鹿嶺高原キャンプ場③(R5.7.17)

最終日の朝は快晴となりました。4時半に展望台に上ると既に先行者が数名おられました。
東を見ると御覧の絶景です。
伊那谷の向こうに屏風のように中央アルプスが…。
真ん中やや左が最高峰・木曽駒ケ岳(西駒ケ岳)です。中岳、宝剣岳もくっきりと見えています。

遠くの猫耳のような山は乗鞍岳です。

北沢峠を挟んで右が仙丈ケ岳、左が甲斐駒ヶ岳(東駒ケ岳)です。

東駒ケ岳です。山梨側から見ると拳骨のように見える山頂も伊那側から見ると三角錐の美しい山容です。

仙丈ケ岳です。仙丈カールに仙丈小屋が見えています。

こちらも甲斐駒あたりから見る山容とはずいぶん違っていますね…。

展望図を参照してください。

こちらは塩見、農鳥方面ですが判然としません。

親切な展望図です。

真ん中の鞍部の左のピークが空木岳です。百名山ですね。

ズームするとなかなかの面構え。

木曽駒、中岳、宝剣には昨年9月に登りました。

こちらは穂高連峰から槍ヶ岳。大キレットもくっきり。

爺が岳から白馬岳に続く後立山連峰。

乗鞍岳。

再度、仙丈ケ岳(右)と東駒ヶ岳(左)。

中央アルプスも引いて撮るとこんな感じ。

槍穂もモルゲンロートです。

一番奥に見えるのは立山。

後立山連峰もモルゲンロートに…。

東駒ケ岳と鋸岳

御嶽山です。

西駒ケ岳も朝日を浴びて…。

槍穂も…

後立山もイイ感じになっています。

しつこいようですが、西駒ケ岳です。

再び東駒ケ岳と鋸岳

仙丈の山頂にも陽が当たり始めました。

ご来光を待ちます。

間もなくか?

おっ!

出ました!

素晴らしい。

すっかり明るくなったのでサイトに戻ります。
天空のブランコも絵になります。

以下の写真は管理棟隣のKareinaテラスからの撮影です。
まずは槍&穂高です。
伊那盆地は雲海ですね…。

上の写真をこちらを参考に見てください。

西駒ケ岳も日が高くなるにつれてクリアーさが失われていくような…。

遠くに見えるのが加賀白山です。

山好きにとっては至福のひと時です。

最後に空木岳です。

ここで鹿嶺高原全体図を…。

フリーサイトのサニタリー施設紹介…。
こちらはトイレ棟です。
比較的新しく清潔でした。
男性用は和式1、洋式1、小用3です。
女性用は和式3、洋式1で和式の一つは修理中でした(細君レポート)。
中央がバリアフリートイレです。
和式の方は確認しませんでしたが、洋式のトイレには便器の汚れを洗浄するためのノズルの付いたホースが備え付けられていました。利用マナーの悪い方の後に運悪く当たった際に活用するとともに、自分の後始末にも活躍してもらいました。

こちらは左が炊事棟、右がシャワー棟です。
炊事棟の方は昔ながらのキャンプ場に多いコンクリートの流しです。給湯設備はもちろんありません。
こちらも残念なことに残飯をそのまま流したと思われる痕跡が何度か見られ、また、焚火台やバーベキューコンロをこちらで洗っているキャンパーも結構多い。
個人的には生ごみは自分のサイトで処理してから洗い場に持ち込み、焚火台やバーベキューコンロ等は専用の洗い場が備わっているキャンプ場以外では、そのままお持ち帰りがマナーかと思うのですが、いかがでしょうか。

朝食は昨日購入しておいたパンをホットサンドメーカーで温める簡便なもの☺。飲み物はアイスコーヒーです。

食後にヨーグルトをいただきます。

食後はひたすら撤収作業です。

9時過ぎにはすべての撤収作業を終了です。
朝起きた時は、サーカスSTもタープも陣幕もものすごい結露でチェックアウトまでの乾燥撤収は難しいかもと思ったのですが、その後の最高の天気で完全乾燥撤収が叶いました。

こちらが荷下ろし場からサイトへ上がるための坂道(距離は極めて短い。)なのですが、カートに荷物満載だと結構厳しいものがあります。
下りも気を付けないとカートが暴走しかねません(‘;’)。

