おはようございます。
昨夜は、モンベルのアルパインウルトラライト・ダウンハガー#7(もう10年以上前にモンベルの福袋で入手しました。冬場の小屋泊まりのお供としては軽量コンパクトで最高です。今の後継モデルは3万円越えでファスナーも付いていますが、私の愛用モデルにはファスナーすらありません。現物はこちら。)とダウンジャケット、ダウンパンツ、そしてダウンソックスと完全装備したおかげで1時半ころ一度目が覚めただけで大変よく眠れました。
朝食時に女性陣のお一人は「足が冷えてよく眠れなかった。」と言っていました。
この時期の丹沢は冷えますからね…。
5時半過ぎに起床し、階下に下りました。
まずは、固形燃料クッカーでポット用のお湯を沸かします。
このクッカーですが、前回の檜洞丸でデビューしました。
超軽量で少しでも軽量化を図りたい泊りがけの山行では大変有利だと思います。
ガスバーナーだとどうしても重いガス缶にお供してもらう必要がありますからね。
6時頃から空が明るくなり始めますが、結構雲が多い。
小屋番氏曰く今朝の温度は氷点下8℃とのこと…。
朝食は6時半からです。
昨日と同様にお代わりしていただきました。
食後に富士山ビュースポットに女性陣と三人で行ってみます。
気温は低いですが、風がないので助かります。
だいぶ雲が減って素晴らしい景観が広がっています。
小屋で窓からご来光を見たので、既に陽が昇りつつあります。
見飽きることがありません。
富士山の雲も取れそうです。
手前に見えているのが大倉尾根です。
今日はあの尾根を下ります。
こちらは朝日を受ける尊仏山荘です。
彼女たちも大喜びでした。
私も一枚撮ってもらいました。
小屋に戻ってパッキングして記念に山バッジを買い求めて、7時40分に小屋番氏と女性陣に見送られて出発しました。
塔ノ岳まではところどころ眺望が開けて気分がいい登山道が続きます。
富士山も
尊仏山荘がだいぶ近づいてきました。
少しですが霧氷ができています。
すっかり晴れてくれて良かった。
青空に霧氷が映えます。
8時05分に塔ノ岳山頂到着です。
流石に登山者が少ない。
尊仏山荘のカレーもまた食べてみたくなりました。
2021年の最初の忘年山行(その時の記録はこちら)で宿泊しています。
居合わせた男性登山者にシャッターをお願いしました。
山頂からは江の島が見えています。
大島もうっすらと…。
こちらは箱根外輪山です。
駒ケ岳と金時山が見えます。
そして富士山です。
丹沢山から蛭ヶ岳までの主稜線です。
こちらは2022年の忘年山行(その時の記録はこちら)で歩いています。
さあ下山しましょう。
昨日に続いて風もなく穏やかな天気になりました。
どこかしらで富士山が望めるのが丹沢山塊の魅力でしょうか…。
大倉尾根はよく整備されています。
金冷やし通過です。
今日もまずまずの体調です。
尊仏山荘の名物歩荷「チャンプ氏」にすれ違いました。
ロートルなので無理をしないペースで下ります。
花立山荘到着です。
営業していませんでした。
今日あたりから営業開始となるんでしょうか?
山荘前から富士山を望みます。
こちらは営業中です。
通過すると登山道沿いにこんな案内が出ていました。
登ってくる人たちとすれ違います。
後ろ姿を失礼します。
あと3km
見晴茶屋です。
ここで靴紐を締めなおすために出発以来初めてザックを下ろしました。
車道に出ました。
こちらが丹沢山塊の入口ですね…。
この後は大倉バス停に向かってのんびりと歩いていきます。
バス停に到着するとバスが停車しています。
小走りで駆け寄ると10時38分の発車と運転士氏が案内しています。
迷わずバスに乗り込みました。
到着と同時に発車でしたので、木ノ又小屋を出てからちょうど3時間で下山したことになります。
本当は、山カフェ丹沢に立ち寄って一服するつもりだったのですが、それはまた次の機会に…。
こうして今年の忘年山行も無事に終了することができました。
丹沢表尾根を最初に歩いたのは1975年(昭和50年)11月16日です。
高校山岳部の歩荷訓練で大倉尾根を尊仏山荘の米の荷揚げのアルバイトを兼ねて登り、帰りは表尾根を蓑毛まで歩いて下りました。
当時の山行記録を見ると渋沢から大倉までのバス運賃が80円、蓑毛から大秦野が110円です。そうです現在の秦野駅は大秦野という駅名でした。隔世の感ありです。
さて、お世話になった木ノ又小屋の印象を…。
小屋はこじんまりしていて極めてアットホーム
小屋番の「とよだ」さんも極めてフレンドリー、もうひと方も非常ににこやかで、宿泊者ファーストという接客が居心地の良さに一役も二役も買っている印象でした。
さらに宿泊料8,000としては夕食のポトフも朝食の半熟目玉焼きもそして白米も味噌汁も大変美味しかった。これで採算合うんでしょうか…。
前回の青ヶ岳山荘もそうでしたが、電気も水道もないのになぜか大変ホッとできる。そんな感じの山小屋でした。
是非再訪したいと思います。
※今回のヤマレコの記録
こんにちは。足が冷えて眠れなかったと言っていた者です笑
こちらのわちゃわちゃにお付き合いいただき、ありがとうございました。うるさくしてしまいすみません。
早速の山行記、楽しく読ませていただきました!
木ノ又小屋、アットホームでとても良い小屋でしたね。わたしもぜひ再訪したいと思いました。
あと、わたしたちが花立山荘に到着したときには営業しており、木ノ又小屋に宿泊したことをスタッフさんに報告しました。おそらく到着時間が早すぎたのかもしれませんね(本当に健脚ですね〜⭐︎)
また、昔から山行記録をつけておられていてバスの運賃や駅名のところ、感慨深いです…!
読んでて色々勉強になりました。
また時々こちらのブログにお邪魔しますね。長々と失礼いたしました。
chihiroさん‼ こんばんは
つたない山の記録を読んでいただいてありがとうございます。
「足が冷えて眠れない…」私も山岳部の学生の頃から冬山では足が冷えて眠れずに辛い思いをしたのでよくわかります。
シュラフとまでは行かずとも、シュラフカバーを持参して足元に使い捨てカイロを貼り付けるだけでもだいぶ違うと思います。
ダウンソックスもダウンがつぶれていると効果を発揮しないので…。
なお、私の方こそ仲の良いお二人のおしゃべりに加えていただいて感謝しています。
昔の紙ベースの山行記録は、時々見返すとまったく記憶にないことが記載してあったり、当時の情景を思い描けたりと今の自分にとってはかけがえのない財産になっています。
その代わりに今はブログを書いているという感じです。
お暇な時にはたまに覗いてやってください。
重ねて訪問ありがとうございました。