42年ぶりに八ヶ岳・阿弥陀岳&赤岳に登る②(R6.10.14)

二日目は、午前4時に全館の照明が点灯しました。
外に出るとまだ星が輝いています。
雲はないようで、風もなく比較的暖かな朝です。

こちらは茅野市方向になるでしょうか。

赤岳天望荘も灯が点いています。

ちよっと流れてしまっていますが多くの星が見えます。

5時15分の朝食開始前にスタッフによるトランペットの演奏が夜の静寂に響きました。
食事を待っている皆さん大喜びでした。

朝食はシンプルなメニューですが、十分です。

食後に改めて写真撮影に外に出てみます。
圧巻は何と言ってもこの雲海に浮かぶ「霊峰富士」です。

奥秩父の山波です。
右が金峰で左が甲武信です。
甲武信にはもうずいぶん行ってないので、来年の石楠花の時期にでも行きたいと思っています。

スマホでのズームには限界がありますが、御嶽山です。

後立山連峰です。

妙高連山でしょうか…。

だいぶ明るくなってきました。
拳骨の阿弥陀岳

阿弥陀の山頂から左側に続く尾根が南陵です。
高校の先輩がこの尾根を登ってずっと自慢にしていたのを思い出しました。

南峰頂上で御来光を待つ人々

硫黄岳から蓼科山までもクリアーに見えています。

再び富士山

得も言われぬ美しさです。

こちらは中央アルプスです。

日の出が近づいてきたようです。

出ました(^^)/。

満足です。そして富士山も一層素晴らしい。

再び阿弥陀岳
画面中央奥に見えている独立峰は御嶽山、その右手は乗鞍岳です。

乗鞍岳の右手には穂高から槍までの山々が…。

なかなかこんな雲海にはお目にかかれないのではないでしょうか…。

横岳の容姿も素晴らしい。

絶景と写真撮影を堪能して6時9分に小屋を後にしました。
やはり頭がうすら痛い…。
硫黄岳まではそこそこの時間を要するので、この時点で無理はせずに地藏尾根を行者小屋に下る決断をしました。
安全第一です。

既に小屋を後に下っていく同宿者と思われる登山者の姿があります。

赤岳の下りはザレザレで鎖も張ってありますが、大変歩きづらい印象です。
展望荘は素通りしました。

赤岳鉱泉をズームしてみます。

赤岳と富士山のコラボレーション

流石に最高峰は存在感があります。

地蔵の頭から横岳方面を見たところです。

阿弥陀岳にも朝日が当たり始めています。

赤岳は諏訪側は荒々しく佐久側は比較的穏やかになっています。

明るくなってきたのでスマホのズームでもそこそこの写真になりました。
槍穂連峰です。

眼下に見えている行者小屋目指して下っていきます。
高校二年の冬合宿で文三郎道経由で赤岳に登った際と、大学三年の夏に白駒池から赤岳まで縦走した際にそれぞれ下山に地蔵尾根を使っていますが、残念なことにほとんど記憶がありません。

無事に行者小屋まで下ってきました。
阿弥陀岳がデカい。
行者小屋周辺は八ヶ岳主稜線の西側に位置しているので陽が当たるのが遅く寒々としています。
昨日もそうでしたが、小屋前のテーブルや椅子は霜で真っ白でした。

横岳の西面が威圧感をもって取り囲むように聳えています。

大同心と小同心です。

こちらは赤岳です。

大同心と小同心をアップしてみます。

こちらは横岳でしょうか…。

赤岳山頂部をズーム

阿弥陀もズーム

行者小屋で小休止の後、南沢沿いの登山道を下り始めます。
漸く谷間に日が射してきましたね…。

苔の森です。

素晴らしい。

何度か橋を渡ります。
おっと指が入ってました(‘;’)。

北沢との合流点まで下りてきました。

高校の冬合宿での赤岳鉱泉から帰路、こちらでお茶と野沢菜のサービスを受けたのが忘れられません。

後は林道をひたすら歩きます。

秋色に目が留まります。

予定より早い時間に美濃戸口まで下りてきました。
時刻は9時40分です。

当初は八ヶ岳山荘で入浴して11時20分のバスで茅野駅に出るつもりだったのですが、ノーマークの10時20分というバスがあることに気が付き、迷わずそちらのバスに乗車しました。

11時20分のバスに接続するあずさの指定席を予約していたのですが、キャンセルして一本早いあずさに乗って帰路に就きました。

さて、こうして42年ぶりの阿弥陀岳、赤岳山行は成功裏?に終了です。
おそらく今回の山行の好印象を決定づけたのは、「赤岳頂上山荘」の存在です。
何にもまして標高2,899mの赤岳山頂という立地は他の追随を許しません(当たり前か…😚)。ホントに最高でした。
もちろん、あくまで天気に恵まれるという前提付きではありますが…。

今回は7月以来の本格的山歩きということもあり、やはり登りは体力的にきつかった。
春から結構体重も増加していて、その負荷も大きかったようです。
年末の忘年山行に向けて真剣にトレーニングする必要がありそうです。

※今回のヤマレコの記録

投稿者:

tatsunoko

若い頃から山が好きで、いろいろなところに出掛けてきましたが、社会人になってからはかなりのブランクがありました。 それでも40代過ぎから自転車を始め、組み立てまで自分でこなすほどののめりこみようでしたが、現在は再び山へと回帰しています。 ただ、キャンプも好きで細君と年に数回関東甲信越のキャンプ場を訪れています。 もう還暦も過ぎたので「今のうちに行きたいところへ行っておこう」と自分に言い聞かせているのですが、ここ数年はコロナ禍で山もキャンプも自粛ムードでした。 新しいブログを出発点に野外活動を一層充実させていきたいと思っています。

「42年ぶりに八ヶ岳・阿弥陀岳&赤岳に登る②(R6.10.14)」への3件のフィードバック

  1. おひさしぶりです。
    「赤岳頂上山荘」からの数々の写真、あまりの美しさに見惚れてしまいました。
    もしこの景色を直接、見ることが出来たらどんなに素晴らしいだろうと・・・・・・
    そして、また山に登りたくなるであろうと思いました。

    私も、今度、時間をつくり低山でも登ってみようと思います。

    年末の忘年山行も良いコンディションだといいですね。

    1. いやあ、こちらの方こそすっかり御無沙汰しています。
      夏から遠征登山を3回計画したのですが、体調不良や天候不良でキャンセル続きでした。
      今回はそのリベンジだったのですが、絶好の天候に恵まれて何よりでした。
      機会があればまたアウトドアご一緒しましょう☺

  2. はい、機会があればお願いします。
    山は体調と天候に十分注意を払わねば、いけないものですものね~
    今年も残り2ヶ月ですが、楽しい山歩きを満喫してください。

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