軽量登山を目指す

amazonでこんな書籍を購入しました。
まだパラパラッとしかめくっていないのですが、結構刺激的な内容になっています。

キスリング世代の私は、「軽量化」というワードとは縁遠い山歩きを続けてきました。
しかし、年明けには満で65歳になります。

「初心者と中高年こそ軽量化を」という筆者の提言は刺さりました。

とりわけ「軽量化が経験不足や衰えを補う」というのが今の私にはピッタンコかと…。

急に軽量化を進めると言っても経費も掛かるので、とりあえず今度の八ヶ岳行き(12日夜から阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳に登ってくる計画を立てています。)では予定の携行品を今一度総点検して、携行不要あるいは他の携行品で代替可能品は留守番に回ってもらおうと思っています。
一番の悩みはカメラをどうするかなんですが…( ;∀;)。

遠のいた仙丈ケ岳

パッキングまで済ませ、今夜の毎日アルペン号に乗るばかりに準備していた南ア・仙丈ケ岳遠征ですが、昨夜中止の決定をしました。
仕事から帰り夕食を終えて、天気予報を確認すると金曜日、土曜日両日とも傘マークが出ているではありませんか(‘;’)。
朝まではまずまずの天気予報だったのに…。
まあ、運のない時はこんなもんですね( ;∀;)。

もちろん今日まで状況を見極めるという選択肢もありましたが、潔く諦め山小屋とアルペン号のキャンセル手続きを取りました。

再度計画を立てる気力も正直なところ失いかけています。
今年の夏は7月上旬に会津駒ケ岳山開きに行って以来、まともな山歩きができていません。
昨年の夏山シーズンは坐骨神経痛で棒に振りましたが、まさか今年も同様の事態になるとは…。

秋山シーズンこそは何とかしっかりした山歩きをしたいものです。

※本日夕方の予報がこちらですので、中止判断は正解だったと思います。

南アルプス・仙丈ケ岳リベンジ計画

今週木曜夜の毎日アルペン号で南アルプス・甲斐駒ヶ岳&仙丈ケ岳の登山口である戸台パークへ向かう予定です。
本来ならば8月上旬に仙丈ケ岳に遠征するつもりだったのですが、突如の体調不良に見舞われキャンセルしました(その時の嘆き節?はこちら)。
今回はそのリベンジです。
計画では初日に仙丈小屋まで登り、天気と時間と相談の上、山頂ピストンするつもりです。
二日目は、これまた天気次第で山頂ピストンし、その後小屋で朝食をとって北沢峠に下山します。

今日午前中に一応水を含むすべての装備品をパッキングしてみました。
総重量12.5kgです(水を除くと10㎏)。学生時代の自分でしたら楽勝の重量でしたが、今やそういうわけにもいきません。
まあ小屋泊まりの利点を活かしてのんびりと登ってきたいなと思っているところです。

ああ仙丈ケ岳

本来ならば先週末の土曜日の毎日アルペン号で戸台パークに乗り込み、北沢峠経由の仙丈小屋一泊で実に45年ぶりの仙丈ケ岳に登ってくる予定でした。
ところが、水曜日辺りにやや喉に違和感を覚え、木曜日には「ちょっとやばいかな」という感じになったので、大事を取って仕事を早上がりしたのですが、残念ながら金曜日未明には38℃台後半の発熱…。
念のため買い置きのコロナの抗原検査キットで簡易検査をしましたが、検査結果陰性だったのは不幸中の幸いでした。
しかし、これでは流石に夜行バスで南アルプス3,000m峰にチャレンジするわけにはいきません。
金曜の仕事を急遽休み、バスと山小屋のキャンセル手続きをし、週末は静養に専念しました。

体調不良の山行きキャンセルは、昨年夏の立山三山縦走計画以来です。
ここ二カ月あまり毎朝の朝ランと筋トレで体力づくりに取り組んできたこともあり、残念でなりません。
現在の心境はタイトルのとおり「ああ仙丈ケ岳」なんです😭。

