忘年山行 八ヶ岳・硫黄岳(R5.12.29)②

昨日はトイレに一度起きたほかはよく眠れました。
湯たんぽと羽根布団と比較的温かな個室のお陰です。
シュラフにダウンパンツ、ダウンソックスまで準備してきたのですが、まったく必要ありませんでした。

さて朝食は6時スタートです。
大変美味しくいただきました。

こちらは小屋前から見た北アのモルゲンロートです。

身支度を整えて20ℓのアタックザックに最低限の装備品と食料、テルモスをパッキングして7時12分に小屋を後にします。
ゆっくりペースで歩き出します。
出発から50分でオーレン小屋に到着です。こちらは冬季閉鎖中ですね。
ここでジャケットを脱ぎました。

オーレン小屋には冬季小屋があります。

こちらのピークは「峰の松目」ですね。雪が少なそうです。

オーレン小屋を後にして、ひと頑張りすると夏沢峠到着です。
風の通り道のような気もするのですが、意外に穏やかです。

硫黄岳を仰ぎ見ます。爆裂火口が大迫力ですね。

ズームしてみました。
上の写真のお二人は峠直前に私に追いつき、私が耐風装備を着装している間に先発して行かれました。

森林限界を抜けると東西の天狗岳が姿を現してくれます。

穂高、槍、常念と続く北アの峰々。

御嶽山です。

空木岳でしょうか…。

デカいザックを背負った大学生と思しき4人パーティーとすれ違いました。
学生時代を思い出します。ただ、我々の頃はザックはキスリングで、ストックなんぞは使っている人間は皆無でした。

ケルンが近づいてきます。

山頂までもう一息ですね。

山頂到着です。

最後に登ったのは、1981年8月18日で前夜の幕営地のオーレン小屋を4時20分に出発し、硫黄のピークを5時35分に踏み、その後赤岳まで縦走して行者小屋経由で美濃戸口に下山しています。
同行者は大学の友人のO君でした。

冬期には二度登っていて、
一度目は1976年12月29日に4泊5日の高校山岳部の冬合宿の四日目に、前夜の幕営地の黒百合平を7時20分に出発し硫黄岳山頂を12時30分に踏んで赤岳鉱泉に下山して幕営、翌最終日に行者小屋経由で赤岳をピストンしてその日のうちに美濃戸口に下山しています。
この時の私は二年生の現役部員でした。

二度目は1979年12月30日に一度目と同じく4泊5日の高校山岳部の冬合宿の最終日に、前夜の幕営地の夏沢峠を7時40分に出発し硫黄岳山頂を8時40分に踏んで美濃戸口に下山しています。この時は現役の高校生を引率するOBとしての参加でした。

今回で通算四度目の登頂になります。実に42年ぶりです。
自身としてはそんなに時が経った気がしないのですが…。

1979年の暮れに登った硫黄のピークも今日と同様にピーカンでした。
ただ、北八ツも南八ツも真っ白けだった記憶があります。
今年はいかにも雪が少ない。
こちらは横岳、赤岳、阿弥陀岳のトリオです。
小粒ですが見栄えがする山容です。

硫黄岳山荘を見下ろします。
花のシーズンにゆっくり泊まってみたいものです。

阿弥陀岳の右肩には北岳が見えています。さらに甲斐駒、仙丈と続きます。

入笠山の向こうには中央アルプスの峰々が見えます。

こちらは存在感満点の御岳山です。

そして乗鞍岳です。

こちらは穂高から大キレットを挟んで槍までの眺望です。

常念から後立山へと続く峰々

再び横岳と赤岳

阿弥陀岳をアップ

赤岳をアップ
赤岳天望荘と赤岳頂上山荘が見えています。

道標に付いたエビのシッポ

山頂ケルンにはこんな案内図が設置されています。

双耳峰の鹿島槍ヶ岳が見えています。

蓼科山の頭にはちょっと雲が巻いています。その左手には白馬三山が見えています。

天狗の吊尾根にもほとんど雪がなさそうな感じです。

浅間山も真っ黒です。

蓼科山までの北八ヶ岳を一望します。

山頂ケルンに付いたエビのシッポ

それにしても良い天気です。ただ、風は強い。
ケルンの周囲はそんなに風を感じませんが、赤岩ノ頭方向にちょっと進んだだけで強い西風に吹かれます。

なかなか去り難いですね。
なお、私が山頂で写真撮影している間にピークにいたのは、山岳写真愛好家と思われる大型一眼レフを所持した男性2名でした。

もう一度見えている主要な山を振り返ります。
まずは木曽の御岳山

乗鞍岳

これは…?。

槍・穂連峰

常念から後立山方面

こちらはちょっとわかりません。どなたかご教示を…。

こちらも…。お願いします。

双耳峰の鹿島槍から五竜、唐松と続きます。

白馬三山ですね。

十分に展望を楽しんで夏沢峠まで下ります。
太陽燦燦になりました。
着込んでいたハードシェルを脱ぎ、厚手のウールグローブとオーバー手を薄手のウインドシェルグローブに換装しました。

