北八ヶ岳・雨池&坪庭スノーシュー(R5.2.12)

二日目の朝となりました。
諏訪盆地側は晴れていますが、北八ヶ岳の山々はガスに覆われています。
それでもオーナー山本氏のガイドで予定どおり午前9時に「山の朝」を出発します。

ロープウエイ乗り場に行くと既に長蛇の列になっています。
山本ガイドの知り合いのスキー場スタッフが「今日は10分間隔です」と教えてくれました。
9時20分のロープウエイに無事乗車して山頂駅まで一気に上がります。
山頂駅前からちょっと進んだ平坦地でスノーシューを履いて出発準備完了です。

山本ガイドを先頭に出発…。
まずは「シラビソの森周遊コース」を回ります。
参考までにマップを貼り付けておきます。
赤線で囲ってあるのがシラビソの森周遊コースです。

コース名のとおりオオシラビソの森です。しばらくは五辻へ向かう登山道を進みます。
トレースは明瞭です。

霧氷です。空がグレーなのでわかりずらい。

五辻・麦草峠への登山道と別れてスノーシューコースへと入ります。

冬山らしい景色です。

坪庭方面も完全にガスに覆われています。
ロープウエイから雨池峠へ向かう登山道に合流します。

ガスの中から縞枯山荘が現れました。

三角屋根のどこかメルヘンチックな小屋です。チャンスがあれば泊まってみたい。

雨池峠を佐久側へと下ります。
山本ガイドのお話では雨池峠は分水嶺になっていて、この周辺に降った雨は、諏訪側は太平洋に佐久側は日本海へと流れ込むんだそうです。

佐久側に下ると時折荒船山や浅間山が姿を見せてくれたのですが、写真に捉えることができませんでした。
すれ違う登山者は12本爪アイゼン、スノーシュー、ワカン、つぼ足と様々です。
山本さんのアドバイスでは北八ヶ岳でスノーシューを楽しむ場合、パウダースノーの1月、2月はワカンよりも大きめのスノーシューが適しているということでした。
昨日のダケカンバコースの新雪は真にそんな感じでした。

林道に降り立ちました。
同宿のご夫婦ハイカーが新道経由で下りてこられたのですが、山本氏曰く「冬は旧道を使ってもらいたい」そうです。
ただ、ご夫婦曰く「入口にあった地図に旧道は破線で書かれていたのでいわゆる難路なのかと思った」とのこと。これには山本さんも「ごもっとも」と…。
そこで持ち合わていたネームペンで旧道の下に「(冬道)」と書き入れました。この作業は私がやらせてもらいました。

帰りに雨池峠側の入口の地図も補正しないといけませんね…。
さて、雨池に到着です。
八ヶ岳には何度も通っていますが、雨池の訪問は今回が初めてです。
一面の雪原となっています。思っていたよりデカい。

下の写真にも登山者が写っているのがわかるでしょうか…。

スノーシューやクロカンスキーで歩き回るには最高の場所ですね。
上の写真の豆粒のような登山者をズームするとこんな感じです。

さてランチタイムです。
「山の朝」で朝食時にテルモスに入れてもらったお湯をひと煮立ちさせて、カレーメシを作りました。

食後に空身で池の中心付近まで行ってみました。
山本ガイド撮影。

八ヶ岳ブルー現る(^^♪。

さて帰路につきましょう。

林道まで登ると雨池への下降点には立派な道標が立っています。

さて林道への下降点まで登ってきました。こちらの地図にも「(冬道)」を書き入れないと…。

細君がやらせてもらいました(^^♪。

雨池峠まで戻ってきました。
ここは風の通り道。
西風に向かって進む感じになります。

縞枯山荘まで戻ってくると多くの登山者で賑わっています。

ロープウエイ山頂駅まで直進せずに坪庭を回って帰ります。
正面に見えているのは三ッ岳です

雲が美しい。

こちらは北横岳です。北横岳は活火山で、坪庭は800年前の噴火の溶岩流で形成されたとのことです。

さあ、後はロープウエイ山頂駅まで下るだけです。

ここは風が強いので、こんな自然の造形が。

14時10分のロープウエイに乗って無事に下山しました。
宿に戻ってオーバージャケット&パンツを脱ぎ、スパッツを外して帰る準備です。

山本オーナー夫妻にご挨拶して「ペンション山の朝」を後にしました。
信州割スペシャルのクーポン2,000円分を使うためロープウエイ山麓駅の売店に立ち寄ってお土産を買い求め、その後佐久市の布施温泉で汗を流して早めの夕食を済ませて帰路につきました。
上信越道は藤岡JCT手前までは順調でしたが、その後は関越道と圏央道の渋滞の影響を受け、家に到着したのは21時半でした(‘;’)。

今回は、スノーシュー三昧の二日間で、昨日も今日も昨年4月の栂池自然園以来のスノーシューを存分に楽しむことができました。
また、「ペンション山の朝」は昨日の記事でも書いたように非常にアットホームな居心地の良い宿でした。
何よりもオーナー夫妻の人柄が最高で是非再訪したい宿の一つに仲間入りです。

※ヤマレコの記録

投稿者:

tatsunoko

若い頃から山が好きで、いろいろなところに出掛けてきましたが、社会人になってからはかなりのブランクがありました。 それでも40代過ぎから自転車を始め、組み立てまで自分でこなすほどののめりこみようでしたが、現在は再び山へと回帰しています。 ただ、キャンプも好きで細君と年に数回関東甲信越のキャンプ場を訪れています。 もう還暦も過ぎたので「今のうちに行きたいところへ行っておこう」と自分に言い聞かせているのですが、ここ数年はコロナ禍で山もキャンプも自粛ムードでした。 新しいブログを出発点に野外活動を一層充実させていきたいと思っています。

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