この記事を書いている今現在は熱はほぼ平熱になり、残るは喉の痛みだけなので一安心です。

お盆明けには細君と北陸への旅行を計画していることもあり、なかなか今シーズン中のリベンジは難しいかもしれませんが、何とか果たしたいと思っています。
いや…必ず😚。

 

※写真は仙丈小屋のHPからお借りしています。

『絶景百名山』を見て思ったこと

BSフジで昨年秋に放映された〈サンデードキュメンタリー〉『絶景百名山』を録画していたのですが、先日ようやく視聴しました。
舞台は中央アルプス「木曽駒ケ岳」です。
桂小場からのクラッシックルートを地元のガイドさんの案内で辿る内容でした。

ガイドさんは地元で工務店を経営する大工さんが本業の林さんという方です。
現在の西駒山荘も林さんが手がけた建物だそうで、番組の中でも特に階段の踏板に拘った(節のない板を選んだ。)旨説明がありました。

※下の写真は一昨年に宿泊した際に撮影したものです。

私としては、2022年の9月に桂小場から西駒山荘一泊で同じコースを歩いた(その時の記録はこちら)ので、大変興味深く視聴しました。
林さんと管理人の宮下さんとのやり取りも自然な感じで良かった。

林さんは地元の中学生の学校登山の案内人を長年にわたって務められていて、今も現役だということでした。
そして私が驚いたのは林さんのお歳でした。放送時点で75歳とのこと…。私より12歳年上(放送当時の私の年齢は63歳です。)です。
近年の私は、やれ足が痛い、腰が痛いと言い訳ばかりして、息長く山歩きを続ける努力をすっかりさぼり気味です。
林さんのお歳を伺って正直背筋が伸びる思いでした。

大袈裟なことはできませんが、少し心を入れ替えて、体幹を鍛えて持久力を維持するトレーニングを無理のない範囲で再開しないとならないなと思った次第です。

そんなわけで明日は筑波山に登ってきます(^^)/。

今年の会津駒ケ岳山開き

先週、尾瀬桧枝岐温泉観光協会に電話して今年の会津駒ケ岳山開きの日程を聞いたところ「7月6日(土)です。」という回答でした。
会津駒ケ岳の山開きには2021年に初めて出掛け、翌2022年にもお邪魔しました。
三年目となる昨年も東武の尾瀬夜行の切符を予約したのですが、当日の天気が明らかな雨予報だったため泣く泣くキャンセルしました。
今年もやっぱりあのたおやかな稜線を歩いてみたいと思うのです。

ただ、東武の尾瀬夜行利用だと午前3時過ぎに会津高原尾瀬口駅で下車して午前4時過ぎのバスに乗り換えるという結構ハードなアプローチを余儀なくされるのが齢64の私には少々厳しい。
そこで今年は滝沢登山口近くの民宿に前泊することとしました。
今週宿にメールを入れると幸いにもお一人様でも部屋を確保することができました。
これだと体力的にも余裕を持って会津駒ケ岳を楽しめるのではないかと期待しています。
あとは天気だけですね…(^^)/。

国土地理院20万分の1地勢図

高校生の頃は山地図と言えば国土地理院の5万分の1地形図(通称「5万図」と言っていました。)が代表格でした。
山行の前後に製図用のインクとデスクペンで必要情報の書き込みをし、歩いたルートに朱線を引いた地形図は何物にも代えがたい宝物になっていきました。
大学に入ると主に使う地図が5万図から2万5千分の1地形図(「2万5千図」と言っていました。)に替わりました。
なぜかと言いますと大学のワンゲルは薮山や沢を歩くことが多く、等高線の間隔が10mの2万5千図が強い味方になってくれたからに他ありません。
ただ、5万図1枚でカバーできた範囲が2万5千図だと4枚必要となります。これは正直不便でした。ですのでコピーを取って必要な範囲を貼り合わせて使ったりしていたのも懐かしい思い出です。