オーレン小屋目指して下ります。
本来ならば真っ白な森のはずですよね(‘;’)。

オーレン小屋でレーションを頬張ってテルモスの白湯をすすって一息入れました。
今日は結局ずっとチェーンスパイクです。
ここまで30人ほどの登山者と行き交いましたが、12本爪のアイゼンを着装していたのは5人程度だったのではないでしょうか。

オーレン小屋を振り返ります。

夏沢鉱泉までもう一息です。

無事小屋に帰還しました。
今朝、私が出発する前に地元の遭対協と思われる二人の方が登山補導所を設営されていました。

時刻は11時を回ったところです。
茅野駅までの送迎車は桜平のゲートを14時半に出発するので、14時に小屋を後に徒歩でゲートに向かうとして、まだ二時間半以上の時間があります。

まずは小屋二階にデポ?していたメインザックと硫黄ピストンで使用したアタックザックの中身を整理します。
整理後、風呂をのぞくと生憎満員だったので、先に食事を取ることにしました。

ラーメンをオーダーしました。
食事かできるまでサイン色紙を眺めていました。
仲川希良さんのもの。

湊かなえさんと工藤夕貴さんコンビの山女日記の色紙

このデカい薪ストーブが小屋全体を暖めてくれています。

さあラーメンができました。
新鮮野菜たっぷり&ウインナーが特徴的なラーメンでした。
美味しくいただきました。

その後、鉱泉に浸かります。
先に入った皆さんがかなり水を入れたようで、昨日のように熱々を期待していた私としてはやや残念でした。

風呂から上がってからはドリップコーヒーを注文します。
これまた大変マイルドで美味しいコーヒーでした。

13時45分頃に小屋のスタッフから声掛けがあり、送迎車への荷物の積み込みを行います。
14時に小屋を後に徒歩にてゲートへ向かいます。
大変お世話になりました。

ゲートには20分余りで到着しました。

親切な案内板があります。

駐車場には車が一台だけ見えていました。

我々を追いかけるようにやってきた送迎車に乗り込み、茅野駅に到着したのは15時を少々回ったところでした。
桜平ゲートを出たのが14時20分過ぎでしたから所要40分程度だったでしょうか。
このサーピースは本当に有難い。
おかげて予定のあずさ42号で新宿まで帰ることが叶いました。
下の写真は車中から撮ったビラミタルな甲斐駒ヶ岳の雄姿です。

かくして今回の忘年山行は無事に幕を下ろしました。
今回も「小屋良し、山良し、天気良し」で最高の山行をすることができました。
何と言っても第一功労者は「夏沢鉱泉」さんの至れり尽くせりの「おもてなし」にあったと思います。
訪問者にリピート訪問を決意させるに十分なサービスが普通に行われていました。

来年の忘年山行は天狗岳を夏沢鉱泉泊りで計画してもいいかと…。

さて、これにて本年の山歩きも終了です。
今年は、夏山シーズン開幕とほぼ時を同じくして持病の坐骨神経痛が悪化してしまい、夏のメイン山行として計画していた「立山」行きもキャンセルの憂き目に会ってしまいました。
ただ、ソロ山行がメインの私は山で行動不能になるような要因を抱えつつ山行を強行するわけには当然行きません。
新年は、計画どおりの山行が余裕を持って楽しめるように体調管理と体力維持に努めていきたいと思います。

山好きな読者の皆様、一年間お付き合いいただきましてありがとうございました。
新年もよろしくお願いいたします。

※今回のヤマレコの記録

忘年山行 八ヶ岳・硫黄岳(R5.12.28)①

前書きが前回の記事(今年の忘年山行計画)と重複しますが、読者の皆さんには辛抱して読んでいただければと思います。

今年の忘年山行をどこにするか…秋口から結構悩みました。
目的地は当初、丹沢・檜洞丸(青ケ岳山荘泊)を考えていたのですが、ここのところずっと出番のないピッケル(アイゼンは今年は二度ほど使っています。)を使えるようなところに行きたいなと思い始め、今回のプランに至ったわけです。
そのプランとは…
初日に八ヶ岳中央部の夏沢鉱泉に泊まり、翌日硫黄岳をピストンするというものです。
目の悪い私は、長距離の自家用車単独運転のプランニングですと細君の御裁可が得られません。
自ずと公共交通機関利用になるわけですが、この場合最寄駅から登山口までのアプローチに課題が多い場合がほとんどです。
そんな中、夏沢鉱泉は宿泊者の無料送迎サービスをやっているのが決め手となりました。

