今日は当初の計画だとみなかみの松田さんのガイドで谷川岳に登る予定でした。
ところが先週木曜日に松田さんから「今度の日曜日の谷川岳山頂付近は風速20m近い強風が見込まれ、登ったとしても途中で引き返す可能性が高いため中止にします。」との連絡がありました。
(※事実、本日は谷川岳ロープウエイは強風で運休になったそうです。)
ただ、当茨城県の本日の天気予報は「晴れ」でしたので、代わりと言っては失礼ですが筑波山にカタクリとニリンソウを愛でに行くことにしました。
結論から言うと、今朝の厳しい冷え込み(ここ数日朝も暖かでした。)の影響か、カタクリもニリンソウも花を閉じてしまっていて、ちょっと残念な状況でした。
とりわけカタクリにその傾向が顕著でした。
さて自宅を出発したのは5時半前です。往路の失敗は、「筑波高原キャンプ場」をナビに入力して指示どおりに走ったところ、旧八郷町の国民宿舎「つくばね」(令和2年に閉館)の手前から仙郷林道を経由するコース取りとなったことです。
仙郷林道はMTBで何度も走っていたので様子は分かっているつもりでしたが、やはり一般向けとはなかなか言いにくい林道です。ジムニーなんかで走る分には良いダート林道だとは思いますが…。たまにはナビに従ってみようというのが間違いでした😎。
さて、筑波高原キャンプ場の駐車場に到着したのは6時45分、まだまだ余裕で駐車できる状況です。
車内でKeenのブーツに履き替えて出発します。
ファイントラックのノースリーブベースレイヤーの上にフォックスフアィアーのウール混の半袖シャツとアームカバー、さらにモンベルのライトシェルジャケットを着こんでちょうどいい感じです。
グローブをはめないと手が冷たい…結構冷え込んでいます。
朝早いですが、今日はトイレもオープンです。
仙郷林道からつつじが丘に向かう予定です。
湯袋峠の分岐です。
新緑のシーズンがもうそこまで来ていますね(^^♪。
要所に指導票があります。
林道脇にニリンソウが見られるようになります。まだお眠のようです(^^)/。
つつじが丘を示す道標です。「お中道めぐり」(その時の記録はこちら。)の時もこの先で護摩壇コースへ引き込まれてしまったのですが、今回もやってしまいました。
ただ、ニリンソウを見るならこのコースはお勧めです。幸い入口には進入を規制する看板の掲出もありませんので…。ただ、以前は規制されていた時期もあるようです。
ニリンソウについては解説不要かと思いますので…。
だんだんと花が開いてきましたね…。
こちらは「護摩壇」の祭壇です。
護摩壇の大岩周辺にもニリンソウが群生しています。
タチツボスミレも…。
ニリンソウは小さな可憐な花です。
こちらはニリンソウとカタクリが群生している場所です。
途中省略で女体山頂に到着です。
水たまりの薄氷が今朝の冷え込みを物語っています。
大鳥居と市営第三駐車場をズームしてみました。
こちらは男体山頂。この後向かいます。今日はいつもと順路が逆です(^^)/。
つつじが丘と霞ケ浦方面です。
今年3回目の登頂です。今日は冷え込んだ割にはあまり遠望が利かず、富士山も日光連山も見ることが叶いませんでした。
御幸ヶ原もまだ人が少ない。
ケーブルカーの筑波山頂駅は、はじめてまともに見た気がします。写真に収めたのも初めてかも…。
ケーブルカーには一度乗ったことがあるんですが…。
北筑波の山並みと八郷盆地です。
カタクリです。開いてくれそうもないですね…。
薬王院の分岐です。今日は自然研究路を一周するつもりです。
ところでこちらの道標、新しいのに変わりましたね。
自然研究路の南側にもニリンソウの小群落があります。
カタクリも。
こちらはタチツボスミレ。多分。
自然研究路から男体山をピストンしました。こちらは山頂から見下ろす大鳥居。
ブナの解説板もリニューアルされています。
自然研究路は立身石の手前が長いこと通行止めになっていたのですが、ここが崩落したんですね…。
立身石に立ち寄るのは3度目です。
筑波山中にはあちらこちらに大岩があります。不思議ですね…。
見上げる立身石。迫力があります。
解説板を読んで親鸞聖人縁の地であることにも納得ですね。
立身石を後にします。
自然研究路に戻ると右手に立身石の上の展望スポットに続く石段があります。
登ってみるとこの大展望。
宝篋山もハイカーで賑わっていることでしょう。
御幸ヶ原の女体山寄りのカタクリ群生地入口のベンチで小休止。
小腹を満たします。
女体山手前から筑波高原キャンプ場へと下ります。
この登山道沿いにはカタクリの群生地があるんです。
しかし今年は何となく今一つの感じがしました。
今朝の冷え込みのせいばかりではないようです。
ここの防火帯?の雰囲気が私は好きなんです。
ミヤマシキミです。
ゴールの筑波高原キャンプ場まで下りてきました。
八重桜が咲き始めています。
ベンチをお借りして一服してから駐車場に戻りました。
今回はカタクリとニリンソウに会えることを楽しみに訪れたのですが、ニリンソウはともかくカタクリの方は本当にダメでした。
暖かい日が続いていたのに急に冬に逆戻りでカタクリも驚いたのかも知れませんね…。
今月中に再訪するのはスケジュール上難しいので来年の楽しみに取っておこうと思います。
それから護摩壇コースについて一言。
最近、山中のあちこちに掲出されている筑波山神社クレジット入りの進入禁止看板は登り口にはありませんでしたが、つつじが丘から女体山頂へ続く稜線の登山道との合流点には設置されていました。ただ、人為的に引き裂かれたような感じに破損していました。
したがって、このコースを歩く場合は仙郷林道から護摩壇までの往復にされるのが無難かと思います。
ただ、やがてこちらも進入禁止措置が講ぜられるかも知れませんね …。
※ヤマレコの記録
筑波山にもカワイイお花が咲いているんですね!
春から初夏は山野草の花がたくさん見られます。ただ、名前が判然としないものも多いんです。