丹沢,  山歩きの記録

塔ノ岳と丹沢山に登る(R7.11.14~15)①

先月、本澤温泉湯治山行に一緒に行ったN君から尊仏山荘から富士山と夜景とご来光を見たい(私の忘年山行の記録を読んでくれたようです。)とのリクエストがあり、今回のプランニングとなりました。

コースはヤビツ峠から入山し、表尾根を辿って初日は尊仏山荘泊まり、二日目は丹沢山をピストンして大倉尾根を下山するというものです。
無理のないコース設定だっのですが、前回の一ノ倉沢トレッキングから戻ってから体調不良に陥り持病の咳ぜんそくが出て往生した後のためか、一日目は結構しんどい道中になりました(‘_’)。

朝5時前起床でパッキングの最終確認を行い、常磐線の始発電車に乗って日暮里経由で新宿まで出て、小田急ロマンスカーに乗り換えて秦野に向かいます。

秦野駅前のバス停でN君と合流です。
彼は先着してヤビツ峠行きのバスの列に並んでいました。
平日なのに結構な人数で、我々の後にもバス待ちの登山者が続きます。
結局バスは増発されて二台体制となりましたが、我々は運よく最初のバスに乗車でき、席も確保できました。

通学の女子高生も結構乗り込んできましたが、彼女達には我々の存在はきっと迷惑なんでしょうね…ごめんなさい。
バスは順調に9時過ぎにはヤビツ峠に到着です。
写真のバスは二台目のものです。

9時10分過ぎに峠を出発しました。
昨年の忘年山行では、峠のトイレが男女とも故障していて難儀しましたが、今回は問題なく利用できました。

表尾根の登山口までは林道歩きが続きます。

登山道に入りました。
ススキが美しい。

しばらく急登にあえぎベンチのある休憩ポイントで一休みしているとソロの女性が登ってきて彼女も小休止しました。
割と大型のクマよけスプレーを携行していたので声をかけると、
「北海道から来たので念のためクマよけスプレーを装備しました。
飛行機に持ち込めないのでこちらで準備したんです。
仕事は北海道でしているんですが、実家が地元なので帰省のついでに山歩きをしようと思い立って来ました。
今まで地元にこんないい山があるなんてあまり気にかけていなかったんです。」
と話してくれました。
また、私がザックのショルダーベルトの根元に下げているコカ・コーラを見て
「コカ・コーラがずっと気になってたんです。爆発しないんですか?」
と尋ねられたので
「コカ・コーラは山の万能薬なんです。どこの山小屋でも売ってるでしょ。」
と応えておきました(^^♪。
ジイジにお付き合いいただいてありがとうございました。

表尾根登山口からちょうど一時間で二ノ塔到着です。
富士山が優美な姿を見せてくれています。
ヤビツ峠を出た時は空気がひんやりしていましたが、無風快晴で樹林帯は暑いくらいでした。

N君撮影の一枚

こちらは愛鷹連峰

そして箱根外輪山
ちょこんと頭が出ているのが金時山です。
写真には写っていませんが、画面の左側には大涌谷の噴煙も見えていました。

戸川への分岐を通過します。

登山道はよく手入れされているようです。

三ノ塔山頂到着です。富士山ドーンです。

素晴らしい。

時刻は11時ですが早めのランチとします。
今回は今年新規導入したSOTOのバーナーにお供してもらっています。
N君のジェットボイルには及びませんがそこそこ早くお湯を沸かすことができました。
カップ麺とおにぎり一個で満腹です。
食後にはコーヒーをいただきます。
私はコーヒーの持参を失念し、N君におすそ分けしてもらいました。

目指す塔ノ岳はまだ遠い…。写真ではわかりにくいですが山頂の尊仏山荘が小さく見えています。
左下には烏尾山荘が見えています。結構下って登り返さないとなりません。

烏尾山から振り返れば三ノ塔が…。

相模湾もよく見えます。

烏尾山で休憩中の若者二人が
「あそこに見えているのは雲かなあ?海かなあ?」
と言っているのを耳にしたので、
「あれは海、相模湾だよ!」
「どっから来たの?」
と聞くと
「東京です。」
「僕は登山は初めてで彼(相棒を指して)は高校も大学も登山部なので山登りを教えてもらおうと思って連れてきてもらったんです。」
「頂上(おそらく三ノ塔のこと)では最高の景色が楽しめました。ただ、今は足がプルプルしています。」
と嬉しそうに話してくれました。