初日は新宿を13時ちょうどに出る「あずさ25号」に乗って茅野に向かいます。ずいぶんゆっくりですが、何せこの日は夏沢鉱泉入りするだけの行程なので…。

茅野駅に到着すると駅前に夏沢鉱泉の送迎車が2台待っていました。
何でも名古屋から来るお客さんが、電車の遅れで茅野駅着が遅くなるようで「こちらの車が先発します。お客さんの貸し切りです。」とのスタッフの案内で私を乗せた先発車は、一路桜平のゲートまで向かいます。
ゲートに到着したのは16時ちょっと前でした。
ここで降車します。あとは小屋まで歩きです。ここで重要なのは荷物はそのまま送迎車が小屋まで運んでくれるという点です。
貴重品だけ持って空身で下の写真のようなダート林道を歩きます。
降車する際「小屋までは爪の類は必要ありません。」とスタッフ氏に言われたので滑り止めは何も登山靴に装着しませんでした。

こちらが小屋の車両基地?に停めてあった送迎車です。同じ型のハイエースが3台あるようです。

車を降りてから夏沢鉱泉まで20分少々で到着しました。
このルートは2009年の9月27日にMTBで茅野駅から夏沢峠越えした際に走っているので多少記憶に残っていました。
こちらが小屋の全景です。

中は薪ストーブがガンガン焚かれていて暑いくらいです。

こちらが今日の寝床です。
「横岳」という部屋でした。
メールで予約した際に「相部屋になることを了承願えませんか?」という連絡があったので「構いませんよ。」と回答していたので、てっきり相部屋だと思っていたところ「今日はこちらでお一人です。」とのこと。
嬉しい誤算でした。
部屋は大変奇麗。枕元には電源コンセントもあります。
そしてWi-Fiも飛んでいます。私のスマホはドコモですがアンテナが目いっぱい立っていたので感度良好かと…。

こちらの部屋は定員3人の模様です。

モンベルの超コンパクトなダウンシュラフを持参しましたが、結局夕食中に配られた湯たんぽのおかげもあって必要ありませんでした。
寝具は羽布団に毛布2枚掛けになっています。
夜間は廊下にオイルヒーターが2台置かれていて館内温度が適切に保たれていたようです。
到着後夕食までの間に鉱泉に入りましたが、熱々のお湯で大変温まりました。タイミングが良かったようで貸し切りでした。

夕食は18時スタートでした。私のテーブルはソロのお客さんだけでした。
メニューは御覧のとおりでとても豪華。中でも写真の豆乳鍋はしょうがの隠し味が効いていて非常に美味しかった。

ご飯はお代わり自由なので、私もお代わりしました。

食後にデザートとしてアイスクリームまで出ます(^^♪。

かくして満腹となり、食後は明日の天気予報とコースをチェックし20時には消灯しました。
ちなみに消灯時間は21時になっています。

今年の忘年山行計画

年末に一泊二日で山小屋泊まりの山行をするようになってから今年で三年目となります。
一昨年は丹沢尊仏山荘泊まりの山行(その時の記録はこちら。)
去年は丹沢蛭ヶ岳山荘泊まりの山行(その時の記録はこちら。)
に出掛け、いずれもそこそこの眺望に恵まれるとともに、ピリッとした冬の丹沢の空気に触れ年忘れに相応しい山行ができました。

今年はどうしようかと秋口から考えていたのですが、久方ぶりにアイゼンとピッケルを使った山に出かけたいなと…。
悩んだ末に最寄駅から小屋まで徒歩30分の地点まで送迎してくれる「夏沢鉱泉」を宿に決定しました。
初日は午後入山して体調を整えて翌朝「硫黄岳」をピストンする計画です。

天気も「てんくら」によればピストン予定日は風も収まってまずまずの予報になっています。
気温も今のところこの時期としては高めで推移するようですので、安全第一で久し振りの冬山を堪能できればと思っています。

クリスマスランチ

今日は一足早く細君とクリスマスランチを楽しんできました。
訪ねたのは昨年と同じく、つくば市所在の古民家イタリアンレストランです。
5月の結婚記念日とクリスマスには決まってこちらのお店を利用しているのです。