こうした紙地図との付き合いも、社会人なってからかなりの期間山から遠ざかってしまったので、その間は本当に疎遠となってしまい、現在では当時の紙地図はほとんど行方不明になっています。

昨年末、八ヶ岳の硫黄岳に登り山頂からは多くの山々が指させたのですが、どうもはっきりしない山も多かったんです。
そんな中でふと思い出したことがあります。学生時代は、国土地理院20万分の1地勢図を携行して山座同定の役に立てていたことを…。

そこで本日、筑波山神社にお札を納めに行った(一昨日初詣登山で参拝したのになぜまた行く必要があったのかは、こちらの記事を参照してください(^^)/。)帰りにちょうど国土地理院前を通過するので、久々に売店に立ち寄り、20万分の1地勢図の「甲府」、「長野」、「飯田」の3枚を購入しました。

近年、山地図と言えば電子データばかりとなり、私も愛用しているヤマレコやYAMAPを利用するユーザーがほとんどなのではないでしょうか。
また、紙地図が必要な場合も、電子データを印刷して使うことが多く、国土地理院の地図を買い求めたのは本当に久方ぶりです。

久々に手にした紙地図を眺めていると掛け値なくやはり楽しい。
ただ、今回帰宅してからちょっと失敗したなと思ったのは、北アルプスをカバーする「高山」と「富山」を購入しなかったことです。
これらは次回筑波山に登った帰りに再び国土地理院に立ち寄って、買い求めないといけないなと思っています。

今年の忘年山行計画

年末に一泊二日で山小屋泊まりの山行をするようになってから今年で三年目となります。
一昨年は丹沢尊仏山荘泊まりの山行(その時の記録はこちら。)
去年は丹沢蛭ヶ岳山荘泊まりの山行(その時の記録はこちら。)
に出掛け、いずれもそこそこの眺望に恵まれるとともに、ピリッとした冬の丹沢の空気に触れ年忘れに相応しい山行ができました。

今年はどうしようかと秋口から考えていたのですが、久方ぶりにアイゼンとピッケルを使った山に出かけたいなと…。
悩んだ末に最寄駅から小屋まで徒歩30分の地点まで送迎してくれる「夏沢鉱泉」を宿に決定しました。
初日は午後入山して体調を整えて翌朝「硫黄岳」をピストンする計画です。

天気も「てんくら」によればピストン予定日は風も収まってまずまずの予報になっています。
気温も今のところこの時期としては高めで推移するようですので、安全第一で久し振りの冬山を堪能できればと思っています。

立山遠征計画見送り

本来であれば、今晩の毎日アルペン号で竹橋を出発し、明朝7時には立山室堂に到着する予定でした。
その後は、立山二山(浄土山を割愛するため)を縦走し、内蔵助山荘で一泊、明後日室堂に戻って帰宅するという計画だったのですが…。

計画見送りの原因は、しつこい持病の坐骨神経痛です。
一か月前の至仏山では、痛みから大袈裟に言えば左足を半分引きずるように下山しました(その時の記録はこちら。)。
以来、温湿布にストレッチを継続しつつ時折薬↓を服用して今日に至っているわけですが、未だ軽い痛みが継続しているのが現状です。

やはり3,000mの稜線歩きをするには「無理は禁物!」と自分に言い聞かせて見送りの判断に至りました。
山は逃げないとは言うものの、若い頃と違って一年一年が貴重な年齢になると単に「止む無し」と割り切れない心持であることも確かです。
ただ、最近の山岳救助の実例を見ていると疲労や持病のために行動不能になって救助要請に至るケースも散見されます。
ソロを基本とする私としては慎重の上にも慎重な判断をすることに如くはなし…といったところです。

