山の天場代
Twitterでフォローしている山の先達が「昨今の天場代の高騰で、学生達が長期山に入るのには天場代だけで相応の支出を伴うので結構厳しいのではないか・・・学割なんてものがあってもいいかもしれない。」という趣旨のつぶやきをされていました。
ごもっともかと・・・。私の高校時代の夏合宿は1週間、大学は3週間というのが相場でした。天場代一泊1,000円と見積もっても7,000円から21,000円の出費に・・・。実際には一泊1,500円から2,000円するところもあるようですので学生の懐には厳しい・・・
学割には私も賛成です。
ちなみに私の学生時代の天場代が幾らくらいだったかと言いますと・・・手元の山行記録に2枚だけ領収書が貼付されていました。
1枚目はこちらです。
昭和51年3月、高校1年の春休み(試験休みというのがあった・・・)に山岳部の相棒のO君と雁坂峠から甲武信岳に登り十文字峠から梓山に下山する2泊3日の個人山行の初日に雁坂小屋の天場に泊まった時のもの。一人100円でした・・・(^^)/。
2枚目はこちらです。
こちらは同じ年の8月の夏合宿の時のものです。
南ア南部を縦走する5泊6日(予備日1日)の合宿は初日がウソッコ沢小屋泊まり、二日目、三日目が聖平小屋泊まり(悪天で一日停滞)、四日目が百閒洞露営地泊まりで、悪天候のため翌日、当初予定の荒川三山を諦めて北又渡から本谷口へと下山しました。
写真にあるとおり、天場代は一人50円と激安で、当時の山行ノートに「南ア北部に比べて安い」と記載しています。前年の夏合宿は三伏峠から広河原までの南ア北部縦走で、天場代が一人100円だったと記憶していたからだと思います。
現在では、コロナの影響もあり、山小屋泊まりの料金体系が見直される中で、天場代の見直しも行われているわけで、私自身は止むを得ないものだと思っています。
ただ、多くの学生諸君が長い夏休みに長期入山することを応援するためには、何か工夫があってもいいのかもしれませんね。
2件のコメント
会長
昭和51年4月、私は大学1年になりキャンプ、キャンプ、キャンプ の生活でした。その頃の天場代はすごく安かったのですね。
tatsunoko
隔世の感があります。
何をするにも意欲的だったあの頃は良かった。
もう戻れませんが…。