途中のピークから三ノ塔を振り返ります。
1,200mとは思えない立派な山容です。

行者ヶ岳山頂到着
このあと長い鎖場を下ります。
尊仏山荘に到着してからスタッフ氏に聞いたんですが、某パーティーの中の女性がこの鎖場で転倒し、足を痛めて歩けなくなり救助要請しているとのことでした。
我々が通過してからの出来事だと思います。

新大日のピークです。
私が高校生の頃には大日茶屋がありました。

結構くたびれています(‘_’)。

木ノ又小屋で最後の小休止します。
昨年の忘年山行で宿泊しました。
今日は、その時、薪ストーブの煙突補修をやっていた親父さんが作業のために登ってきていました。
小屋は休業日です。基本土日祝日営業です。

塔ノ岳への最後の登りに向かいます。
富士山が美しい。
N君のベストショットです。

塔ノ岳山頂到着です。
14時を回ったところでした。
富士山が見えています。
午後から曇るという予報でしたからラッキーですね。

相州大山も名山です。
江戸時代には相模湾を行き交う漁船が相州大山を航路の目印にしたそうです。

今宵の宿、尊仏山荘です。
チェックイン時に
「今日のお客さんは何人くらいですか?」
と尋ねると
「ほぼ満室なんです。」
との応えでした。
正直、平日なのに驚きました。

チェックインを済ませた後、N君が水場まで給水に下っていきました。
0.3㎞となっていたので、すぐ戻るかと思いきやなかなか帰ってこない。
心配になったのでサンダル履きで降りれるところまで降りてみようと下っていくと、水場まで200mという標識を通過したところでN君が登ってきました。
「とても0.3㎞とは思えない」
と…(‘_’)。
水量も決して豊かではなかったそうです。

彼が水場に行っている間に寝床の準備をしておきました。
我々が指定されたのは2021年の忘年山行で私が泊った部屋と同じ8号室でした。

さて、本日の行程を無事に完了したことを祝ってカンパーイ。

こんな情景を眺めながらの祝杯は最高です。

素晴らしい日没の景色が拝めてよかったよかった(^^♪。

最高です。

途端に冷えてきたので小屋内で17時からの夕食を待ちます。
ご主人と話す機会がありましたが、
「この秋は週末の度に天気が悪くお客さんが例年の半分くらいだった。その代わりいつもなら秋口には水不足を心配するところ今年は売るほどある。
そういう点では良かったけれど…」
とのことでした。

さあ、お待ちかねの夕食です。
野菜ごろごろのカレーと生野菜にポテトサラダとデザートのフルーツ
これでお代わり自由なのは嬉しい。
私はビールを二本飲んでいたのでお代わりはしませんでしたが、スリムな割には大食漢のN君は当然のようにお代わりしていました(^^♪。

食後に外に出てみるとN君念願の夜景が…

ちょっと雲量多めでしたが、それでも十分に奇麗でした。

尊仏山荘の夜景も絵になります。

夜景を楽しむ人がちらほら…。
山頂にある小屋の特権ですね。

私は食後二階の寝床で休憩しているとあろうことか両足の内ももが攣りました。
立ち上がるとまた攣るという結構な症状です。
漢方を服用してマッサージして安静にしているうちに30分ほど寝たようです。

N君には申し訳なかったのですが、彼は階下で「命の水?」をしっかり補給したようです。
お付き合いできずにごめんなさい。

冷静に考えると昨夜からあまり水分補給しておらず、今朝も電車内でカフェオレを飲んだ程度でした。
ところが行動中にかなりの汗をかいていたので完全に水分不足だったと思われます。
ビールを飲んだのがさらに追い打ちをかけたのかもしれません。
もっとも最大の原因は、一ノ倉沢トレッキング後に体調不良のため、まったく体を動かしていなかったことにあるのかもしれません。

行動終了後で何よりでした。

さて、明日の天気はどうでしょうか…?

若い頃から山が好きで、いろいろなところに出掛けてきましたが、社会人になってからはかなりのブランクがありました。 それでも40代過ぎから自転車を始め、組み立てまで自分でこなすほどののめりこみようでしたが、現在は再び山へと回帰しています。 ただ、キャンプも好きで細君と年に数回関東甲信越のキャンプ場を訪れています。 もう還暦も過ぎたので「今のうちに行きたいところへ行っておこう」と自分に言い聞かせているのですが、ここ数年はコロナ禍で山もキャンプも自粛ムードでした。 新しいブログを出発点に野外活動を一層充実させていきたいと思っています。

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