墓参と郷愁の旅in東北④(R5.8.7)

さて、今回の東北の旅も本日が最終日となりました。
まずは美味しい朝食をいただきます。
不思議とこういう宿に泊まった翌朝は、非常に食欲旺盛になるんですね…。

9時過ぎにはチェックアウトしました。
今日は約40年ぶりに蔵王の御釜を見物してから帰路につく予定です。

エコーライン、ハイラインを通って刈田岳山頂駐車場を目指します。
駐車場は7割ほどの埋まり具合でした。
もう少し寒いかと思ったのですが、ショートパンツで全く問題ありません。

車で走っている時はガスに巻かれていたので、お目当ての御釜が見えるかどうか心配されましたが、御覧のとおりです。

素晴らしいですね…。この近辺から見る御釜が一番見栄えがするかもしれません。
私は大学4年間を山形で生活しました。蔵王は最も身近な山だったのですが、数えるほどしか登っていません。
なぜなら当時の私にとって、ロープウエイの架かる蔵王は観光の山という先入観があり、あまり登ろうという気になれなかったんだと思います。
ただ、この御釜の存在感は特別ですね…。

ガスに巻かれるのも神秘的です。

ガスに巻かれるとこの辺りは迷いやすい地形です。

シラネニンジンでしょうか…。

イタドリですかね…。

また、ガスって来ました。

クマも出るようです(+_+)。

ヤマハハコ

刈田嶺神社奥の院を目指します。

アキノキリンソウです。

刈田岳山頂です。学生時代は最高峰・熊野岳には何度か登っていますが、こちらは初めてかもしれません。

奥の院に参拝します。

私は山バッジを、細君は友人にペットのお守りをそれぞれ買い求めました。

結構な観光客に交じって登山者の姿もちらほらと見かけます。

神社を後に駐車場に戻りました。

その後は所々で土産物を物色しつつ、帰路につきます。
月曜の割に各SA、PAは結構な混雑でした。
下の写真は安達太良高原SAから見た安達太良山です。

結局、茨城の自宅に帰着したのは18時です。
走行距離1,600km。我が人生最長のドライブ旅行でした。

当初の旅の目的の以下の4点

①山形と青森の親類訪問とそれぞれの墓参り
②大学生活を送った山形大学小白川キャンパスの訪問
③青森のねぶた祭観覧
④蔵王御釜の訪問

何れも果たすことができました。
私にとっての東北、とりわけ山形と青森は特別な思い入れのある場所なのです。
山形は母の出身地であることはもとより私自身、大学時代の4年間を過ごした第二の故郷とも言える地です。
青森は私を可愛がってくれた亡き叔母の嫁ぎ先で、大学時代には結構長逗留させてもらった思い出の地です。
今回、宿題だった墓参を果たし、プラスアルファの目的を達成できたことは、本当に何よりでした。

また、細君にとってもほぼ初めての東北旅行で、墓参も含めて結構中身の濃いものになったのではないかと思います。
大変お疲れ様でした。

墓参と郷愁の旅in東北③(R5.8.6)

東北の旅も三日目の朝を迎えました。
今日は青森駅近で叔父と一緒に朝食をいただきました。
その後、叔父と別れてアスパム(青森県物産館)で土産物を調達して、本日の目的地である宮城県蔵王町の遠刈田温泉郷を目指します。

朝食は叔父がいつも利用している店に行ってみたところ、ねぶた期間中は午前10時開店とのことで当てが外れてしまいました。仕方なく青森駅ビルの中のコーヒーショップでサンドイッチとコーヒーの朝食を取りました。

食事を終えてから、予定どおり叔父と別れました。
一泊二日でしたが大変お世話になりました。ありがとうございました。

アスパムに向かうと駐車場もほぼ満車の盛況です。
一通りの土産物を調達。特に細君が「津軽塗の夫婦箸」を所望していたのですが、無事に希望の物を手に入れることができました。
せっかくですので展望台に登ってみました。
こちらはベイブリッジと青函連絡船・十和田丸の展示です。
大学時代に青函連絡船に乗って函館の土方歳三最後の地を訪ねました。冬の津軽海峡は寒々としていたのを記憶しています。