ちなみに今シーズンの毎日アルペン号キャンセルは7月の会津駒ケ岳山開きに続いて2回目です( ;∀;)。

会津駒ケ岳山開き参加見送り

今夜の毎日アルペン号で会津駒ケ岳登山口の福島県桧枝岐村へ向かい、三年連続三回目の山開き(7月1日)に参加する予定でした。
ところが、天気予報が思わしくありません。
今日まで予報をウオッチしてきましたが、好転の兆しはなく大変残念なのですがキャンセルすることとしました。
毎日アルペン号のチケット代は8,800円。今日は出発当日なのでキャンセル料は50%になりますが仕方ありませんね…。

咲き始めの高山植物と

たおやかな稜線散歩

はお預けとなりました(写真はいずれも昨年の山開き(その時の記録はこちら。)に撮影したものです。)。

花が豊富な山なので山開きにはこだわらず来週リベンジするという選択肢もあります。来週半ばまで天気予報と引き続きにらめっこしようと思っています。

山岳遭難防止講習会受講(R5.6.20)

今週火曜日の19時から日比谷図書文化館で開かれた「山岳遭難防止講習会」を受講してきました。
主催は東京都山岳連盟・遭難防止対策委員会です。

私は事前にネットで開催情報を知り、申し込みをしました。
ちなみに受講料は500円です。

日比谷図書文化館には18時過ぎに着いてしまったので、一階PRONTOでコーヒーとパウンドケーキで腹ごしらえします。
こちらは文具店と書店が併設された大変居心地の良い空間でした。

今日の講師は長野県警察山岳遭難救助隊の岸本隊長です。
信州大学山岳会のOBです。

配布されたレジメの表面のみ参考に貼っておきます。
私のメモ書きがありますがご容赦ください。
岸本隊長のお話の中で特に印象に残ったのは、現在長野県警察が運用しているヘリコプターの名称「やまびこ」の由来です。
一つは、やまびこ本来の「こだま」という意味。
二つは、まさに「こだま」は必ず戻ってくるという意味。
つまりは危険な現場に出動しても必ず無事に帰ってくるという願いを込めて命名されたものだそうです。
常に危険を伴う救助活動を無事に完遂しようという意気込みも込められているのではないかと…。

講義はここ十年来の山岳遭難事故の統計及び近年の遭難者の傾向を踏まえ、登山者の意識がいかにあるべきかという話から装備や行動食に至るまで実に幅広いもので、大変勉強になりました。
私が高校や大学で学んだことと基本においてはほぼ同じですが、ヘルメットの着装やGPSの活用はここ十年くらいで急速にスタンダード化してきたものだと改めて認識しました。

受講者は40人ほどで大変盛況で、最後の質疑も活発に行われました。
講師の岸本隊長は本講義終了後、本日中に長野に帰られるそうで、日常の救助活動のご労苦に改めて敬意と感謝を表する次第です。

大変ありがとうございました。
合わせて貴重な機会を設けていただいた都岳連のスタッフの皆様にも御礼申し上げます。

次の山行計画(続報)

昨日の記事で上越国境の平標山に平標山の家一泊でフラワートレッキングに行く計画を上げました。
今日の昼休みに小屋に電話を入れて
「18日の日曜日は泊まれますか?」
と尋ねると
「ちょっと待ってくださいね…」
という女性の声。
待つこと数分。日曜なので正直間違いなく予約が取れると高を括っていたのですが、結果は
「満員です」
というまさかの回答でした。

これにて稜線の小屋に泊まるのは断念。
ただ、どうしてもハクサンイチゲやシラネアオイの群落を見てみたいという思いは捨てきれず、どうしたらゆとりのある山行ができるだろうかと検討しました。
結果は、越後湯沢駅近くに前泊して始発バスを利用するという代替案です。
早速、駅近のリーズナブルなホテルの空き状況を検索して無事に予約を入れることができました。

出発も一日繰り上げて、土曜日の夕方に新幹線で越後湯沢駅に向かいます。
残すは天気に恵まれることと体力・体調です。
天気は今のところ大丈夫そう。
体力の方は分かりませんが、少なくとも前泊して万全の体調で臨もうと思います。

このブログで良い記事が書ければなと思っています。

※写真は、平標山の家公式Twitterからお借りしています。