「苔の観察会」produced by Seitaisou(R7.6.21~22)①
先週末の土日に北八ヶ岳・白駒池畔に所在する「青苔荘」主催の「苔の観察会」に参加してきました。
苔については2020年の6月27日に白駒荘に宿泊した翌日に、社長のガイドで二時間余り白駒池周辺の苔観察をしてから若干名称を気に掛けるようになりました。
今回は細君に「白駒池にある青苔荘主催の『苔の観察会』が一泊二日であるんだけと行ってみる?」と誘ってみたところ、「行く!」と即答でした。
初日は自宅を6時過ぎに出発して、白駒池入り口駐車場に到着したのは10時半前でした。
ところが、満車で駐車できません。
事前に青苔荘に「満車で停められない際はどうしたらいいか?」と質問したのですが、「その時は電話を下さい。」と言われていました。
指示どおり電話するとなかなか繋がりませんでしたが何度目かで繋がり、「〇〇番カーブのところにちょっと広い駐車可能スペースがあるので、そこで待っていてください。お迎えに行きます。」とのこと…。
指示された場所で待っていると20分弱でワンボックスに乗った女性が迎えに来てくれました。
後に判明しましたが、彼女は若女将だったようです。
こうして無事に白駒池入り口まで辿り着くことができました。
11時半過ぎには駐車場を後にします。
この森に一歩踏み入ると、途端に空気が変わります。
いわゆるフィトンチット効果でしょうか…これだけで癒されます。
白駒荘と青苔荘の分岐点です。
青苔荘に到着です。
ザックはモンベルの50リッターです。
昨年の立山以来の登板になります。
受付を済ませて2階の「もみ」に入って荷物整理します。
部屋の窓から森越しに白駒池が見えました。
こちらは食堂です。
いかにも山小屋ですね…。
苔の観察会のスタートは13時なので、まずは腹ごしらえ。
私も細君もカレーをオーダーしました。
流石登山者のための宿、ボリュームが半端ない(‘_’)。
集合時間まで白駒池のボート桟橋周辺で写真を撮ります。
良い天気です。
新緑と深緑のコントラストが美しい。
こちらは「にゅう」でしょうか?
さて13時になりました。
今日の参加者は14名です。
講師は国立科学博物館名誉研究員の樋口正信先生です。
また、青苔荘のオーナーで北八ヶ岳苔の会会長の山浦氏がしんがりを務めてくれるそうです。
なお、他に青苔荘の紹介動画を作成するための撮影クルーが同行するとのことです。
それでは観察会のスタートです。
まずは、こちら…。
続いてこちら。
苔の世界に次々にスポットを当てていく感じです。
パネルは樋口先生が事前に準備してこられたものです。
この名前を書くプレートも先生が持参されたものです。
どうしても覚えて欲しい苔は、なんと、先生自作のカルタになっています(^^)/。
先生が解説した後、全員で読み上げます。恥ずかしがっている場合ではありません(‘_’)。
こちらは私の知っている苔の一つなんです。
この胞子が提灯のように垂れ下がっている姿は、北八ヶ岳苔の会のマスコット「コケ丸」のモデルなんです。
先生は、ミニメガフォンを持って解説されます。
参加者一人一人に声が届くようにとの配慮です。
ちょっとボケてますが胞子がわかるでしょうか?
こちらも5年前に覚えたイワダレゴケです。
正に苔の森ですね…。
このルートは私も初めて歩きます。
セイタカスギゴケかな?
オオスギゴケかな?
イワダレゴケ
先生は研究者であるとともに東京大学理学部生物学教室で永年教鞭をとられた教育者でもあり、参加者一人一人に大変丁寧に指導してくれます。
細君もマンツーマンで教えていただいています。
イポカタウロコゴケをアップしてみると特徴的な姿を見せてくれます。
ランを育てる時に使うミズゴケの仲間です。
今日の終着点です。
ここで折り返します。
先生の解説は帰路もところどころで続きます。
ムチが出ている苔とは?
小屋に戻ってきました。
順番に入浴して夕食になります。
我々は一番風呂を希望しました。
風呂を出てから、今日の無事終了を祝してカンパーイ。
夕食は18時からでした。
自然食といった感じです。
岩魚も身が厚くて美味しかった。
食後に桟橋に行ってみるとなかなか良い雰囲気になっていました。
対岸に見えるのは「白駒荘」です。
これから樋口先生のミニ講演会があります。
昼の部と同様に時にユーモアを交えながらのわかりやすいお話です。
こちらのメロンは先生からの差し入れでした。
先生とは当然初対面で、お名前を存じ上げませんでしたが、一度でファンになってしまいました(^^)/。
話に熱が入って時間をオーバーしてミニ講演会が終了したのは20時半頃だったでしょうか…。
こうして初日の「苔の観察会」は無事に終了しました。
明日もまずまずの天気のようです。