今日は11時半からクリスマスランチコースを予約しました。

メニューはこちらです。

まずはカンパチのカルパッチョをいただきます。
マスタードのソースが美味しかった。

次に自家製生パスタをいただきます。
いつもながらこちらのお店のパスタは絶品です。
細君は今日一押しのメニューだったそうです。

いつもはここで魚のソテー等が出てくるのですが、今日は赤エビでした。
甲殻類の登場は初めてかもしれません。

今日のコースで私が一押しだったのは、こちらの豚肉の赤ワイン味噌煮込みでした。
少々濃いめの味付けで大変美味しくいただきました。

最後デザートはこちら。
何とも可愛らしいサンタさんの登場で細君も大喜び、他のテーブルでも女性のお客さんから感嘆の声が上がっていました。
食べるのが惜しいくらい…。

最後にコーヒーをいただきます。
このコーヒーも私のお気に入りです。

こちらがお店の全景です。
スタッフも好印象で大変居心地の良い空間です。

ジンジャエールを飲みつつ全粒粉のパンをアンチョビバターでいただきながら、美味しいコース料理を堪能したひと時でした。
次回は5月に伺う予定です。
ご馳走様でした。

Kodiak Canvas Flex-Bow 8人用

日川浜オートキャンプ場でKodiak Canvas Flex-Bow 8人用がデビュー戦を飾ったことは、前回のキャンプ記事の中で簡単に触れました。
今日はもう少しこのテントについて紹介したいと思います。

購入したのはAmazonのブラックフライデーのセールで出品されていたものです。
取り扱いの日本代理店アキタニアからの出品でしたから間違いのないもののはずです。
セゾンカードの永久不滅ポイントの一部も使ったので、定価の3分の2ほどの値段で購入することができました。

日川浜にキャンプに出掛ける前週にいつもの河川敷に試し張りに行ってきたので、その時の写真で解説します。

まずグランドシートを広げてその上にテントと付属品を並べます。
手書きの数字で見辛くてごめんなさい。

1→グランドシート(有難いことに付属品です。)
2→収納ケース
3→幕体
4→ポール
5→天井収納メッシュ
6→小物収納袋
7→ペグ
8→オーニング張り出し用ガイロープ

以上がワンセットになっています。
初張りをして思ったのはグランドシートが付属していることのメリットは非常に大きいということです。
セルフで用意するとなるとブルーシートを購入して幕体に合わせてカットする等結構手間暇がかかるかと…。

下の写真が立ち上げたところです。
設営は大変簡単で、ルーフのポールにメインポールを差し込んで立ち上げる際、幕体下部のフックをメインポールに入れるのに結構な力が必要でかなり苦労しましたが、その他はあっけないほど簡単でした。
なんと言ってもオーニング張り出し用のポール以外にはガイロープが不要というのも迅速な設営に一役買っています。
ペグは14本打ちますが、これとて大した作業とは思えません。細君と手分けして打てばあっという間😅。

そしてご覧のとおりスタイルはなかなか男前?です。

Kodiakのブランドロゴが二か所にプリントされています。
クマの足跡がトレードマークのようです。

こちらは背面から見たところです。
オーニングが付いている方が前、ない方が後といったところでしょうか…。

こちらのガイロープが付属していましたが、オーニングを張り出す際のポール用としては、二股のガイロープの方が安定すると思います。

内部です。
トップががホワイトのため大変明るい感じです。
小物入れを短辺の側面に装着してみました。
上段と下段は独立して別個に使えます。
また、このテントを導入した一番のポイントは、写真でお分かりのようにフロアがテント上部と一体化されているところです。
寒い時期には隙間風が入りませんし、暖かい季節は虫の侵入を防いでくれると思われます。

こちらが長辺にあるドアとメッシュ窓です。
左がドア。もちろんメッシュにすることも可能です。
右のメッシュ窓はドアではないので出入りはできませんのであしからず。

短辺にも大きなメッシュ窓があります。
テント下部まで大きく開けることが可能です。

以上が初張り画像の紹介です。
下の写真は、日川浜オートキャンプ場で設営した際の内部の様子です。
流石に8人用だけあって内部は広大なスペースです。
こたつを設置しても反対側には夫婦二人の十分な就寝スペースが確保できます。

そして特筆すべきは暖房効率が極めて高いということです。
二日目の朝は0℃近くまで冷え込みましたが、幕内でアルパカを点火すると小一時間で20℃近くまで上昇しました。
これはフロアが縫い付けられていて隙間風が入らないことと、しっかりしたコットン100%の幕であることの恩恵だと言えます。