こちらは津軽富士・岩木山方面です。岩木山はマンションがちょうど邪魔になってしまっていまひとつです。
もっとも今日は頭が雲の中ですが…。

こちらは八甲田山方面。八甲田山も岩木山も学生時代に登っています。

今晩も盛り上がりますね…。

こちらは下北半島です。陸奥湾は広大です。

左が津軽半島。正面に北海道が見えるはずですが判然としません。

アスパムのステンドグラスです。

ねぶたのステンドグラスです。

これにて青森ともお別れです。

その後、我々は青森、秋田、岩手、宮城と東北自動車道を南下して蔵王山麓の遠刈田温泉郷に16時には投宿しました。

夕食は大変贅沢なものでした。

蔵王の清流に育まれたイワナです。

焼き物です。

トウモロコシご飯でした。

大変美味しくいただきました。

スタッフも大変親切で、非常に好印象の宿でした。

墓参と郷愁の旅in東北②(R5.8.5)

二日目は朝早く目が覚めました。
朝食の希望時間を7時と伝えてあるので、細君と連れ立って早朝の盛岡の街を散歩してみました。
まずはこちらのアーケード街ですが、七夕祭りをやっています。
手作り感の強い商店街の七夕祭りでした(^^)/。

こちらは「旧第九十銀行本店」の瀟洒な建物です。

やはり「旧岩手銀行本店」の赤レンガが一番の存在感を放っています。

盛岡城跡公園内を散策します。
朝から陽射しがありますが、緑豊かな公園内は体感気温が低い気がします。

南部藩の藩庁のあったこの場所には立派な城壁が残っています。

街のど真ん中にお城があるのは、なかなか素敵ですね…。

公園内は周辺より高くなっているので南部富士・岩手山が大変よく見えます。
この山にはまだ登ったことがないんです…。

そろそろ朝ご飯の時間が近づいてきたので、ホテルに戻ることにします。

土曜日の7時前なので人影もまばらですね…。

どうしても写真を撮ってしまいますね…。

私の愛機「PENTAX」のレトロな看板が目を引きました。

ホテルの朝食はなかなか豪華なものでした。

本格的な牛筋カレーをいただきます。コクのある美味しいカレーでした。

こちらかホテルの名称のコンセプト。なかなか個性的です。

食後に荷造りをして、8時にはホテルを後にしました。目指すは青森市内の叔父の家です。
今日も大変良いお天気となりました。
途中何度か休憩します。

花輪SAです。

青森市新城に所在する叔父の家には11時ちょうどに到着しました。
8年前に叔母が亡くなってから、子供たちの手を借りずに一人暮らしを続けている叔父は今年で90歳です。
叔母が亡くなった際に連絡がうまく届かず葬儀に出席することが叶わなかったので、亡くなってから数か月してから細君と長男坊と共に墓参りに伺っています。
亡くなった叔母は亡父の妹で、私のことを大変可愛がってくれました。私もそんな叔母が大好きでしたので、今回叔父が元気なうちにもう一度墓参りをさせてもらおうと訪れることにしたわけです。

近所のスーパーで花を調達して叔父と共に墓参を果たしました。
良かった良かった。
これで山形と青森、両方の墓参りはつつがなく終了しました。最重要ミッション完遂です。
自宅に帰ったら父母の遺影に良い報告ができます。

さて夜は青森市内の叔父の行きつけのカフェ?でビールを飲みながらねぶた見物をすることになりました。
私自身は、41年ぶり3回目のねぶた見物です。
2回目の時は、親類の美容室で着付けをさせてもらって「はねと」として参加しました。
今となっては良い思い出です。
伺ったお店は、ねぶた見物するには特等席でした。場所は県警本部前の交差点に面しています。
御覧の絵が目に飛び込んできます。
6時50分にスタートです。
先頭は「出世大太鼓」です。大迫力でした。

盛り上がりますね…。すごい熱気です。

これぞ「ねぶた」といったところでしょうか…。

絵になります。
細君は初めて見るねぶたに大感動しています。

笛と太鼓の音がしばらくは耳に残りそうです。

私が初めてねぶた祭りを見たのは中学1年の時でした。
東京から娘の嫁ぎ先である青森を訪ねる祖父のカバン持ちとして同行しました。特急「はくつる」で上野から8時間かかった記憶があります。
もちろん叔父、叔母に大変歓迎されました。

店から一階に降りてみると、歩道上はこんな状況になっています。すごい人…。

短い東北の夏を彩る「ねぶた祭」。

正に「日本の夏」を実感しました。
叔父に感謝しかありません。