上高地,  山歩きの記録

晩秋の上高地遊山①(R4.11.4)

今年二回目(前回の記録はこちら)の上高地を、秋も深まった11月4日~5日の一泊二日の日程で訪問しました。
前日松本市内のホテルに投宿した我々は、ホテルで朝食を済ませてからチェックアウトし、小一時間のドライブを経て沢渡大橋近くのひぐちドライブインに駐車しました。

身支度をして9時3分のシャトルバスに乗り・・・

大正池で下車します。
参考ですが、大正池の公衆トイレは未だに周辺整備工事を行っていて、大正池湖畔に降りてしまうと直接行くことができません。
池畔に降りる前にトイレは済ませましょう(^^)/。
ちなみに次々に観光バスがやってきて、ハイカーや観光客を降ろして行きます。
外国人の姿が際立って多いように感じました。

焼岳の眺望はまずまずです。

天気予報では午後から徐々に回復傾向とのことですが、今のところは完全に曇天です。

でかいザックを背負ってますが、ほぼ二人分の装備品が詰まっているからです。

カモのつがいが一心に毛づくろい中です。

天気は曇天でも水の美しさが良くわかります。

カラマツの黄葉が素晴らしい。

今日は11月4日なのでしばらくクマの目撃情報はないようですね・・・。

白樺の美林です。

田代湿原に到着です。穂高連峰は全く見えません。

それでも田代池はやはり美しい。

岳沢湿原に次いで我々夫婦のお気に入りポイントです。

こんなドライフラワーが。花の名前は残念ながらわかりません。どなたかご教示を・・・。

田代湿原を出る頃から雨が落ちて来ました。慌てて折りたたみ傘を出します。
田代橋までは川沿いの遊歩道を辿ります。
梓川のエメラルドグリーンが何とも綺麗です。

結構な雨です。ほんとに天気は回復するのでしょうか(-_-)。

カラマツの落葉が美しい。

途中、上高地帝国ホテルに寄り道します。
細君が帝国ホテルのオリジナルチョコレートを買い求めようとしたのですが、今シーズンは完売ということでした。残念・・・。
帝国ホテルの内部に初めて足を踏み入れましたが、やはり高級感が漂っていました。

梓川沿いのカラマツ林は植林の模様ですが、整然としていて美しさは格別ですね。

雨は降ったり止んだりの繰り返しです。

河童橋に到着しました。穂高は残念ながら雲の中です。

今宵の宿のこちらのホテルに荷物を預かってもらうために立ち寄りました。

レストランでコーヒーブレイクとします。

こちらは「ジャンボモンブラン」。

こちらは「アップルパイ」。
どちらも美味しくいただきました。

お昼ご飯は嘉門次小屋まで我慢することにします。
ホテルのロビーをお借りして、明神までのハイキングに必要なものだけサブザックに入れ、大型ザックはホテルに預けます。
また、雨衣のズボンを履きました。これは防寒の観点からも正解でした。
さて、明神目指して梓川右岸遊歩道を辿ります。
こちらは岳沢の眺め。