一つだけ残念なところは、電源コードの取り込み口がないことです。日本製のようにかゆいところに手が届く仕様にはなっていません。
まあ、出入口がダブルファスナーになっているので取り込みには問題ないのですが…。

これから購入を検討されている方へのアドバイスとしては、大きさと重さだけはポリエステル製の幕の比ではないということ、
濡れるとさらに重くなり、撤収後も相当デカくなるであろうこと…。このことだけは覚悟しておく必要がありそうです。
現段階では、夫婦二人で使用するテントとしてはベストチョイスだったのではないかと思うのですが、答えは今後の検証に持ち越しですね…。

日川浜オートキャンプ場②(R5.12.10)

昨夜早めに就寝したせいか今朝は午前4時半に目が覚めてしまい、それから寝付かれません。
思い切って起き出して外に出てみると満天の星空です。南東の空にはお月様も…。
ただ、幕内(電気ストーブ点けっぱなし。)は7℃、外に下げている温度計は1.3℃を表示しています。
しんしんと冷えているといった感じです。

5時過ぎには細君も起きだしてきて二人で暖かいコーヒーをいただきます。
周りのサイトの住人は静まり返っています。当然です。
6時にはアルパカ君で温めていた昨夜の残りのポトフをいただきます。

野菜の味がしみだしたスープは絶品です。
パンと一緒にいただきます。

7時前には幕内もこの気温です。快適な温度です。
今回はホットカーペットを敷いてこたつスタイルにしていますが、豆炭あんかは入れていません。
それでも十分暖かでした。

外も陽が当たり始めてぐんぐん気温が上昇中です。

写真の向かって右側手前の建物はトイレ棟です。
個室は温水洗浄便座完備でした。
その奥が炊事棟です。
左側にはキャビンが2棟あります。奥のキャビンは利用客がいました。

炊事棟の洗い場はすべて温水が使えます。

炊事棟全景はこんな感じです。

こちらはトイレ棟の入口です。常に清潔になっていました。

撤収作業の仕上げです。
細君がコディアックのグランドシートを拭いています。

撤収完了です。
左奥に見えているのがトイレ棟と炊事棟です。

チェックアウトしたのは10時半前でした。
最初に向かったのはこちらの日帰り温泉「ゆーぽーとはさき」です。
大人620円でした。食事処はありません。
地元の皆さんに愛されている施設のようでした。

次に向かったのはこちらです。
「息栖神社」です。鹿島神宮、香取神宮と共に東国三社と言われる由緒正しきお宮です。

参拝後、門前のお店でかき揚げ蕎麦を注文してお昼にしました。

店名は「福」。神社との位置関係はこんな感じです。

帰路は潮来インターから高速入りし、東関道、圏央道を経由して無事に帰宅しました。

「日川浜オートキャンプ場」は太平洋に近く、高規格でリーズナブルな料金で利用できる大変好印象なキャンプ場でした。
近くを車道が走り、また、海沿いに24時間稼働の製鋼工場があるため、音に敏感なユーザーには敬遠されるようですが、私も細君もこれらの音はほとんど気になりませんでした。

我が家から高速を使えば1時間22分、一般道でも1時間36分と比較的近距離の立地なので、もっと積極的に利用してもいいかな…というのが率直な感想です。

今回で令和5年のキャンプ納めとなりましたが、今年はトータル16泊のキャンプライフを楽しみました。
実は昨年も16泊で、今年の年初の意気込みとしては、コロナの影響も一段落したのでもっとたくさんキャンプに出掛けられるかと期待していました。
ところが、持病の坐骨神経痛の悪化等で思うように出かけられない時期もあって、意外に泊数が伸びませんでした。
来年はコンディション万全にし、年間20泊はクリアーしたいなと…(^^♪。

新年は1月末にホームグラウンドの「大子広域公園グリンヴィラオートキャンプ場」で2泊のキャンプを予定しています。

読者の皆さん…今年1年お付き合いいただきましてありがとうございました。

日川浜オートキャンプ場①(R5.12.9)

昨日から一泊二日で県内神栖市に所在する「日川浜オートキャンプ場」に細君とキャンプ納めに行ってきました。
このキャンプ場は以前から気になっていたのですが、なかなか出かける機会に恵まれず今回ようやく利用することができました。
利用者のブログやグーグルのレビュー等を見ると、工場(製鋼工場)の稼働音がうるさいとか車道を走るバイクや車の音がうるさいといったものがあったので、どんなものかと思って訪れたのですが、私達的には全く気になりませんでした。