こちらが荷下ろしのための駐車スペースです。
結局、キャンプ場を後にしたのは9時35分でした。

帰路は駒ケ根の早太郎温泉こまくさの湯で撤収の汗を流しました。

こちらは「こまくさ」の駐車場から見上げた木曽駒ケ岳です。

その後は中央道に乗って順調に茨城県県南の自宅まで帰り着きましたと言いたいところですが、中央道は韮崎付近の工事渋滞と午後早いにもかかわらず、小仏トンネル付近で30キロの渋滞とのことでしたので、長野から上信越道、北関東自動車道を経由して何とか午後8時には帰宅しました(‘_’)。

今回は「天空のキャンプ場」で避暑と美しい星と伊那盆地の夜景、そして中部山岳の山々の眺望を堪能するためのキャンプだったのですがおおむね目的は果たせたと思います。

ただ、帰路の車の中で細君が「しばらくキャンプはいいや」と言うので理由を聞くと、フリーサイトにいた親子連れが細君の天敵の「〇〇を見た。」とか「〇〇の抜け殻があった。」と会話するのを耳にしてしまい、以降すっかり楽しめなくなったとのこと…。
それは申し訳ないことをしてしまったなと…。
ただ、フリーサイトの良さ?で他のキャンパーの観察するのがことのほか興味深かったと…そんな話をしながら長時間ドライブを乗り切って無事に帰宅したというわけです。

お疲れ様でした。

※サーカスSTは今回で6泊目の使用となりました。

鹿嶺高原キャンプ場②(R5.7.16)

昨夜は雲間から星が見えていたので今朝の晴天に期待して、5時前に展望台に上ってみました。
ところが残念ながら御覧の状況です。
南アルプスの周辺には結構厚い雲がかかっています。

ご来光も無理でした。

空の雲は美しい。

伊那盆地には雲海が発生しています。

甲斐駒も仙丈もすっかり雲に巻かれてしまっています。

フリーサイトは様々なテントが張られています。
宇宙船のようなバンガロー利用の皆さんもタープを張っています。

雲量が多いですね…。

今回はサーカスSTにDODのフカヅメカンガルーテントの組み合わせです。

定番の朝食。

今日は買い物とお昼ご飯と温泉入浴を目的に山を下ります。
最初の立ち寄り場所はこちらです。
道の駅「南アルプスむら」です。旧長谷村所在です。2006年に伊那市、高遠町と合併したそうです。

色々と見て回りましたが、パン屋さんのクロワッサンとこちらのジェラードが売れ筋商品の模様です。
クロワッサンは無料の焼きたて試食ができますが、予約販売で既に完売となっていました。
ジェラードをいただきましたがこちらは絶品でした。シングル450円也。

続いて伊那のコメリで保冷バックを買い求めました。
なんと買い出し用の保冷バックをキャンプ場に忘れてきてしまったのです。
コメリで無事に15ℓサイズの保冷バッグを調達してセブンイレブンで買った板氷を入れました。
その後、高遠城下を散策します。いかんせん暑い。
観光案内所で高遠蕎麦のお店を尋ねました。

こちらをいただきました。

城下の雰囲気が漂う街並みです。

街並みにマッチした八十二銀行。

こちらのお蕎麦屋さんに決めました。

40分ほど並んだでしょうか…。
こちらの寒晒蕎麦をいただきました。
醤油つけ汁ではなくダイコンのしぼり汁に御覧の薬味を溶いてつけ汁にします。
もう一つはゴマダレです。
正直関東人の私には醤油つけ汁の方があっているような気がしました。
蕎麦は大変美味しかった。

蕎麦屋さんを後に温泉に向かいました。

温泉の写真はありませんが「さくらの湯」という日帰り温泉で600円と比較的リーズナブル。
入浴後にスーパーで買い出ししてかき氷がウリの和菓子屋さんでこちらを買い求めてキャンプ場に帰還しました。
ちょっと思ったのですが、買い出しを中日にするのであれば連泊はあまりお薦めできません。
なぜなら標高差約1,000mを車とは言え上り下りするのはなかなか難儀だからです。
あらかじめ食材をたくさん買い込んで何もせずにボーっとキャンプ場で過ごすのでしたら連泊もお薦めです。

まだ午後3時過ぎなので暑い。

天気はほぼ快晴になりました。

サーカスSTはピグメント加工されたポリエステル幕で遮光性が高いのですが、流石に幕内にはいられません。この時期はタープ必携ですね…。

中央に見えるのが炊事棟です。昔ながらのキャンプ場のそれです。その右奥に見えるのがシャワー棟です。
覗いてみましたが良く清掃されていました。

5時半になり、陽射しも弱まったようです。

キュウリの漬物とトマトでまずはカンパーイ!