好ましい景観が広がります。ただ、何となくクマが出そうな感じも・・・。

イチイの巨木です。昨年、写真を西糸屋のご主人に見てもらって樹の名前を教えてもらいました。

岳沢湿原の一角です。

岳沢湿原に到着です。

大正池は立ち枯れの樹の数が年々減ってしまっていますが、こちらはまだまだです。

カモ君が遊泳中です。

陽が射し込むと美しさを増すんですが・・・今日は残念です。

何度訪れても感動します。

さて岳沢分岐を過ぎて直進です。

途中の木橋から岳沢湿原を見通します。

秋の名残り。

こんな天気なので行き交うハイカーは少なめでしょうか・・・。

対岸の美しいカラマツに目を惹かれます。

そうこうするうちに穂高神社奥宮に到着です。

小一時間歩いてお腹が空いたので参拝前にお昼にします。

今日はこちらを・・・。名物のイワナの塩焼きはホテルの夕食に出されるのではないかと思い遠慮しましたが→ホテルの夕食には出てきませんでした(-_-)。

社務所で参拝料500円を納めて明神池へ。

明神池にはいつもと同様に静寂な空間が広がっています。

カラマツの黄葉以外の紅葉は既に終わってしまっているようです。

神域に相応しい景観です。

少々青空がのぞいています。

期待できるか・・・。ただ、雨も落ちています。

雲はどうやら雪雲のようです。雨も冷たく気温を下げているような気がします。

参拝を済ませて社務所横のトイレをお借りします。
6月に来た際も左側の女性トイレは故障中だったと記憶していますが、あれからずっと直ってないんでしょうか。
ちなみに管理は穂高神社がされているようです。

河童橋には左岸遊歩道を辿って帰ることとします。
梓川河畔に出てみるとここにも青空が・・・。

明神館は昨日11月3日でクローズとなりました。明神館前にある公衆トイレも閉鎖となっています。

左岸遊歩道から見た明神岳です。

思わず目を奪われる苔の群生。

小梨平キャンプ場です。生憎の天気ですが、テントは10張ほどありました。

岳沢小屋も11月3日でクローズとなったはずです。

この頃には雨は上がりましたが、穂高の稜線は雲の中です。

その後ホテルに帰還し、無事にチェックインしました。
こちらはホテルの自室から見た明神岳です。居ながらにしてこの絶景です(^^♪。

こちらは吊尾根方面です。
とっぷりと日が暮れてから岳沢小屋の灯が見えました。
自宅に帰ってから岳沢小屋のブログで確認したところ、11月3日に今シーズンの営業を終了し、スタッフは11月5日に山を下りたそうです。
ですので4日の夜はまだスタッフが小屋で残務処理をされていたんでしょうね・・・。

17時近くになって明神の山肌を夕日が照らしていました。
今宵は19時半からホテル専属ガイドの主催するナイトウォークに参加します。
何とか晴れて欲しいところです。

ナイトウォーク参加のため夕食は17時半スタートとなりました。

こちらがディナーメニューとなります。以下料理の写真を順番に掲載しておきます。
いずれも大変美味しくいただきました。

以上でディナーは終了です。
19時半からのナイトウォークスタート時には天気は明らかに回復していました。
十一夜?の月が穂高連峰を明るく照らして、それはそれは素晴らしいものでした。
また、ガイド氏の星座解説も丁寧で、星座の名前のいくつかは記憶にとどめることができたように思います。
山好き(山屋)は遠くに見える山の名前を知りたがります。星座好きが夜空に広がる天体の名称を知りたがり、覚えたがるのはこの山屋の欲求に相通ずるものがあるのではないでしょうか・・・。

おおむね1時間15分程度のナイトウォークは色々と得るものも多く、参加して大正解でした。

ナイトウォーク後は入浴を済ませ若干のアルコールを補給して床に入りました。

第一日目はこれにて終了です。お疲れ様でした。

※今日のヤマレコ

若い頃から山が好きで、いろいろなところに出掛けてきましたが、社会人になってからはかなりのブランクがありました。 それでも40代過ぎから自転車を始め、組み立てまで自分でこなすほどののめりこみようでしたが、現在は再び山へと回帰しています。 ただ、キャンプも好きで細君と年に数回関東甲信越のキャンプ場を訪れています。 もう還暦も過ぎたので「今のうちに行きたいところへ行っておこう」と自分に言い聞かせているのですが、ここ数年はコロナ禍で山もキャンプも自粛ムードでした。 新しいブログを出発点に野外活動を一層充実させていきたいと思っています。

2件のコメント

    • tatsunoko

      上高地は年に一度は訪れたい素晴らしい場所です。季節を変えて何度も訪れて初めてその良さがわかるかと…。
      冬の上高地はすっかり御無沙汰なので、今冬は是非実現したいところです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です