さて、初日から振り返ります。
初日はアーリーチェックインをするつもりで、午前9時前には自宅を出ていつものガソリンスタンド&セブンイレブンで給油とおやつを仕入れます。
その後は一般道で一路キャンプ場を目指しました。
現地には11時前には到着し、チェックイン手続きをします。
その際に利用料の支払いもしました。
〇電源付オートキャンプサイト→3,660円
〇アーリーチェックイン→1,570円
〇指定ゴミ袋(可燃ごみ、不燃ごみ各1)→600円
計5,830円
と極めてリーズナブルです。
電源も20Aと余裕のある容量です。

我々が指定されたサイトは46番サイトで一番奥と言っていい立地です。
下の場内マップで赤マーキングしてあるのが我々のサイトです。

設営は1時間半ほどで終了しました。
今回の幕は「コディアックキャンパス8人用」です。そうなんです「新幕」です。
実は先月末にAmazonのブラックフライデーで割引になっていたのを手持ちのポイントも使って大幅に安く手に入れることができたんです。
スチール製のフレームとオールコットン製の天幕は30㎏オーバーの重量です。さらに図体もデカい(^^)/。
還暦を過ぎた「ろーとるキャンパー」には結構しんどい重さです。
それでも設営は容易でガイロープが一本もないので短時間で立ち上げることができます。

下の写真は設営を終えて撮影したものです。
コディアックのみだと通路から丸見えの懸念があったので、陣幕を目隠し代わりに張りました。
なかなかイイ感じです。
背後に写っているのは製鋼工場と思われます。

細君撮影の幕内の様子。

同じく。

12時半過ぎでこの気温です。
まさに馬鹿陽気…。

設営後お昼の買い出しにスーパータイヨーまで行きました。
車で5分ほどのところにあります。

ランチはこちらを…。大変安い(^^)/。

昼食後は日川浜まで行ってみました。
こちらの風車が印象的ですねえ…。

波打ち際にはたくさんの釣り人が出ています。ちょっとびっくり。

サーファーも出ています。
シーズンには潮干狩りの名所にもなるようです。

キャンプ場に戻りました。

場内は大変よく整備されています。

今宵のディナーのメインはポトフです。
ユニフレームの黒皮鉄ダッチの久々の登板です。

陽が陰ると急激に気温も下がってきました。

このサイト…すっかり気に入りました。

ポトフの準備完了です。
後はダッチオーブンで煮込むだけ。

こちらは細長いキャンプ場の真ん中ほどにあるサニタリー棟から管理棟方向を見たところです。

こちらは一番奥に向かって見たところです。

ポトフの完成を待たずにカンパーイ!

いくつかの焼き物を楽しみます。

おっとこれはタイヨーて仕入れた今川焼(^^♪。

餃子を焼いてます。

この餃子大変美味しかった。

そうこうするうちにポトフ完成です。

いただきます。

ビールからタコハイへ…。

炭火に並行して焚火も…。

ランタンはノーススターです。

ポトフ二杯目
満腹です。

焚火も楽しみます。
薪は前回の大子広域公園グリンヴィラのあまりです。

食後は焚火を楽しんで21時半には消灯しました。
夜半トイレに起きると満天の星空でした。

小町の里から小町山と鬼越山に登る

今日は細君が友人達とのランチ会のため上京したので、駅まで送り届けた後にそのまま土浦市まで移動して、小町の里を起点に朝日峠展望公園頂上から小町山、鬼越山を経由して小町の里に帰ってくる周回コースを歩いてきました。

小町の里の駐車場は満車でしたので、やむなく邪魔にならない路肩に駐車しました。

朝日峠方面を目指して登っていくとこんな意味ありげな建物が…(‘_’)。
側にはバンダナがタルチョ風にたなびいています。

こちらでは「旗」の由来を解説しています。

水飲み沢なのに水が飲めないとは、これ如何に?

洗顔沢という標識は、以前は無かったように思います。

もみじ谷の紅葉はやや見ごろを過ぎた様ですが、まだまだ楽しめました。

道祖神

朝日峠展望公園頂上を目指します。

水源の森にも多くのモミジが…。

朝日峠展望公園から見下ろす霞ケ浦です。天気は良いのですが、遠望は利きません。

宝篋山山頂のアンテナ等がくっきり見えています。

双耳峰の筑波山は本当に百名山に相応しい。

山頂の方位盤です。

小町山の山頂です。
パラグライダーの離陸場所が見えています。

朝日峠駐車場から少しの間は車道に沿ってハイキングルートが続いています。

やがて植林帯となり…

ハート石まで下ると再び登りとなります。
ロープのある結構急な登りです。

しばらく頑張ると山頂に到着です。
樹間から筑波山が見えています。
休憩せずに写真だけ撮って通過しました。

しばらく下ると再び車道に沿うようになります。

鬼越山頂下まで来ると御覧とおり通行禁止措置が取られていました。
国有林のため管轄は茨城森林管理署なんですね。

松の木広場で今日初めての休憩を取りました。

ウィンドスクリーンを忘れたため、お湯を沸かすのに難儀しました。
昼食はカップラーメンです。
松の木広場に一人先行者が休憩中で、私が休んでいる間にMTBが一台、ハイカーが二人下っていきました。

