硫黄岳・横岳に登る(高山植物観察会)R8.6.24~25①
硫黄岳山荘グループ主催の高山植物観察会が6月に開催されることをSNSで知ったのは、今年の3月でした。
同グループの山小屋は夏沢鉱泉に令和5年の忘年山行で泊り、その快適さを体験済みだったので、高山植物への関心もさることながら硫黄岳山荘に泊まってみたいとの思いもあり、早速申し込み手続きをしたというわけです。
さて、迎えた出発当日、最寄り駅で常磐線の始発電車に乗り、日暮里から新宿へ出て7時ちょうど発のあずさ1号に乗車する予定でした。
ところが乗っていた始発電車が日暮里直前で緊急停止しました。
車内放送で山手線の駒込駅での人身事故が発生し、そのため危険を知らせる信号を感知して停車したというアナウンスがあり、しばらくすると常磐線には影響がないということで運転再開となりました。
この時は常磐線にそのまま乗って東京駅から中央線で新宿に出ればいいとの考えがなぜか浮かばず、日暮里で降りてしまいました。
まあ、結局のところ運転再開した山手線外回りに乗って(内回りは7時半過ぎまで運休となったようです。)神田で中央線に乗り換えて新宿に7時前にたどり着き、わずか2分の乗り換え時間でギリギリあずさに乗車できました。
いやあ焦りました。
あずさは平日でも結構な乗車率のようです。

茅野駅で迎えに来てくれていた硫黄岳山荘グループのスタッフから聞いたところ、山手線運転見合わせの影響でやむなくキャンセルしたお客さんもいるということでした。
その後、夏沢鉱泉のハイエースで無事に桜平のゲートまで運んでもらいます。

ゲート前で参加者の皆さんが集合し、硫黄岳グループのスタッフの皆さんと講師の白鳥先生との顔合わせを行った後、出発します。
ザックは夏沢鉱泉までそのままハイエースで運んでもらえるので空身です。
私はサブザックに雨衣とペットボトルの水だけ入れました。
道中でも白鳥先生からレクチャーがあります。

一番目を引いたのはオサバグサです。


夏沢鉱泉に到着です。
11時20分です。
昼食休憩となりました。
ここで私を悲劇が襲います。
なんと小屋前の側溝の蓋に足を取られて大転倒…。愛用のマル眼鏡を破損しました。どうやら、あまりに突然だったので顔から倒れた模様です。
ただ、考えようによっては眼鏡が顔を守ってくれたのかもしれません。
この時は、頬のあたりに痛みを感じただけだったのですが、その後、転倒した際に右手をついたためか右のあばら骨を痛めたようで、時間の経過とともに徐々に痛みを感じるようになりました。
なんとも間抜けな話です。
硫黄岳山荘に到着後に心配していただいたスタッフのご厚意でロキソニンの湿布薬をいただきました。

閑話休題
私もパンとバナナで腹ごしらえしました。
お昼には夏沢鉱泉を出発です。

参加者は4個班に分けられて、先頭を行く白鳥先生の説明を参加者が平等に聞けるように、班ごとに先頭交代ローテーションして進行していきます。
先生はところどころ後続のためにメモ書きを置いて行かれます。

こちらはマンネンスギ
一見スギに見えますが、シダ植物なんだそうです。





タネツケバナ

オサバグサです。

おそらく今までも見たことがあるんだと思いますが、今回はきちんとインプットできました。

コイワカガミ

ちょっとボケてますがツガザクラです。

ミツバオウレン

こちらもボケてますが、イワセントウソウです。

👆

小さくてわかりませんがキソチドリです。

シロバナノヘビイチゴ

おーつ
硫黄岳だ!

オーレン小屋到着です。
トイレ休憩しました。
外来者のトイレ利用は200円です。

14時には夏沢峠に到着です。
ここは休憩せずに硫黄の登りに取り付きます。

爆裂火口です。

硫黄の登りでも多くの高山植物に出会えます。
コイワカガミ

ミツバオウレン

コイワカガミとミツバオウレン

コイワカガミ

ツガザクラとコイワカガミ

ツガザクラ

イワウメ

名前のとおり岩場に這うように群生している。

イワウメ

キバナシャクナゲ

ミヤマシオガマ

遠目に見るキバナシャクナゲ

3年ぶり5回目の硫黄岳山頂
残念ながら眺望はほとんどありません。

さあ、あとは硫黄岳山荘へ向かって下るだけ
とは言え、浮石の多いガレた登山道を下るので捻挫注意ですね…。

ガスが切れて硫黄岳山荘が見えます。
諏訪側にもミニ火口壁があるんですね…。

大同心、小同心も見えます。


大同心?のピークにクライマーの姿が見えます。
昨日、付近で滑落死亡事故があった模様です。

この辺の砂礫地はコマクサの群生地になっています。

イワウメ

コイワカガミ

コマクサの花も一部で見られました。
乗鞍あたりに比べると株が小ぶりな気がします。


ウルップソウです。
花はもう終盤ですかね…。

ヤツガタケキスミレ


こちらのウルップソウはちょっときれいですね…。


さて、硫黄岳山荘に到着です。
私が学生の頃は「硫黄岳石室」だった気がします。

まずは、2階の寝場所に案内されました。
半個室のような余裕のあるスペースです。
枕元には照明とコンセントがあります。
ただ、電気関係は、20時に自家発電装置の運転が止まると使えなくなるので要注意です。
寝具のシーツ、枕カバーは毎日交換しているそうで、その上羽根布団で言うことなしです。

寝場所は蚕棚式になっています。

階下で宿泊費、参加費を清算し、5時半の夕食まで時間があるので、表に出て散策を…。
※清算にはカードもモバイル決済も利用できました。
ちなみに私のスマホはdocomoですが、電波状況は良好です。

くるっと周回できる高山植物の保護エリアを歩いてみます。
こちらはハクサンイチゲ
平標山のものに比べると花が小ぶりで、かつ、茎が長い気がします。

ミヤマシオガマです。

ハクサンイチゲ

コイワカガミ


ミヤマキンバイ

コイワカガミ

オヤマノエンドウ

ミヤマキンバイ

ミヤマシオガマ

ハクサンイチゲ

短い時間で高山植物が堪能できる貴重な場所です。
小屋の自分のスペースに戻ります。
到着時にスタッフからアミノバイタルをいただいたので、ゴールドのものを飲んでおきました。


こちらは下駄箱です。下駄箱の向こう側が談話室になっています。

こちらは受付兼売店です。
小屋番の手拭いがかかっているドアの向こうに乾燥室、さらに階段を降りると洗面所とトイレとシャワー室があります。
トイレはウォッシュレット付きの大変きれいなものです(^^)/。

さてお待ちかねの夕食です。
おいしくいただきました。

食堂の窓から外をのぞきます。
見えているのはウラジロナナカマドでしょうか?

食後は食堂で白鳥先生の講演を拝聴しました。
先生の高山植物と八ヶ岳への愛情があふれる時間でした。
ありがとうございました。

明日の天気は、場合によっては荒れ模様の可能性もありますが、行動に支障がなければ6時半に小屋を出発して三叉峰まで往復した後に下山する予定となっています。
山荘のスタッフにいただいた湿布を貼って洗面をして早めに床に入りました。
では、また、明日。