ
さらに登って、見晴らしの利くようになったところにあるウッドデッキとベンチに空きがあったのでザックを背負ったまま水分補給と塩分補給を行います。
小休止の後出発すると駒の小屋が見えてきます。5月にかつての職場の仲間と会津駒を計画したのですが、悪天で見送りました。来年は残雪の会津駒を駒の小屋泊まりで是非リベンジしたい。
再びショウジョウバカマです。
ツマトリソウかな・・・。違っていたらご指摘ください。
たどり着いた駒の小屋も多くの登山者で賑わっています。トイレをお借りして会津駒ケ岳&中門岳ピストンに向かいます。去年に比べて雪が多い。
登りの途中で振り返ると絶景が待っていました。スタイリッシュな尾瀬・燧ケ岳と駒の小屋が絵になります。
ゴゼンタチバナです。 会津駒のシンボルフラワーとも言うべきハクサンコザクラは、雪解けが遅かった影響か全く見かけませんでした。
山頂到着です。記念撮影の順番待ちになっていたので山頂標柱だけカメラに収めて分岐に戻ります。中門岳には会津駒山頂からも向かうことができます。
中門岳へのルートはなかなか楽しい稜線散歩です。右が荒沢岳かしらん・・・左は・・・。
何れにしろ越後三山方面か・・・。どなたかご教示を・・・。
尾瀬の盟主燧ケ岳(左の双耳峰)と至仏山(右奥の若干残雪がある山)です。7月中旬に至仏山にフラワーハイキングを計画中なんですが天気が・・・。
中門岳への天上ハイキング。ただ、中途半端な残雪が歩きにくさを助長してますな・・・。
なかなか絵になります。天上の楽園か(^^)/。
素晴らしい・・・。
湿原は雪解けで現れたばかりという感じで花はこれからのようですね。
イワイチョウの葉だと思われます。
中門大池に建つ中門岳標柱。本当の山頂はもう少し先のようですが、今日はここで良しとしましょう。それにしてもこの標柱の表記「(この一帯を云う)」が何ともゆるくほっこりさせられます。
本当の山頂を訪問するのはフラワーシーズンの盛りに取っておこうかと・・・(^^)/。
見えているのは平が岳でしょうか・・・。
木道の先のコメツガのある森が中門岳のピークのようです。
さあ、戻りましょう。正面が会津駒ケ岳です。実は駒ヶ岳のトラバースルートの分岐から少々中門岳方面に下ったところにザックをデポしてきました(‘_’)。
デポ地点で細君お手製のおにぎりをいただきます。
時刻は11時に近づいています。まだまだ中門岳に向かう登山者が続きますね。
直進すると駒ヶ岳山頂。残雪が右側に出っ張っているところにトラバースルートの入口があります。改めてこの写真を見ていると残雪が犬の顔に・・・。
駒の小屋まであと一息です。
こちらは奥日光の盟主白根山です。だいぶ積乱雲が湧いてきてますね。
駒の小屋で中門岳の山バッジとTシャツ、そしてコカ・コーラを買い求めました。
何とコーラは冷え冷えです。駒の池の残雪を使って冷やしているんですね・・・。
最後にトイレを拝借です。このトイレは協力金を入れるシステムです。
さあ帰りましょう。絶景も樹林帯に入るまでです。名残惜しい。昨年に比べると体力的には余裕がありましたが、駒の小屋に着いた後、見事に足が攣りました。なんでだろう・・・。
快晴の下楽しい山歩きができました。
ウッドデッキのある休憩所から会津駒を振り返る。
イワカガミ
午後からの雷雨の心配も若干ありましたが、この分だと下山するまでは全く大丈夫でしょう。
お別れです。
イワカガミ写真集です。
オオカメノキ
この後は強烈な陽射しとの闘いでかなりきついものがありました。そんなわけでいきなり最後の階段となります。
無事下山です。良かった良かった。登りから違和感があったのですが左の膝をちょっと痛めたようです。
安全第一ですね。
駒ヶ岳登山口バス停まで出ると13:32のバスを待つ山ガールが一人。「32分まだ来てないんですか?」と聞いてみると「まだ来てないんです。」との答え。
本来アルザ尾瀬の郷で入浴をしてのんびり帰るつもりだったのですが、「このバスでまっすぐ帰ろう」と・・・。
そんなわけで10分ほど遅れてきたバスに乗り、会津高原尾瀬口駅に出て15:17の特急で北千住経由で無事帰宅しました。
駅のホームで一人打ち上げ・・・。
自宅には予定より3時間ほど早く帰り着くことができました。
今回の山行は昨年山開きのタイミングに初めて登った会津駒ケ岳が大変素敵な山であったことと、お隣の中門岳ピストンを予定していながら体調不良のため果たせなかったので是非再訪したいと計画したものです。
体調の方は、往路の夜行列車の過ごし方を見直したりもして、ある程度睡眠が取れたためかまずまずでした。昨年は脱水気味だったので水分補給、塩分補給にも特に気を遣いました。にもかかわらずやはり足が攣ったのはなぜだろう・・・。
残念だったのは湿原周りの高山植物の開花にはまだ早かったようで、ハクサンコザクラにお目にかかることができなかったこと・・・。
これは近いうちに駒の小屋泊まりで花のシーズンに余裕のある山旅を計画してリベンジしたいと思っています。
次回は尾瀬・至仏山にこれまた夜行日帰りで出かける予定です。
※今回のルートと高低図
4件のコメント
会長
今回も素晴しい絶景ですね。 残雪や湿原もありこの世の楽天地!私もいつか見てみたいです。でも、かなりハードスケジュールでしたが、大丈夫でしたか?
tatsunoko
今回は登りは比較的快調でした。ただ、下山開始前に駒の小屋前で休憩した際、靴紐を締め直そうとしたらなぜかまた足が攣りました。念の為クスリも持参していたのでその後は大丈夫でしたが…。
水分もミネラルも塩分も十分補給したつもりなんですが…残すところは筋力不足でしょうか
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