尾根上に突然デカイ石が…。
初めて来た時には驚きました。
こんな石が三つあるので「三ツ石」なんだと思います。

しずく石は経由せずに下ります。

東城寺へのルートは通行可能なようです。今度はその先を偵察しないといけませんね。

山の神まで下ってきました。
今日も感謝です。

小町の里まであと一息です。

小町の里に無事帰還しました。

今日はほとんど無計画な半日ハイクでしたが、天候にも恵まれてリフレッシュできました。
久しぶりに山中でカップラーメンを食べましたが、こんなにも簡便で美味しいものが食べられる日本人は幸せだと、変なことに感心してしまいました。
今月末には八ヶ岳の硫黄岳に遠征する予定です。
その前に一度冬靴を履いて歩いておかないといけないなと思っているところです。

※本日のヤマレコの記録(一部ログが飛んでいます。)

※ 小町山周辺は、宝篋山カテゴリーとしていますのでご承知おきください。

四国・香川を訪ねる②(R5.12.1)

二日目は午前6時にホテルのロビーで集合しました。
下の写真は、ロビーに飾ってあった高松琴平電気鉄道(ことでん)の模型です。
まさに今朝はそのことでんに乗って目当てのうどん屋さんへ向かいます。

ことでん長尾線の「かたはらまち」から「花園」まで二駅電車に乗って移動します。

目当てのお店はこちらです。
私の住んでいた場所から徒歩5分ほどなので良く通いました。

全員こちらのお店の看板メニュー「釜バター」をオーダーしました。
変わらぬ鉄板の美味しさです。

食後は20分少々歩いてホテルまで戻りました。
今日は、私がこちらで勤務していた時に一緒に仕事をしていたU氏が、一日休暇を取って自ら車を出してガイドしてくれることになっています。
彼は地元の役所ではかなり偉い人なので大変恐縮しています。

ホテルで待ち合わせて最初に向かったのはこちらです。
弘法大師生誕の地「善通寺」のすぐ近くにあります。

U氏の話では、この堅パンは日清戦争の時に兵隊さんの携行食として開発されたということです。
善通寺には現在も陸上自衛隊第14旅団司令部がありますが、明治の頃にも旧軍の第11師団司令部があり、初代師団長は乃木将軍だったのです。
その後日露戦争に従軍されたのは有名な話ですね…。
善通寺はお大師さんの街であるとともに現在では自衛隊の街でもあります。

この堅パン、しばらく口の中で転がしてからでないと、とてもかみ砕くことのできない硬さです。

次に向かったのは「こんぴらさん」です。
全員で758段の階段を上って本宮を参拝しました。

いいもも上げトレーニングになります。

本宮に到着です。

記念撮影…。

無事に参拝を終えて下の参道でこちらを見学します。

 

昼食の時間になりました。丸亀まで転進します。
こちらのお店で昼食休憩です。

「骨付鳥・ひな&とりめし」でそこそこのボリュームですが、女性陣も完食する美味しさでした。

昼食後は丸亀城に登ります。
石垣の美しさは特筆ものです。ただ、現在修復工事が行われています。

紅葉が見事ですね…。

我が国に現存する12の木造天守の一つです。

丸亀市は高松市に次ぐ県内第二の街です。

瀬戸大橋も岡山側まで良く見えています。
ただ、天守付近は強烈な風が吹いていました。

讃岐富士(飯野山)を眺める絶好の展望台でもあります。

さあ戻りましょう(^^♪。

当初は、こんぴら詣で後に「旧金毘羅大芝居・金丸座」を訪ねる予定だったのですが、丸亀の一鶴が込み合う前に食事をしようということで、先に丸亀を訪問しました。
ですのでU氏のご配慮により琴平町まで戻って金丸座を見学させてもらいました。