焼き鳥も美味しく焼けました。

中休みに展望台に行ってみました。仙丈はこんな感じす。

甲斐駒ももう一歩というところ…。

仙丈も見えてきています。

明日の朝は大いに期待できますね…。

夕日に輝くアザミ

なかなかしぶとい。

展望台では夕日狙いの人が…。

仙丈ケ岳見えました(^^)/。

雷鳥荘からも上ってこれます。

昨日とキャンパーも入れ替わってます。

夕刻到着したキャンパーが直近に張りました(‘;’)。陣幕は塀じゃないんだけどなあ…。

さて食事の続きを…。

今回はノーススターの登板です。

後半戦は焼肉です。

こちらのアスパラは今日買ってきたものです。

食後に管理棟の展望デッキに行ってみました。
三脚のアダプターを忘れたので、撮影はこれが限界でした。星空も素晴らしかったのですが残念…。

食後のデザートは南アルプスむらのパン屋さんで買ってきたアップルパイです。
おいしくいただきました。

焚火を楽しんで消灯です。

結構深夜まで話し声がしていて昨夜に比べると何度も目を覚ましました。チェックインの時にスタッフからサイレントタイムの説明を受けているはずなんですがね。
困った輩はどこにでもいるものです。
できれば自分の家の中でやってもらいたい…。

鹿嶺高原キャンプ場①(R5.7.15)

海の日の三連休を利用して以前から行きたいと思っていた信州伊那所在の「鹿嶺高原キャンプ場」に行ってきました。
標高1,800mに所在する知る人ぞ知る「天空のキャンプ場」です。

チェックインは14時からとなっていますが、事前に問い合わせると11時から可能ということでしたので三連休初日の渋滞を考慮して4時半に自宅を出発しました。
それでも八王子料金所から談合坂までは既に渋滞です。これを抜けて快調に走り出したと思いきや韮崎手前からまさかの工事渋滞、事前にリサーチすれば分かったのでしょうがガッチリはまってしまいました。
結局途中昼食を済ませてキャンプ場管理棟に到着したのは12時ちょうどでした。
サイト料金はなっぷで清算済みなので、アーリーチッェクイン料金(200円×2時間)と薪代900円のみ支払いました。

我々の泊まるフリーサイトは車の乗り入れ不可で、サイト近くの荷下ろし場に車を停めて終了後に一般駐車場に車を移動させるシステムになっています。
駐車場所から持参のカートで7往復位はしたでしょうか…。サイトが一段高くなっているので骨が折れました。

フリーサイトは傾斜地が多く場所選びがポイントになります。良い場所を確保するためにはアーリーチェックインが必須かもしれません。
既に5組ほど設営されていましたが、我々もフリーサイト中央の平坦地を確保することができました。
設営後は炭を熾して今宵のメインディッシュであるスペアリブの準備をします。

スペアリブをニンニクとよく炒めてコカ・コーラを投入。さらにしょうゆ、みりん、ほんだしの素を投入して一時間半ほど煮込みます。
火にかけている間に細君と展望台に行ってみます。

こちらが展望台からの東側の眺めです。
ギザギザした山は鋸岳です。その右に雲に巻かれているのが甲斐駒ヶ岳です。ちなみに伊那地方の人々は東に見える甲斐駒ヶ岳を東駒ケ岳と呼び、西に見える木曽駒ケ岳を西駒ケ岳と呼ぶそうです。
ちなみに甲斐駒ヶ岳には大学1年の夏合宿で登っています。

こちらは南アルプスの女王。仙丈ケ岳です。頭は完全に雲の中です。こちらも甲斐駒と同じ合宿で登りました。

眼下に広がるのは天竜川沿いの街や村です。

展望台下にある天空のブランコ!
正面に見えるはずなのが仙丈ケ岳です。

こちらはウツボグサですね…。展望台へ向かう山道に沢山咲いていました。

こちらは調査中です。シロツメクサと判明しました。

展望台からサイトに戻りました。

気温はこのとおりです(17℃)。流石に標高1,800mです。

晩餐開始!
まずは道中の道の駅で仕入れたトマトをいただきます。

そしてスペアリブ。和辛子をつけていただくと絶品なんです。

アスパラが美味しい。

我が茨城県の誇る江戸崎カボチャです。甘い(^^)/。

時折風が吹く天気でしたので陣幕を張って正解でした。

場内には避雷針が立っています。
ちなみにバンガロー内では電気が使えるようです。
我が家は昨年新調したポータブル電源を持参しました。

炒めものをいただいてビールとレモンハイをお代わりして消灯時間の9時過ぎにはシュラフにもぐりこみました。
Colemanの封筒型スリーシーズンシュラフと同じくColemanの封筒型フリースを使って丁度良く、昨夜がやや寝不足だったせいかぐっすり眠ることができました。