山の雑記帳

こんなザックが欲しい

高校山岳部に入部して人生で初めてテント泊まりの山行を経験しました。

当然ザックも大型のものが必要になりますが、一年生のザックは部の備品であるキスリングでした。
ところが何故か二年生の先輩(二人しかいませんでした。おまけに一人は夏合宿前に退部(‘;’))はキスリングでなく、一人がミレーの大型アタックザック、一人は背負子に蓋付きの一斗缶を括り付けさらにサブザックを載せるという個性的なスタイルを通していました。

私もこうした先輩達の姿を目の当たりにして、二年生になった時にキスリングと決別すべくカリマーの「ジョー・ブラウン」という帆布とナイロンのコンビネーションザックを購入しました。

このザックはその後社会人になるまでずっと愛用していました。残念ながら今は手元に残っていません。
ネットで検索してもなかなか赤と青のコンビネーションのジョー・ブラウンは出てこないんですよね…。(と思いきや、何気なく見ていたヤマケイ4月号(この記事を書いた後で発売)49頁にありました😁ありました😁。懐かしのジョー・ブラウンの写真が…。まさにこの写真右のモデルです…😂。)

先日、北海道の「秀岳荘」という登山用品店のホームページを見ていると帆布製のザックが目に留まりました。

容量は45ℓと十分でなかなか渋いスタイルです。
カラーはオレンジとオリーブ。私はどちらかというオレンジが好みです。
何と言っても帆布製というのがジョー・ブラウンを愛用していた私の心を鷲掴みにしました。
今時重い帆布製のザックをわざわざ選択しなくても…という声がどこからか聞こえてきそうですが、これは何としてでも購入しないとならないと思い始めています。

若い頃から山が好きで、いろいろなところに出掛けてきましたが、社会人になってからはかなりのブランクがありました。 それでも40代過ぎから自転車を始め、組み立てまで自分でこなすほどののめりこみようでしたが、現在は再び山へと回帰しています。 ただ、キャンプも好きで細君と年に数回関東甲信越のキャンプ場を訪れています。 もう還暦も過ぎたので「今のうちに行きたいところへ行っておこう」と自分に言い聞かせているのですが、ここ数年はコロナ禍で山もキャンプも自粛ムードでした。 新しいブログを出発点に野外活動を一層充実させていきたいと思っています。

2件のコメント

  • 会長

    帆布製のザック、良いですね!私は帆布の匂いが好きです。私は1974年、50年前に購入したキスリングを大事にしています。いつかキャンプに持っていきますね!

    • tatsunoko

      帆布製ザックはナイロン製ザックにはない味わいがありますね。
      私は学生時代に使っていた山道具で手元に残っているのは、何度かこのブロクで書いている皮革製登山靴くらいになってしまいました。
      でもそこは割り切って今使っている道具と新しい思い出を紡いで行こうと思っています。

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