こちらでもガイドしてもらいました。

天井が格子になっていますね。これは「ブドウ棚」というそうで、この隙間から花吹雪や雪を降らしたりするという仕掛けなんだそうです。

来春は「第37回四国こんぴら歌舞伎大芝居」(令和2年から中止)の開催に向けて準備中ということです。
一度は観てみたいものです。

その後は途中一か所だけ寄り道(U氏が全員にお土産として「もち麦」を手配してくれていました。)をして高松空港まで送り届けていただきました。
すっかりお世話になったU氏とはこちらでお別れです。
彼とは私の四国在勤期間二年の前半一年でご一緒したのですが、もともと香川県の出身で言わばよそ者の私にも大変よくしてくれて、以来今日までのお付き合いになっているわけです。
今回も軽いつもりで四国訪問の連絡をしたところ、こんな「お接待」をしていただいて本当に恐縮しています。

その後は空港内の軽食レストランでコーヒータイムとして旅程を振り返りました。
私以外はの参加者は、四国初めて組が三人、上陸したことがある組が二人でしたが、それぞれ楽しい思い出が作れたようです。

こちらは空港内にある讃岐うどん出汁の無料サービスコーナーです。

羽田行きのJAL便の出発も20分程度遅延しましたが、無事に羽田に帰ってくることができました。
空港で解散です。
参加の皆さん大変お疲れ様でした。

私としては、二年間居住した香川県はもとより他の三県も仕事や余暇で足しげく通ったので、四国は第二の故郷「山形」に続く第三の故郷なのです。
今後もいろんな形で微力ながら四国のPRに協力していきたいと思います。

来年は今回同行できなかった細君と連れ立って再訪するつもりです。

四国・香川を訪ねる①(R5.11.30)

一昨日から一泊二日で職場の仲間と休暇を取って四国・香川を訪ねる旅に出かけてきました。
私は、平成28年の4月から平成30年の2月まで香川県高松市に所在する行政機関に在勤していました。
任期を終えて東京に戻ってから2年後に退職したのですが、その直後に細君と退職記念に高松市と丸亀市、琴平町を訪れ、高松市宿泊の夜に四国在勤時の職場のメンバーに盛大な卒業祝いをしてもらっています。
今回はそれ以来、4年2か月ぶりの四国上陸となります。

羽田から午前7時45分発のJALで高松に向かいました。
ちなみに同行者は5人で、T課長、N補佐、O補佐、N係長、K主任といったメンバーです。

ただ、出発準備の遅れと滑走路閉鎖の影響で、高松空港には30分強遅れの9時半過ぎに着陸しました。

第一日目はレンタカーでの移動となります。
最初に向かったのはこちらです。

全員基本のかけうどんをいただきます。
私も4年ぶりに食べましたが、大変美味しかった(^^♪。

続いて向かったのは上原屋本店からすぐの「栗林公園」です。
今日はガイドさんをお願いしました。
四国在勤時には何度も来ていますが、ガイドさんをお願いしたのは初めてです。
やはり高松市が、いや香川県が誇る名所です。
ガイドさん曰く「今年は紅葉がいまひとつ」とのことでしたが、それでもこの美しさです。

背後は「紫雲山」です。在勤時には朝のトレーニングで何度も登りました。

次に向かったのは「屋島寺」です。四国八十八ヶ所霊場八十四番札所です。

屋島から見下ろす高松港を始めとした瀬戸内の眺めは変わらぬ絶景です。

この天空の回廊のような展望台ができたとは全く知りませんでした。
と同時にこの場所にあった茶店はすべて無くなっていました…。本当はここにあった茶店であんもち雑煮をいただく予定でした(‘_’)。

五剣山の姿は変わらない。

お昼のお雑煮を食べ損ねたので、本日二軒目のうどん屋に向かいました。
「わら家」さんです。
こちらも建物がすっかりリニューアルされていて驚きです。

こちらでは全員ぶっかけをいただきました。

飛行機が遅れたのと栗林公園で思いのほか時間がかかったため、時間が押しています。
本当は高松城址の玉藻公園で和船に乗船するつもりだったのですが、最終出航の15時半にタッチの差で間に合いませんでした。
こちらは天守台跡の石垣です。

かなり寒くなってきました。

玉藻公園を一巡して、車に戻ってホテルにチェックインします。
レンタカーは二人のN君が返却に行ってくれました。

夕方6時に在勤時の元同僚が手配してくれた兵庫町の鮨屋さんで夕食をいただきます。

その後向かったのがカレーうどんが絶品のこちらのお店です。
20時過ぎの行列です(^^)/。

こちらも変わらぬ味わいでした。

こうして4年ぶりに訪問した高松の夜は更けていきました。
明日はこんぴらさん詣でに向かいます。